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「もう戦う気分じゃないの。特に地方の軍将とはね」
「相手は地方の軍将じゃない。帝国の人間だ」
「乗った」
―キャラ・デューンと“マンダロリアン[出典]

キャラシンシア・“キャラ”・デューン(Carasynthia "Cara" Dune)は惑星オルデラン出身の人間女性で、共和国再建のための同盟および新共和国兵士傭兵保安官。彼女は反乱同盟や新共和国のショック・トルーパーとして銀河内戦に参加し、銀河帝国と戦った。しかしエンドアの戦い以降、代表団の護衛や暴動鎮圧といった任務ばかりを任されるようになると、デューンは本人言うところの“早期退職”を決意し、軍隊の規律を捨てて傭兵となった。それ以来、彼女は捕まれば終身刑に値する悪事をいくつもこなし、逃亡生活を送るようになった。

9 ABY当時、追手を逃れて辺境の星ソーガンに落ち着いていたデューンは、“マンダロリアン”という通称で知られる賞金稼ぎディン・ジャリンと出会った。高額の賞金首であるエイリアンの赤ん坊グローグーを保護していたジャリンは、安全な隠れ家を手に入れるためクリル農民の用心棒の仕事を引き受けることに決め、デューンにも話を持ちかけた。デューンとジャリンはクラトゥイニアン略奪者を撃退すべく、農村に暮らす部族に戦い方を訓練した。彼女たちはAT-STレイダーをなんとか罠にかけてクラトゥイニアンの略奪者を倒し、農村に平和を取り戻すことに成功した。

のちにデューンはジャリンの頼みを引き受け、クイールIG-11といった仲間たちとともに、ジャリンがグローグーをめぐる因縁に決着をつける手伝いをすることになった。彼女たちは賞金稼ぎギルドエージェントであるグリーフ・カルガとも力を合わせ、惑星ネヴァロモフギデオン率いる帝国軍残存勢力と戦った。戦いをなんとか生き延びた後、デューンはジャリンやグローグーと別れ、ネヴァロの保安官となった。ジャリンがネヴァロを再訪した際、デューン保安官とカルガ監督官は彼の助けを借りてネヴァロの最後の帝国軍基地襲撃し、破壊した。この任務の後、デューンはカーソン・テヴァから新共和国保安官のバッジを与えられた。モフ・ギデオンにさらわれたグローグーを救出するため再びジャリンに力を貸した後、デューンは新共和国軍特殊部隊に引き抜かれ、ネヴァロを去った。

経歴[]

早期退職[]

「エンドアの後は仕事のほとんどが残党の始末だった。大半が元帝国の軍将ね。素早く隠密にやるよう指示されて、ドロップシップで送りこまれたの。援軍も無く、我々だけで。帝国軍が消えた後は政治闘争が始まった。私たち平和の守護者は、代表団を警護し、暴動を鎮めた。そんなことがしたかったわけじゃないのにね」
―キャラ・デューン[出典]

キャラシンシア・デューン、通称キャラ・デューンは[1] コア・ワールド惑星[6] オルデランに生まれた。銀河内戦時代、彼女は共和国再建のための同盟に仕えるショック・トルーパーとして銀河帝国と戦った。[1] 4 ABYに発生した[7] エンドアの戦い以降も[4]、彼女は新共和国の一員として[1] 引き続き戦い続けたが、その仕事の大半は、軍将となった元帝国軍将校たちの残党狩りだった。デューンたちショック・トルーパーはこうした任務でドロップシップに乗り込み、孤立無援で送り出された。やがて帝国との戦争よりも政治問題が重要な時代が訪れると、デューンたちは平和の守護者として代表団を護衛したり、暴動鎮圧の任務に就くようになった。こうした任務を望んでいなかったデューンは、自身が言うところの“早期退職”を果たした。[4] 軍隊の規律を捨てた彼女は、傭兵として新たなスタートを切った。[2] それ以来デューンは多くの仕事をこなしたが、そのほとんどが捕まった場合終身刑に値するほどの悪事だった。そのため彼女は新共和国当局にチェーン・コードを調べられるリスクを犯すこともできなくなり、刑務所暮らしを恐れて逃亡生活を送った。[8]

マンダロリアンとの出会い[]

