「私が信用できるか知りたいなら、できない。お前が我々の協定を裏切ったように、私も喜んで約束を破り、この手でお前を殺すだろう。唯一保証できるのは、私は常に自分の利益を優先するということだ。だから今は協力したほうがお前にとっても得になる」
―モフ・ギデオン[出典]

ギデオン(Gideon)は人間男性で、帝国軍残存勢力のひとつを指揮したモフである。彼はもともと銀河帝国の諜報機関である帝国保安局に仕える将校だった。この頃、彼はマンダロリアン大粛清に関与した。また彼はマンダロリアンの伝統的な武器であるダークセーバーを所有していた。銀河内戦以降の時代、ギデオンは新共和国に処刑されたと思われていたが実は生きており、ストームトルーパースカウト・トルーパーデス・トルーパーインシネレーター・トルーパーなどさまざまな兵力を有する帝国軍の残党の指揮を執った。

9 ABY当時、ギデオンは“クライアント”やドクターパーシングに、“ザ・チャイルド”と呼ばれる貴重なエイリアンの赤ん坊を手に入れる任務を任せていた。しかしクライアントたちが賞金稼ぎギルドのメンバーである“マンダロリアン”ことディン・ジャリン裏切りに遭い、一度は手に入れたザ・チャイルドを奪われてしまったため、ギデオンはギルドの拠点がある惑星ネヴァロの取り締まりを強化した。ジャリンとギルドの監督官グリーフ・カルガキャラ・デューンらが再び街に現れると、ギデオンはクライアントを始末し、自ら彼らとの交渉に臨んだ。敵が逃亡を試みた際、ギデオンはアウトランドTIEファイターで追跡に参加したが、ジャリンに機体を破壊され、彼らの脱出を許してしまった。

経歴

帝国時代

「モフ・ギデオンは粛清の頃、ISB将校だった。だから俺はあいつを知っている」
ディン・ジャリン[出典]

帝国時代人間男性のギデオンは銀河帝国保安局に仕え、マンダロリアン大粛清に関与した。惑星マンダロアの陥落以降、ギデオンはダークセーバーを手に入れた。[2] これはヴィズラ家のシンボルとも言うべき伝説的な武器であり、ギデオン以前はマンダロリアンの指導者であるボ=カターン・クライズが所有していた。[3]

残存勢力の長

「まさか。モフ・ギデオンは戦犯として処刑された」
キャラ・デューン[出典]

銀河内戦が終わり、新共和国銀河系を支配した時代、ギデオンは世間的には戦犯として処刑されたと思われていたが実は生きており、帝国軍残存勢力のひとつを率いるモフとなっていた。[2] 当時ギデオンは部下の“クライアント”やドクターパーシングに、“ザ・チャイルド”と呼ばれるフォース感応能力を備えたエイリアンの幼児を手に入れる任務を与えていた。その際、ギデオンはザ・チャイルドを必ず生かして捕らえるようクライアントらに指示していた。[4] また彼はこの任務に帝国地上軍の残党を動員していた。[5] ギデオンの命令に従い、クライアントは惑星ネヴァロ賞金稼ぎギルド賞金稼ぎたちにザ・チャイルド回収任務を依頼したが、なかなか成功する者は現れなかった。[4] やがてマンダロリアンの賞金稼ぎディン・ジャリンアーヴァラ7でザ・チャイルドを確保[6]、一度はネヴァロに連れ帰ったが、間もなく彼はクライアントやギルドの掟背き、ザ・チャイルドを連れて姿を消してしまった。[4]

ネヴァロの戦い

「私の部下たちが今、Eウェブ重連射式ブラスターの組み立てを完了した。もしこの兵器にピンとこないなら、そこにいるオルデランの共和国兵キャラシンシア・デューンに聞けばいい。彼女は自分の仲間が何人も瞬時に蒸発する様を見てきた。これの前のモデルによってな。また組織を追われたマンダロリアンの賞金稼ぎディン・ジャリンは、マンダロア包囲戦の話を聞いたことがあるだろう。大砲を積んだガンシップがマンダロリアンの新兵を蹂躙した、千の涙の夜だ」
―モフ・ギデオン[出典]

モフ・ギデオン

やがてディン・ジャリンは賞金稼ぎギルドのエージェントであるグリーフ・カルガや、元反乱軍ショック・トルーパーキャラシンシア・“キャラ”・デューンらと協力し、彼ら2人に捕まったふりをして、共通の敵であるクライアントを暗殺するためネヴァロに戻って来た。クライアントは彼らの嘘を信じ、ようやくザ・チャイルドを確保することができたと思いこんだ。しかしギデオンはホログラム通信でクライアントに連絡を取り、本当にザ・チャイルドが手に入ったかどうか、“もう一度よく確認したほうがよい”とだけ告げると、部下のデス・トルーパーたちにクライアントがいるカンティーナへ一斉射撃を行わせた。この攻撃でクライアントと店内にいた護衛のストームトルーパーは全滅した。すぐにモフ配下のK79-S80帝国軍兵員輸送機が到着し、ネヴァロの街トルーパーの増員を展開してカンティーナを取り囲んだ。兵士たちの整列が完了すると、ギデオンもアウトランドTIEファイターで現場に到着し、機体から降りてカンティーナの窓が見える位置に仁王立ちした。[1]

