キップ・デュロン[1](Kyp Durron)はニュー・ジェダイ・オーダーのジェダイ・マスターで、新共和国の英雄。人間の男性。長年ケッセルのスパイス鉱山で働かされていたが、ハン・ソロとチューバッカの助けで惑星を脱出した。フォースの能力に恵まれていたため、ルーク・スカイウォーカーのジェダイ・プラキシウムに加わった。
デュロンはプラキシウムの中でも優秀な生徒だったが、その性急な性格が災いし、古代のシスの暗黒卿エグザ・キューンの影響を受けてしまう。キューンに精神を制御されたデュロンは、超兵器サン・クラッシャーを惑星カリダへ向け、虐殺を行った。だが、エグザ・キューンの魂はプラキシウムのほかの生徒たちによって滅ぼされ、デュロンも無事に解放された。
ユージャン・ヴォング戦争ではジェダイ・オーダーの方針についてルーク・スカイウォーカーと立場が対立したが、彼はこの戦争でジェダイ・マスターに昇格している。デュロンは自分のスターファイター中隊、キップス・ダズンを率いてユージャン・ヴォングに積極的攻撃を行った。彼は終戦に向け設立されたジェダイ最高評議会のメンバーに加わる。またキリック戦争においても、彼はジェダイの一派を率い、自分たちが銀河同盟の言いなりではいけないと主張した。
参考資料
脚注
- ↑ カタカナ表記は『スター・ウォーズ 全史』に基づく。