「なぜここに流れ着いた?」
「いわゆる早期退職ってやつ」
―“マンダロリアン”とキャラ・デューン[出典]
Cara Dune vs Mando

キャラ・デューンとマンダロリアン

9 ABY当時、キャラ・デューンは追手から逃れるためソーガンと呼ばれる辺境の惑星に身を落ち着けていた。ある日、彼女はソーガンの寄合所で、“マンダロリアン”という通称で知られる賞金稼ぎディン・ジャリンと遭遇した。エイリアンの幼児“ザ・チャイルド”を巡って賞金稼ぎギルドトラブルを起こしたマンダロリアンもまた、安全な隠れ家を探していたのである。デューンはマンダロリアンが自分を追ってきた刺客だと思い込み、彼を酒場の外に誘い出して接近戦に臨んだ。格闘では決着がつかず、ふたりはもつれ合って互いにブラスター・ピストルを抜いたが、ザ・チャイルドが骨スープを飲みながらこちらを見ていることに気づくと、戦うのをやめた。その後デューンはマンダロリアンに誘われて寄合所でスープを飲みながら、自分の経歴を話した。互いに敵対関係ではないことを確認した上で、デューンはソーガンを先に隠れ家に選んだのは自分だと念を押し、マンダロリアンと別れた。[4]

農村の用心棒[]

「あの綺麗で若い未亡人と一緒に住んで、ここでスポチュカ飲みながら子育てしたら?」
―“マンダロリアン”に対し、キャラ・デューン[出典]
Cara Dune and farmers

村人たちに転居を促すデューン

同じ日の夜、ジャリンが再びデューンのもとを訪れ、クリル農民から受け取ったクレジットを投げ渡し、クラトゥイニアン略奪者から農村を守る用心棒の仕事に彼女を誘った。デューンは報酬が少ないことを指摘しつつも、安全な隠れ家が見つかるかもしれないというジャリンの言葉を聞き、仕事を引き受けることに決めた。2人の傭兵は農民キャベンストークの荷車に乗り、一晩かけての中にある農村へ旅した。ジャリンは元ショック・トルーパーの手に負えないほどの強敵が森に潜んでいるはずがないと考えていたが、村に到着して農民たちの歓迎を受けた後、付近の森に残された足跡を調査した2人は、敵がAT-STウォーカーを所有していることを突き止めた。[4]

帝国のAT-STによって味方が大勢殺されるのを目撃した経験があるデューンは、2人だけで村を守るのは無理だと判断し、村人たちに転居を勧めた。しかしクリル農民たちは何代もかけて作った池を捨てることができず、傭兵に戦い方を教えてくれと頼んだ。デューンとジャリンは仕方なく彼らを訓練することに決め、AT-STウォーカーを罠にかける作戦を立てた。村人たちは農村をバリケードで囲い、デューンは村人たちに接近戦の稽古を、ジャリンはブラスターの訓練を積ませた。戦いの準備が整うと、デューンとジャリンはAT-STを誘い出すめ、夜中にクラトゥイニアン・ウィキアップに奇襲をかけた。貯蔵庫のテントに爆弾を仕掛けた後、2人はクラトゥイニアンたちに見つかって乱闘になったが、なんとか爆弾が爆発する前にテントから飛び出した。作戦はうまくいき、デューンとジャリンはAT-STに追われながら農村のバリケードまで退却した。[4]

TheMandalorianChapter4

略奪者の拠点で戦うキャラ・デューン

しかしAT-STは村人たちが池に掘った落とし穴の手前で停止し、クラトゥイニアンの歩兵との戦いが始まった。AT-STのブラスター砲を止めなければ勝ち目はないと判断したデューンは、ジャリンのアンバン・フェーズ=パルス・ブラスターを借りて最前線に飛び出し、池の中からウォーカーを狙撃した。数発の狙撃のすえ、デューンが見事にAT-STを転倒させると、ジャリンが素早く爆弾を機内に放り込み、敵の最大の戦力を破壊した。まもなく略奪者のリーダーもキャベンとストークによって倒され、敵の残党は一目散に退却していった。[4]