ギデオンは店の中で息を潜めているジャリンとカルガ、デューンにザ・チャイルドを渡すよう呼びかけ、彼らにはその価値が理解できていないと告げた。実はこの時、ギデオンの部下のスカウト・トルーパー2名が<レイザー・クレスト>に戻ろうとしていたジャリンの仲間のアグノートクイール殺害し、ザ・チャイルドを確保していた。[1] スカウト・トルーパーたちはに戻る許可を司令部に求めたが、ギデオンが自分の邪魔をした部下を1人殺したため、彼らは許可の確認が取れず街の外で待機することになった。その結果、2人のスカウト・トルーパーはクイールのドロイドIG-11に追いつかれて殺され、ザ・チャイルドを奪われてしまった。そうとも知らず、ギデオンはカンティーナの外で部下にEウェブ重連射式ブラスター砲を組み立てさせ、ジャリンたちに投降を呼びかけていた。ギデオンはこの兵器の旧型がかつてデューンの仲間の命を大勢奪い、また同種の兵器がマンダロア包囲戦の“千の涙の夜”でマンダロリアンの新兵を蹂躙したと説明した。同時に彼はジャリンやデューンのフルネームを呼び、カルガに対しては、他の2人を説得して降伏させるよう要求した。[2]

帝国軍の残党を率いるギデオン

ギデオンは間もなくブラスター砲がカンティーナを破壊すると語り、話を結んだ。カルガは建物の中からギデオンに声をかけ、出ていけば自分たちはどうなるかと尋ねた。するとモフはふさわしい交渉の場を与えるとだけ告げ、保証はあるかと問われると、無いと断言した。ギデオンは取り決めを先に破ったのは賞金稼ぎギルドであることを指摘し、自分も喜んで約束を破りカルガが死ぬところを喜んで見てみたいくらいだと告げ、保証できることがあるとすれば、自分は常に己の利益を優先する男であることだと付け加えた。会話を終えると、ギデオンは没までに降伏を決意するか、さもなくばEウェブがを吹くだろうと宣告し、カンティーナに背を向けた。[2]

確保失敗

「焼き尽くせ」
―モフ・ギデオン[出典]

モフ・ギデオン

ギデオンが歩み去った後、ザ・チャイルドを連れたIG-11がネヴァロの街に現れ、帝国軍残存勢力への奇襲を開始した。ジャリンとカルガも混乱に乗じてカンティーナの外の戦いに加わり、デューンは建物の中からブラスターを掃射して彼らを援護した。ジャリンがEウェブ連射式ブラスターを奪ってストームトルーパーたちを圧倒していた時、ギデオンはゆっくりと戦場に戻り、ジャリンのマンダロリアン・アーマーヘルメットの後頭部をブラスター・ピストルで撃った。するとジャリンはモフに向き直り、Eウェブの銃身を持ち上げようとしたが、ギデオンは狙いをEウェブのパワー・パックに定めて冷静に引き金を引いた。ジャリンは爆発で吹っ飛ばされ、デューンとカルガ、IG-11は負傷したマンダロリアンを連れて建物の中に退却した。ギデオンは彼らを焼き尽くすようインシネレーター・トルーパーに命じたが、ザ・チャイルドが火炎放射器の炎をフォースで押し返し、ジャリンたちの窮地を救った。[2]

ジャリンが建物の通気孔から下水管へ逃げ込んだため、ギデオンはストームトルーパーの追跡部隊を地下へ送り込んだ。しかしトルーパーたちはIG-11やマンダロリアンの“アーマラー”によって行く手を阻まれた。帝国軍残存勢力の兵士たちは地下から街の外に通じる溶岩の川の外でジャリンたちが出てくるのを待ち伏せしたが、ギデオンは自らアウトランドTIEファイターにのりこみ、現地へ向かった。ストームトルーパーがIG-11の自爆で全滅した後、ギデオンのTIEファイターは上空からジャリンたちのキールボートを銃撃した。最初の攻撃の後、ギデオンはTIEファイターを旋回させて2度目の銃撃で敵にとどめを刺そうとしたが、ジャリンはアーマラーから受け取ったばかりのジェットパック飛翔し、飛行中のTIEファイターの機体に張り付いた。ジャリンがブラスター・ピストルコックピットを直接攻撃してきたため、ギデオンは機体を回転させてマンダロリアンを振り落とそうとした。[2]

ダークセーバーを使って墜落機から脱出したギデオン

ギデオンは複数回に渡って機体をスピンさせたが、ジャリンはなんとか持ちこたえ、スターファイターの翼の基部にデトネーターを設置して離脱することに成功した。ギデオンが操縦席のスクリーンに表示された警告で異変に気づいた次の瞬間、TIEの左翼が爆発し、コックピットの内部にも火が及んだ。TIEファイターは制御が取れず墜落し、一方のジャリンは無事に着地して仲間たちと合流した。ジャリンはモフが墜落で死んだものと思い込み、ザ・チャイルドを連れてネヴァロから去っていった。TIEファイターの墜落現場にはジャワ廃品回収業者が集まり、飛び散った部品を集め始めた。しかしギデオンがダークセーバーを起動し、機内からコックピットの壁を切断し始めると、ジャワは驚いて去っていった。壁を切り開いて外に出たギデオンは、機体の上に登って辺り一面を見回した。[2]

登場エピソード

参考資料

脚注

特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC-BY-SAライセンスの下で利用可能です。