キュービイ(Qubey)は氷の衛星カリバンに居住していた知覚種族である。全身を毛に覆われ、大きな丸い耳を生やしていた。クローン戦争中、キュービイはカリバンを侵略したグリーヴァス将軍率いる分離主義勢力に立ち向かった。
生態と特徴[]
キュービイは全身を毛に覆われたエイリアン種族であり、身長は人間の半分ほどと小柄だった。キュービイの体毛の色は青や灰色、白などさまざまで、斑点模様が入っている個体もいた。彼らの手足の先は灰色の肌が露出しており、手の指は3本、足指は2本だった。キュービイの目は黒や青色で、頭頂部に大きな丸い耳が生えていた。[1]
社会と文化[]
キュービイは独自の言語を使って会話した。彼らは銀河ベーシック標準語を話さなかったが、雪原に絵を描いて他種族と意思疎通を図ることがあった。キュービイはスカーフやフードなどの衣類を身に着けていた。彼らの文明は先進的とは言えず、戦闘では石や木でできた槍を使用した。[1]
歴史[]
クローン戦争序盤の22 BBY、衛星カリバンはグリーヴァス将軍率いる独立星系連合の侵略を受けた。戦いに敗れた銀河共和国のジェダイ将軍オビ=ワン・ケノービと第212突撃大隊のクローン・トルーパーたちは、分離主義者の捕虜となり、カリバンの深い谷に橋を架ける作業を命じられた。ケノービたちは当初、橋に細工を施す計画を立てたが、橋が無いせいで仲間と離れ離れになっている若いキュービイと出会い、考えを変えた。キュービイがグリーヴァスに敵意を持っていることを知ったケノービは、彼らを手を結ぶことに決めた。[1]
キュービイは無害な生物を装ってグリーヴァスに群がり、ケノービのライトセーバーをこっそり取り戻した。その後、橋が完成すると、キュービイは分離主義勢力に対して攻撃を仕掛け、クローン・トルーパーたちがB1バトル・ドロイドからE-5ブラスター・ライフルを奪って反撃するチャンスを作った。トルーパーたちはキュービイのおかげでLAAT/iガンシップにたどり着き、ケノービはフォースで雪崩を起こしてグリーヴァスと敵軍を足止めした。その後、ケノービはキュービイたちが橋の向こうで合流できたことを確認すると、分離主義者の侵略を妨害するため橋を破壊し、カリバンから去っていった。[1]
制作の舞台裏[]
キュービイは2020年に発売された正史のコミック『スター・ウォーズ アドベンチャーズ:クローン・ウォーズ バトル・テールズ #5』で初登場を果たした。マイケル・モレシが本作の脚本を手がけ、キュービイが登場する回想場面の作画をフィリップ・マーフィが担当した。[1]
登場作品[]
- スター・ウォーズ アドベンチャーズ:クローン・ウォーズ バトル・テールズ (初登場) (回想シーン)