村に平和が戻った後、デューンは村人のオメラから飲み物を受け取り、ザ・チャイルドが村の子どもたちと遊ぶ様子をジャリンと一緒に見守った。デューンはジャリンに、マンダロリアンの伝統など捨ててヘルメットを脱ぎ、未亡人であるオメラと一緒に村に住んで、スポチュカでも飲みながらザ・チャイルドを育てたらどうかと提案した。しかしジャリンはザ・チャイルドだけ村に残してソーガンを離れるつもりだと答えた。それからしばらくして、デューンはクバーズの賞金稼ぎスナイパー・ライフルで村を狙っていることに気づき、この男を背後から撃ち殺した。クバーズトラッキング・フォブを所持しており、狙いはザ・チャイルドであることが判明した。結局、ジャリンはザ・チャイルドを連れて村を去ることに決め、デューンに別れを告げた。[4]

新しい仕事[]

「彼女はノラの細胞貯蔵室で飼育されたみたいだな」
―キャラ・デューンの外見について、クイール[出典]
Cara vs Zabrak

ザブラクと戦うキャラ・デューン

ある日、デューンはソーガンの寄合所で、ザブラク闘士賭け試合の殴り合いを繰り広げた。彼女は互いの腰をつなぐエネルギーのケーブルを駆使してザブラクを倒し、見物客たちからを受け取った。その直後、ディン・ジャリンが再びこの寄合所に姿を表し、彼女に新しい仕事の話を持ちかけた。ジャリンはザ・チャイルドをめぐる因縁に決着をつけたいと考えており、ザ・チャイルドに高額の賞金をかけている帝国軍残存勢力の“クライアント”を惑星ネヴァロで殺すため、一緒に戦ってくれる仲間を探していたのである。新共和国に捕まることを恐れているデューンは、地方の軍将との戦いはこりごりだと断ろうとしたが、相手が帝国の残党であることを知ると気が変わり、仕事を引き受けることにした。[8]

デューンはジャリンのガンシップレイザー・クレスト>でソーガンを発ち、賞金稼ぎの武器のコレクションを物色しながら、さらに詳しい説明を受けた。今回の任務は、賞金稼ぎギルドのグリーフ・カルガからの依頼が発端となっていたが、ジャリンは過去にカルガと一悶着あったことを明かし、信用できない人物だと教えた。ザ・チャイルドのせいで<クレスト>が事故を起こしかけたことを踏まえ、デューンはこの赤ん坊の面倒を見る人物を探すべきだと提案し、ジャリンは知り合いのアグノートクイールを頼って惑星アーヴァラ7に針路をとった。クイールの農場に到着した後、デューンとジャリンはクイールに仕えるアサシン・ドロイドIG-11を警戒したが、このIGユニット護衛者として再プログラムされていた。クイールは子守用にプログラムしたIG-11と、3匹のブラーグも一緒に連れて行くという条件で、ジャリンの旅を手伝うことに同意した。ネヴァロへ航行中、ザ・チャイルドはジャリンと腕相撲しているデューンを敵と誤解し、フォースで彼女の首を絞めた。ジャリンがザ・チャイルドを止めたため助かったものの、殺されかけて気が立ったデューンは、かつて帝国の奴隷だったクイールの過去に触れ、やや険悪な雰囲気になってしまった。[8]

Kuiil Mando Cara

ネヴァロに到着した一行

ネヴァロに到着すると、デューンとジャリン、クイールはブラーグに乗って平原に降り、3人の賞金稼ぎを引き連れたグリーフ・カルガと対面した。カルガがザ・チャイルドを確認した後、一行はネヴァロ・シティを目指して溶岩地帯を進んだ。夜になって野宿をしていた時、彼女たちはネヴァロ・レプタヴィアンの襲撃に遭い、1人の賞金稼ぎが獣に連れ去られ、ブラーグ2匹が死亡し、カルガが負傷した。カルガは噛まれてが回っていたが、ザ・チャイルドがフォースを使って彼を治癒し、デューンたちを驚かせた。翌日、街の近くに到着すると、カルガは残りの2人の手下を始末した。彼はジャリンたちを裏切る計画を立てていたが、昨晩のことがあって心変わりしたのだった。[8]

