ギデオンの帝国軍残存勢力

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「見ての通り、どのような社会にも利用価値はある。クローンにも。ジェダイにも。そしてマンダロリアンにもな。わたしはそれぞれの粋をひとつに結集させた軍隊を生み出し、銀河に秩序をもたらすのだ」

新共和国時代、銀河帝国の残存勢力のひとつがモフ・ギデオンによって率いられていた。彼らはかつて帝国の惑星だったネヴァロにアジトを持ち、ストームトルーパーやスカウト・トルーパー、デス・トルーパーなどの兵力を有していた。

9 ABY、残存勢力は“ザ・チャイルド”と呼ばれる貴重なエイリアンの幼児を手に入れるため、“クライアント”を通じて賞金稼ぎギルドのメンバー“マンダロリアン”を雇った。しかしマンダロリアンはザ・チャイルドを手に入れた後で心変わりし、クライアントを裏切ってこの幼児を連れ去った。

この事件の後、残存勢力はネヴァロ・シティを占領した。やがてマンダロリアンはクライアントと決着をつけるためグリーフ・カルガやキャラシンシア・デューンとともにネヴァロ・シティに戻ったが、クライアントはギデオン直属の兵士によって殺され、ギデオン本人がマンダロリアンたちの前に立ちはだかった。

歴史[]

「帝国に栄光あれ」

―モフ・ギデオン^[出典]

銀河帝国が銀河内戦に破れ新共和国の時代が始まると、かつて帝国保安局のメンバーだったモフ・ギデオンは、自身の残存勢力を率いるようになった。この残存勢力は帝国の領土だった火山惑星ネヴァロの街にアジトを持っていた。^[4] 9 ABY当時、このアジトには“クライアント”や科学者のドクター・ペン・パーシング、護衛のストームトルーパーらが配属されていた。^[2]

「奴らはバンサの横っ腹すら撃ち損じる」

ギデオンの帝国軍残存勢力は旧帝国の軍事力を引き継ぎ、モフの目的のために活動する独自の軍隊を有していた。この軍隊はネヴァロ・シティを占拠して支配下におけるだけの規模と戦力を持っていた。ギデオンの勢力の前線を形成する歩兵は、ストームトルーパーやスカウト・トルーパー、インシネレーター・トルーパー、アーティレリー・ストームトルーパー、ショアトルーパーなどから構成された。ネヴァロでクライアントの護衛につけられていたストームトルーパーをはじめ、ギデオンの軍隊の一部の兵士はくたびれた装備を身に着けていた。またエリートのデス・トルーパーもギデオンに仕え、モフの護衛部隊を形成していた。生きた兵士に加え、ギデオンはドロイドの第3世代設計ダーク・トルーパーも保有していた。旧帝国と同様、帝国軍残存勢力には艦長や保安士官、甲板士官、砲術士官、通信士官など、さまざまな階級と役職に従事する帝国軍将校たちが仕えていた。

ギデオンの帝国軍残存勢力はネヴァロにおける戦闘でK79-S80帝国軍兵員輸送機や74-Zスピーダー・バイクなどのビークルを動員した。またネヴァロの帝国軍基地にはトレクスラー・マローダーやスピーダー・バイク、兵員輸送機、アウトランドTIEファイターなどの戦力が配備されていた。このTIEシリーズの戦闘機は従来のTIE/ln制宙スターファイターと違ってソーラー・コレクター・パネルを折りたたむことができ、専用のハンガー施設が無くともパイロットがコックピットから乗り降りすることができた。また帝国軍残存勢力ではRA-7プロトコル・ドロイドが使用されており、そのうちの1体は帝国軍がネヴァロ・シティを占領した時に、クライアントとともにカンティーナにいた。またもう別の1体は、ギデオンの軽クルーザーに乗り込んでいた。