クォーザイト(Quarzite)はクリスタルの洞窟が広がるインナー・リムの惑星である。知覚種族のベルーガンとケイジが暮らしていた。大気が超高圧だったため、地上を乗り物で移動することができなかった。クローン戦争期、クォーザイトはベルーガンのオチュア・ブランク卿によって支配され、中立を保っていた。ブランクの軍隊はケイジ・ウォーリアと敵対していた。
特徴[]
クォーザイトは紫色のクリスタル洞窟が広がる小さな惑星である。銀河系のインナー・リムに属す。惑星の地上は非常に高圧で、大気圏に入った宇宙船を圧しつぶしてしまうほどだった。クォーザイトは余りにも居住に向いていないことから銀河系コミュニティの勝ち組に加わることができなかったが、悲惨な銀河戦争に巻きこまれなくて済むという利点もあった。クォーザイトの地下に存在する巨大なクリスタル洞窟網は気圧が正常で、生命の存在も可能だった。
クォーザイトの地下にはベルーガンとケイジという2つの知覚種族が住んでおり、互いに敵対関係にあった。ベルーガンは洞窟内にサブトラムの交通網をつくり、軌道宇宙ステーションと地下ステーションを長大なターボリフト輸送エリアで繋いでいた。ケイジはベルーガンよりも数が多かったが、銀河共和国末期にクォーザイトを支配していたのはベルーガンだった。ケイジは惑星の固有種族であるミロドンを乗りこなし、移動に利用していた。
歴史[]
クローン戦争中、クォーザイトはベルーガンのオチュア・ブランク卿によって支配され、中立を保っていた。ブランクは優れた軍隊を指揮し、クリズモー・ソーディ率いるケイジ・ウォーリアと争いを繰り広げていた。戦争中、彼はクリズモーの妹であるプルーマ・ソーディを誘拐し、無理やり花嫁にしようとした。ブランク卿に仕えるリゴッソー少佐はプルーマを無事に主人のもとへ届けるため、6人の賞金稼ぎ(ボバ・フェット、デンガー、ボスク、C-21ハイシンガー、ラッツ・ラジィ、アサージ・ヴェントレス)を雇い、サブトラムを守らせた。ケイジ・ウォーリアによる襲撃の結果、双方が多くの犠牲者を出し、最後にはヴェントレスがクリズモーを倒したが、彼女はケイジから礼金を受け取ってプルーマを解放し、ブランク卿からも賞金を騙し取った。
登場作品[]
- クローン・ウォーズ – その手に掴むもの (初登場)
- スター・ウォーズ:ケイナン2 ファースト・ブラッド (言及のみ)
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- スター・ウォーズ ビークルのすべて (ビジュアルのみ)
- スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典
- Quarzite - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- Quarzite - 公式データバンク