34 ABYに発生したクレイトの戦いの後、ファースト・オーダーはウーキーの母星である惑星キャッシークの封鎖を行った。レジスタンスのメンバーであるチューバッカたちはYT-1300軽貨物船<ミレニアム・ファルコン>でキャッシークに駆け付け、ブラック・フォレストで捕虜にされていたウーキーたちを解放したが、戦いはその後も続いた。
背景[]
レジスタンスはクレイトの戦いでファースト・オーダーに敗北し、生存者たちはYT-1300軽貨物船<ミレニアム・ファルコン>で惑星クレイトから脱出した。[6] その後、レジスタンスはレイア・オーガナ将軍のもと再結成を果たし、新たな兵士たちを仲間に加えていった。[7] ウーキーの母星であるキャッシークがファースト・オーダー軍によって封鎖された際、チューバッカが操縦する<ミレニアム・ファルコン>が現地へ派遣された。[3]
戦闘[]
封鎖突破[]
チューバッカやナイン・ナン、歴史家のボーモント・キン、ポーグのターバスたちを乗せてキャッシーク星系に到着した<ミレニアム・ファルコン>は、惑星の上空でTIE/foスターファイターに迎撃された。チューバッカとナンが軽貨物船を操縦する間、キンはT-70 Xウイング・スターファイターで支援を行うレジスタンス・パイロットのダズ・クラノと通信機で会話した。キンがキャッシークの封鎖や歴史について語り始めたため、クラノは無駄話をやめて<ファルコン>の進入経路を自分の航法コンピューターに送るようキンをたしなめた。[3]
<ファルコン>とクラノのXウイングは複数のTIEファイターを破壊してキャッシークの大気圏にたどり着き、ブラック・フォレストの付近に着陸した。その際、現地のウーキーにとどめを刺そうとしていた2名のストームトルーパーが<ファルコン>の出現に気づいて降伏した。チューバッカは現地のウーキーとシリウーク語で会話すると、怒った様子でターバスと一緒にブラック・フォレストに突入していった。キンとクラノは事情が呑み込めないまま後を追ったが、すぐにチューバッカを見失ってしまった。一方、チューバッカは森の中でトレッドスピーダー・ドライバーCR-1521とFL-6198が会話しているのを見つけ、2人の頭をぶつけて気絶させた。するとオミクロン部隊のストームトルーパー・コマンダーが現れ、部下とともに銃撃を開始した。流れ弾が125-Zトレッドスピーダー・バイクに当たって爆発が起きた際、チューバッカは近くの茂みに吹っ飛ばされた。彼はそのままターバスを抱えて草むらの陰に身を隠した。[3]
チューバッカ捜索[]
ブラック・フォレストの端では、ボーモント・キンとダズ・クラノがナイン・ナンたちと再合流し、チューバッカを探す方法を話し合った。キンやナンをはじめとするレジスタンス・トルーパーたちは緑のポンチョを着込み、森林での戦いに備えた。クラノはエレクトロバイノキュラーで森を見渡し、ファースト・オーダーの封鎖が続いているせいでレジスタンスの援軍到着は期待できないため、チューバッカは自分たちで見つけるしかないと語った。[4]
一方、ブラック・フォレストの奥深くでは、チューバッカが引き続きストームトルーパーの捜索隊から身を隠そうとしていたが、ターバスが木の枝を踏んでしまい、ストームトルーパー・コマンダーとSN-1208の注意を引いてしまった。トルーパーたちは音がした草むらに突撃したが、チューバッカは間一髪で再び姿を隠した。しかし今度はターバスが鳴き声をあげてしまい、チューバッカはトルーパーやトレッドスピーダー・バイクに再発見された。チューバッカはターバスを抱えて攻撃をかわし、バイクに飛び乗ってドライバーを操縦席から払い落とした。すぐに別のトレッドスピーダーが現れたため、チューバッカは奪ったバイクを新たな敵に衝突させ、2台とも破壊した。その後もターバスが鳴き続けたため、チューバッカは怒って唸り声を出した。[4]
一方、ダズ・クラノはXウイングに雌のポーグを乗せて上空からチューバッカを探し、地上ではキンとナン、レジスタンスの兵士、ウーキーたちが捜索活動を行った。彼らはチューバッカが戦闘中に落としたボウキャスターを見つけ、回収した。その頃、瓦礫の下に身を潜めていたチューバッカは、ターバスと一緒にロシュア・ツリーを登り、少し離れた場所でストームトルーパーが捕虜のウーキーをクサイ級軽シャトルへ連行しているのを見つけた。また彼はクラノのXウイングが付近を飛んでいることに気づき、木の上から合図を送ったが、見つけてもらえなかった。代わりにストームトルーパーに気づかれてしまったが、チューバッカはすぐさま飛び降りてSN-1208たちを圧倒し、樹木に縛り付けた。[4]