デューンはカルガをこの場で始末するべきだと考えたが、カルガは帝国のクライアントを殺さなければザ・チャイルドの身が危険であることに変わりは無いと主張し、ジャリンもこれに同意した。ジャリンはギルドに捕まったふりをしてクライアントに近づく作戦を立て、デューンも仕方なく彼らに同行することに決めた。ザ・チャイルドを連れて<クレスト>に戻るクイールと別れた後、デューンたちはスカウト・トルーパー[8] AP-1982JS-1975[9] の検問を通過し、酒場でクライアントと対面した。デューンはあらかじめ聞いていたよりも多くのストームトルーパーがクライアントの護衛についていることに驚いたが、ジャリンが行動を起こすよりも先に、外にいるデス・トルーパー部隊が窓から一斉射撃を行い、同じ帝国の仲間であるはずのクライアントとその護衛を皆殺しにした。銃撃がやみ、デューンたちが外を見るとそこには何十人というトルーパーが集結しており、指導者であるモフギデオンアウトランドTIEファイターに乗って姿を現した。[8]

帝国の残党[]

「あたしは元反乱軍ショック・トルーパーだ。マインド・フレイヤーにかけられる」
「あの話は嘘だ。戦時中のプロパガンダに過ぎん」
―キャラ・デューンとグリーフ・カルガ[出典]
TheMandalorianChapter8

ギデオンの部隊に追い詰められたジャリンとデューン

カンティーナの中に閉じ込められたデューンたちは、下水道の中にあるマンダロリアンのアジトに行けば仲間が助けてくれるというジャリンの提案に従い、下水道へ続く鉄格子を破壊しようとした。デューンたちが逃げ道を作るため苦心していることに気づいたギデオンは、自分の部下がEウェブ重連射式ブラスター砲を組み立て終えたことを知らせ、彼女たちに降伏を求めた。またギデオンはデューンやジャリンの名前を本名で呼び、彼女たちの素性をすべて把握していることを仄めかした。ギデオンは自分が約束を守る保証はできないとしつつも、今は利益のために協力したいと呼びかけ、日没までに答えを出すよう告げた。グリーフはギデオンの提案に乗るべきだと訴えたが、元反乱軍であるデューンはマインド・フレイヤーにかけられることを恐れて反対した。[1]

一方、クイールはスカウト・トルーパーによって殺されたが、ザ・チャイルドはIG-11に保護された。IG-11は74-Zスピーダー・バイクに乗って街に戻り、カンティーナの外に集結していたトルーパーたちに奇襲を仕掛けた。ジャリンとカルガはこの混乱に乗じて外に飛び出し、デューンは建物の中から連射式ブラスターを使って2人を援護した。ジャリンがEウェブを奪取したため戦況は一時的に好転したが、C-25破砕性グレネードを使ってドアを破ったデス・トルーパーたちがカンティーナに入り込んできたため、デューンは援護射撃を続けられなくなった。しかし彼女はなんとかトルーパーを倒し、爆風によって倒れたジャリンを建物の中に引きずり込んだ。デューンはジャリンが頭からを流していることに気づいてヘルメットをとろうとしたが、彼はあくまでマンダロリアンの教義に固執し、デューンにミソソーネックレスを手渡して、自分を置いて逃げるよう告げた。間もなく、インシネレーター・トルーパー火炎放射器で建物の中を焼き払おうとしたが、ザ・チャイルドがフォースでを作り、デューンたちの命を救った。[1]

The mandalorian Farewell

マンダロリアンとの別れ

デューンとカルガはザ・チャイルドを連れて先に下水道へ逃れ、間もなくジャリンも、IG-11(ドロイドであるため素顔を見られては行けない相手に該当しなかった)による治療を受けた後に合流した。彼女たちはジャリンの案内でマンダロリアンの隠れ家にたどりついたが、そこには帝国軍の攻撃によって持ち主を失ったマンダロリアン・アーマーが山積みにされており、ジャリンの同胞は“アーマラー”以外誰も残っていなかった。アーマラーはジャリンに氏族を与え、ザ・チャイルドの面倒を見るのは彼の役目だと告げると、下水道から溶岩地帯へ抜ける方法を一行に教えた。アーマラーと別れた一行は溶岩の川を見つけ、改造フェリー・ドロイド[1] MA-13[10] が操縦するキールボートで出口を目指した。[1]

