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「有無は言わせん」
―クイール[出典]

クイール(Kuiil)はアグノート男性で、優れた腕を持つ技術者水分農夫である。彼は長年にわたって銀河帝国奴隷として働き、氏族の借りを返済し終えた後は、惑星アーヴァラ7に落ち着いて平和な暮らしを送った。彼はこの砂漠の惑星で自分の水分農場を持ち、飼いならしたブラーグを移動手段として使っていた。9 ABYマンダロリアン賞金稼ぎディン・ジャリンがアーヴァラ7にやってきた時、クイールは地元住民にとって厄介者であるニクト傭兵集団を倒してもらうため、マンダロリアンの仕事に進んで力を貸した。ジャリンはクイールのおかげで傭兵の拠点にたどりつき、“ザ・チャイルド”の身柄を確保することに成功した。その後、クイールはジャワ部族に持ち去られたジャリンのガンシップレイザー・クレスト>の部品を取り戻すため、両者の交渉の場を設けた。ジャリンがマッドホーンと引き換えに部品を取り戻すと、クイールは<クレスト>の修理を手伝った。

ジャリンが去った後、クイールは傭兵の拠点を訪れ、破壊されたアサシン・ドロイドIG-11を回収した。彼はこのIGユニットを修理して再プログラムし、忠実なアシスタントに変えた。それからしばらくして、ジャリンがザ・チャイルドとキャラ・デューンを連れて再びクイールの水分農場を訪れた。ザ・チャイルドを巡る一件でトラブルに陥っていたジャリンは、惑星ネヴァロ帝国軍残存勢力と決着をつけるため、頼りになる仲間を探していたのである。クイールはIG-11も連れていくことを条件に頼みを引き受けた。ネヴァロに到着した後、ジャリンとデューンは賞金稼ぎギルドグリーフ・カルガと協力して“クライアント”の暗殺を試みることになり、その間クイールはザ・チャイルドの保護を任された。しかしクイールはスピーダー・バイクに乗ったスカウト・トルーパーから逃げ切ることができず殺されてしまった。その後、ザ・チャイルドはIG-11によって無事に奪還され、最終的にジャリンのもとへ戻された。

経歴[]

帝国の奴隷[]

「俺は自分の力で自由を勝ち取ったんだ。人間の寿命の3倍も働いてな」
―クイール[出典]

アグノート男性、クイールは優れた腕を持つ技術者であり、かつて年季奉公の使用人として銀河帝国に売り飛ばされた。人間の一生の3倍もの期間を奴隷として過ごし、遺伝子農場などで働いたクイールは、その手先の器用さを生かして自らの自由を買い戻し、氏族の借りを返した。誰にも仕えない自由の身となったクイールは[3]、やがて辺境の惑星アーヴァラ7に住み着き、水分農夫となった。[2] 彼はこの惑星で自分の水分農場を持ち、移動手段としてブラーグを飼いならしていた。[4]

マンダロリアン[]

「あいつらはよそ者だ。ここの住民は平和を求めている。あいつらがいなくならなきゃ平和は来ない」
―クイール[出典]
Mando and Kuiil

ディン・ジャリンとクイール

9 ABY頃、ニクト種族の傭兵集団がアーヴァラ7に現れた。彼らは峡谷の中に拠点を構え、ザ・チャイルドと呼ばれる貴重なエイリアンの幼児の身柄を確保していた。彼らの存在のせいで、クイールを始めとするアーヴァラ7の住民が求める平和な暮らしが脅かされ、この惑星に賞金稼ぎや悪党が集まってくるようになってしまった。クイールは誰かが戦いを終わらせてくれることを願い、訪問者たちを傭兵集団の拠点まで案内したが、生きて戻ってくる者はひとりもいなかった。そんな中、マンダロリアンの賞金稼ぎディン・ジャリンがアーヴァラ7にやってきた。クイールはジャリンが野生のブラーグ2匹に襲われていたところを麻酔銃で救い、賞金稼ぎの仕事を手伝うと申し出て、彼を自分の家へ案内した。[4]

クイールは仕事を手伝うことに対する報酬の取り分は先ほど手に入れたブラーグのうち1匹でかまわないと語り、目的地までの移動に欠かせないこのクリーチャーの乗り方をマンダロリアンに教えた。ジャリンはブラーグを扱うのに苦労したが、クイールはマンダロリアンの祖先はミソソーすら乗りこなしていたはずだと鼓舞した。やがてジャリンが騎獣の扱い方を覚えると、クイールは干からびた大地を進んで傭兵集団の施設の近くまで彼を連れて行った。ジャリンは謝礼を払おうとしたがクイールはこれを固辞し、マンダロリアンが噂通りの仕事をして、この星の厄介者たちを倒してくれれば充分だと告げた。クイールが1人で帰っていった後、マンダロリアンはこのアグノートの期待に答え、ニクトの傭兵たちを倒してザ・チャイルドを回収した。[4]

ジャワとの交渉[]

「待っててくれるとは意外だ」
「こんなに待たされるとは意外だった」
―ディン・ジャリンとクイール[出典]
Mando and Kuiil chapter 2

ジャリンのためにジャワと交渉するクイール

それからしばらく経った後、ジャリンはザ・チャイルドを連れて再びクイールの水分農場にやってきた。ジャリンのガンシップレイザー・クレスト>がジャワ部族によって部品を剥ぎ取られてしまい、アーヴァラ7から旅立つすべが無くなってしまったのである。クイールはマンダロリアンが再び現れたことや、傭兵たちの争いの原因がたった1人の幼児であったことに驚きつつも、ジャリンの相談に乗った。クイールはジャワから部品を取り戻したいなら交渉に臨む必要があると助言し、翌朝、彼と一緒にジャワの部族のサンドクローラーを訪れることにした。[5]

前日にジャリンが部族員を数名殺害したため、ジャワはこの賞金稼ぎに警戒心を抱いていた。ブラーグの荷車で部族のサンドクローラーに近づいた後、クイールは武器を荷車に置いていくようジャリンに指示し、ジャリンはしぶしぶアンバン・フェーズ=パルス・ブラスターブラスター・ピストルを置いた。クイールたちの交渉に応じたチェトカプ長老は、部品との引き換えにジャリンが着ているマンダロリアン・アーマーベスカーや、ザ・チャイルドの身柄などを要求した。しかしジャリンはどちらも拒否し、ジャワ語がウーキーのようだと長老から馬鹿にされたのに怒って火炎放射器を起動した。クイールはジャリンをなんとかなだめ、他の条件を出してほしいとジャワに頼んだ。[5]

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制作の舞台裏[]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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