捕虜の解放[]
チューバッカのいる場所を一度は飛び去ってしまったクラノだったが、コックピットに乗り込んだポーグが何かを見つけて騒ぎだしたため、セクター5まで引き返すことにした。地上にいるキンはクラノの判断に反対だったが、結局はナイン・ナインや他の仲間たちと一緒にクラノに続いた。一方、ウーキーの囚人たちが閉じ込められているファースト・オーダーの野営地では、ストームトルーパー・コマンダーがSN-1208からの連絡が途絶えたことを不審に思い、2人のトルーパーに捜索を命じた。しかしBT-9093とその同僚は、森の中でターバスと遭遇し、そのままチューバッカの罠に誘い込まれて川に落とされてしまった。その後もターバスとチューバッカはストームトルーパーやトレッドスピーダー・ドライバーを一人また一人と罠へ誘い込み、見張りの数を減らしていった。[5]
しびれを切らしたコマンダーは、残っているトルーパーに野営地の防衛線を固めるよう命じた。その直後、野営地の警報装置が鳴り響き、トルーパーたちは草むらに姿を現したターバスが原因ではないかと考えた。しかしコマンダーは他に犯人がいると見抜き、こっそりとウーキーの拘束施設に近づいていたチューバッカを発見した。コマンダーはチューバッカに降伏を命じ、ジャビームの鉱業施設送りにしてやると告げたが、次の瞬間ターバスが拘束施設の動力ケーブルを噛みちぎり、閉じ込められていたウーキーたちを解放した。ストームトルーパーたちは自由になったウーキーと、駆け付けたレジスタンスの兵士によって圧倒され、コマンダーは撤退を試みたが失敗した。野営地での戦闘がレジスタンスの勝利に終わった後、クラノと雌のポーグも地上に降り、仲間たちとの再会を喜んだ。しかしその後も、キャッシークの他の場所でファースト・オーダーとの戦いは続いた。[5]
制作の舞台裏[]
ファースト・オーダーによるキャッシーク封鎖は、2019年10月30日に IDWパブリッシングから発売された「スター・ウォーズ アドベンチャーズ 27」収録のコミック『キャッシークの亡霊 パート1』(ジョン・バーバー作、デレク・チャーム画)で初めて描かれた。本作や[3] その続編である『パート2』および『パート3』では、チューバッカたちの活躍を中心に、キャッシーク封鎖中に発生した局所的な戦闘が描かれており、戦い全体の展開や結末は不明である。[4][5]
登場作品[]
- キャッシークの亡霊 パート1—アドベンチャーズ(2017) 27 (初登場)
- キャッシークの亡霊 パート2—アドベンチャーズ(2017) 28
- キャッシークの亡霊 パート3—アドベンチャーズ(2017) 29
参考資料[]
- Star Wars Adventures #27 Gives the Mighty Chewbacca a Wookiee Welcome – Exclusive - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 スター・ウォーズ:去りし日の希望
- ↑ Choose Your Destiny: A Finn & Poe Adventure
- ↑ 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 3.11 3.12 3.13 3.14 3.15 3.16 3.17 3.18 3.19 3.20 3.21 3.22 3.23 3.24 3.25 3.26 キャッシークの亡霊 パート1—アドベンチャーズ(2017) 27
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 4.7 4.8 キャッシークの亡霊 パート2—アドベンチャーズ(2017) 28
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 キャッシークの亡霊 パート3—アドベンチャーズ(2017) 29
- ↑ スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ
- ↑ スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け ビジュアル・ディクショナリー&クロスセクション
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[Source] |