溶岩のの出口はストームトルーパーによって塞がれていたが、IG-11はザ・チャイルドの保護というプログラムを達成するため、敵を巻き込んで自爆装置を起動させた。ボートが出口にたどり着いたとき、ストームトルーパーはすでに爆発で全滅していたが、モフ・ギデオンが操縦するTIEファイターが上空からボートを銃撃した。デューンたちの手持ちの武器ではファイターに歯が立たなかったが、ジャリンはアーマラーから受け取ったジェットパックでTIEを追跡し、墜落させることに成功した。戦いが終わった後、デューンはネヴァロに留まるつもりだとジャリンに告げ、カルガも彼女を歓迎した。デューンはチェーン・コードの手続き上の問題を心配していたが、カルガは自分の用心棒になれば何も心配する必要はないと請け合った。デューンはザ・チャイルドの面倒を見るよう告げてジャリンと別れ、ネヴァロから飛び去っていく<レイザー・クレスト>をカルガと一緒に見送った。[1]

人物[]

Cara Dune Cantina The Mandalorian

キャラ・デューン

キャラ・デューンは銀河内戦を生き抜いたベテランの兵士であり、かつては反乱軍の大義のもとで戦った。[2] 銀河帝国によって破壊された星[11]、オルデランの出身であるデューンは[1]、新共和国の軍隊を抜けた後も帝国に対して強い敵意を抱いていた。事実、ディン・ジャリンから新しい任務に誘われた際、デューンはすでに戦いから身を引こうとしていたにも関わらず、敵が帝国の残存勢力であることを知って参加を決意した。また不本意とはいえ帝国のために働いていたことがあるクイールにも、やや険悪な態度をとった。[8] かつてデューンはショック・トルーパーとして軍隊の規律の中で生きていたが[2]、帝国が戦争に敗れて以降は政治的な任務が増えたことに嫌気が指し、軍隊を離れることを決意した。[4]

傭兵になった後、彼女は捕まれば終身刑になるほどの仕事を多く手掛け、逃亡生活を送るようになった。しかし軍隊の生活こそ放棄したものの[1]、彼女は傭兵として、一度引き受けた仕事は最後までやり遂げる覚悟を備えていた。[1][4] ソーガンでは、ジャリンを介して受け取った報酬が少額であったにもかかわらず、AT-STを保有する略奪団から農民を守る任務を完遂した。[4] またネヴァロでは、帝国のトルーパーに包囲されて圧倒的に不利な状況であるにもかかわらず、ジャリンを置いて逃げることを拒絶した。また彼女は、グリーフ・カルガいわく“戦時中のプロパガンダ”である、帝国が反乱軍の捕虜にマインド・フレイカーをかけるという噂を信じていた。[1] 勇敢な戦士としての側面を持つ一方、彼女は穏やかな生活を好む一面があり、9 ABY当時はソーガンを隠れ家に選んでいた。また彼女はザ・チャイルドのためにも、ソーガンに身を落ち着けてみてはどうかとジャリンに提案した。[4]

キャラ・デューンは人間の女性で、右腕にショック・トルーパーであることを示すストライプ模様のタトゥーを入れていた。またアグノートのクイールは、デューンの外見を「ノラの細胞貯蔵室で育てられたようだ」と表現した。[8]

制作の舞台裏[]

キャラ・デューンはTVシリーズ『マンダロリアンシーズン1の『チャプター4:楽園』で初登場を果たした。本エピソードの脚本はジョン・ファヴローで、2019年11月27日に動画配信サービス Disney+ で配信がスタートした。[4] またキャラシンシア・デューンというフルネームは2019年12月27日配信の『チャプター8:贖罪』で判明した。[1]

女優はジーナ・カラーノである。彼女は当初、女のウーキーの役を与えられるものとばかり考えており、シリーズに自分の顔が映ると知った時には驚いたという。[12] カラーノは撮影でスタントも自ら担当した。あるスタントシーンの撮影でカラーノが別の演者を蹴った際、相手があまりに遠くまで飛ばされたので、エピソード監督のブライス・ダラス・ハワードは演者にワイヤーがついていると勘違いした。[13]

2021年、カラーノは自身のソーシャル・メディア・アカウントに投稿した政治的発言で物議を醸した。Twitter では #FireGinaCarano (ジーナ・カラーノを解雇せよ)というハッシュタグが使われ、ディズニーや Disney+ 、ルーカスフィルム等に対してカラーノの『マンダロリアン』降板を求める声が高まった。[14] 2021年2月10日、ルーカスフィルムは“ジーナ・カラーノは現在ルーカスフィルムに雇われておらず、今後も雇う予定はない”としたうえで彼女の発言を批判した。[15] 2023年に開始したマンダロリアン シーズン3では、キャラ・デューンが登場しなくなった物語上の理由が台詞で説明されることになった。[16]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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