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クオサヴ[1](Quor'sav)、あるいはクオサヴス(Quor'savs)は、鳥類と単孔類両方の特徴を備えた温血の知覚種族である。細長い脚と首を持つクオサヴは、平均身長が3.5メートルもあり、他のほとんどの種族よりも背が高かった。彼らは、他の多くの種族より病気や汚染物質に弱かった。彼らは卵から生まれ、卵の孵化には1年以上を要した。クオサヴの女性は、友人や若者と一緒にいるとき、母性的な性格になることが多かった。

クオサヴは、セントラリティ領域のウア星系に位置する惑星ウアウアの出身だった。歴史上、彼らはエイリアン種族に対して弱い立場にあった。ある時期、ウアウアを訪れた哺乳類種族の入植者たちが、鳥類種族の生態にとって致命的なウイルスを持ちこんだ。その結果、クオサヴは自分たちの惑星にいる非鳥類種族の人物を疑い、忌避するようになった。銀河帝国の時代、クオサヴは帝国に対する貢ぎ物として、自分たちの労働力を銀河系政府に提供することになった。そのため、クオサヴのウェイワ・ファイボットは帝国の麻薬捜査官になった。一方、カルファルニル・シンドロスは独立した貿易人として働いていた。クオサヴは、その独特な見た目が原因で、しばしば他の種族のメンバーから侮辱を受けていた。

生態と特徴

クオサヴ、あるいはクオサヴスは、鳥類と単孔類両方の特徴を備えた、知覚性を持つ温血の哺乳類種族である。彼らの鳥類的な性質は、その外見と生態において顕著だった。彼らはカナリアに似た虚弱な体質だった。実際のところ、大気汚染が悪質な惑星に暮らしていたクオサヴたちは、ジオキソ気管支拡張症ショック出血性換毛病肺腐敗病シリカラング病といった呼吸器疾患に罹るリスクにさらされていた。他の多くの種族が、腰を何かに据えて座ったり、背中で何かに寄りかかったりするように、クオサヴは鳥が何かに止まるようにして体を落ち着かせた。止まる際の特定の姿勢は、彼らに睡眠反射をもたらし、深い眠りへと陥らせた。睡眠中、鮮明な夢を見たクオサヴは、いびきをかくことがあった。また、クオサヴ特有の特徴として、心臓が腹部に位置していることが挙げられる。

他のほとんどの種族から見て、クオサヴの外見は奇妙に映った。個々のクオサヴは、ほとんどの知覚種族よりも背が高く、その巨体が快適に移動するためには他種族よりも余分な空間が必要とされた。彼らの平均身長は3.5メートルで、背が低いクオサヴでも2.5メートルあった。彼らの胴体は豆のような形をしており、尖った尻尾があった。肩から生えた、関節のある2本の短い腕は、膜組織によって胸部とつながっていた翼の名残だった。腕の先にある4本指の手は、細かい操作に不向きだった。クオサヴは2本の竹馬のような脚で歩いた。彼らの脚は節が多く、うろこ状で、鳥のように後方に曲がっていた。中には強靭な筋肉を身に着けたクオサヴもいたが、他種族の人々の目にはグロテスクに映った。この力を使い、彼らは長い脚で破壊的な威力のキックを放ち、長い首と鋭いくちばしで攻撃することもできたが、敵からの反撃には弱かった。

クオサヴの長く真っ直ぐな首は、ふくらんだ胴体からおよそ45度の角度で伸びていた。その長さにも関わらず、彼らの首は特に柔軟というわけではなく、多くの鳥類種族のように、腕の下に頭部を押し込むことはできなかった。細い首に支えられた頭部は、小さく、丸い形をしていた。彼らの顔面にはほとんど動く部分が無かったが、変異する箇所もわずかにあった。顔の両側に位置するふたつの大きな青い目は、瞬きするまぶたによって保護されていた。下方へ曲線を描く尖ったオレンジ色のくちばしには、ふたつの丸い鼻孔が空いていた。眉間とくちばしの下には肉垂があった。クオサヴの中には、他種族を苛立たせる、きーきーという高い声を出す者がいた。

脚部を除き、彼らの体は綿毛の層と、外側の黄色い羽毛の層によって覆われていた。腕の部分の羽毛は特に濃く、頭頂部は比較的長かった。生まれつき羽毛に覆われていながらも、クオサヴはしばしばユニークな体型に合った衣服を着用した。例えば、改良型のフライト・スーツ環境スーツを身に着けるクオサヴもいた。

クオサヴの女性は受精後に複数のを産んだ。卵は孵化するまでに1標準年以上を擁した。

社会と文化

クオサヴは、アウター・リム・テリトリーセントラリティ領域に位置するウア星系の主要惑星、ウアウアの出身だった。彼らの母星は、厄介な昆虫が生息していることで有名だった。ウアウアのある領域はあまり植民されておらず、25 ABY当時、居住惑星ひとつにつき100万足らずの知覚種族人口しか有していなかった。クオサヴのウェイワ・ファイボットは、屋根が草葺きの、セメントと鋼の角材でできた家に住んでいた。しかし、彼の町では合成材料も一般的に使用されていた。ファイボットの家にはマゼンタ色の草の芝生があり、飼いならされた芝生シラミがその世話をしていた。彼の近所にある個々の所有地は、フェンスによって区分けされていた。

彼らは生まれつき神経質かつ心配性だったが、鳥類の名残を受け継いでいることを誇りにしており、巨体や奇妙な外見を馬鹿にする他種族からの嘲りを無視した。クオサヴは非鳥類種族に対して伸長であり、特に人間のような霊長類に対しては特別な侮辱的態度をとった。

母親のクオサヴは、保護者的な性格を持つことで知られていた。クオサヴの卵は孵化までに1標準年以上を要するため、その間、母親は捕食動物やその他の危険性から卵を慎重に保護する必要があったのである。この傾向は、子どものいない女性にも一般的に見られた。多くのクオサヴは、自分より小さい、あるいは無力と思われる友人がそばにいる際、落ち着いた人格になった。甘やかされたがらない友人からは誤解を受け、不快に思われることもあったが、彼女たちの態度は他者を安心させ、落ち着かせた。

クオサヴは、羽毛を使ってコミュニケーションを補ったり、感情を表現したりすることが出来た。彼らが使った挨拶のひとつに、腕を振って羽毛を逆立てるというものがあった。滑らかで動きのない羽毛は静けさを示し、真っ直ぐに立った羽毛はショックを、震えた羽毛は最大級の怒りを示した。また、彼らは表情でも感情を表すことが出来た。例えば、クオサヴがしかめっ面にも見えるくしゃくしゃな表情をした場合、それは彼らにとって喜びのしるしだった。クオサヴはベーシック言語を話すことが出来た。カルファルニル・シンドロスやウェイワ・ファイボットの例のように、クオサヴはふたつの部分から成る名前をつける傾向があった。

クオサヴは先進的なテクノロジーを使用したが、多くの機材は彼らの独特な体型に合わせてカスタマイズされていた。例えば、クオサヴはゆがんだ椅子のような外見をした止まり木型のシーティング・ラックや、一対の木挽き台のような外見のレスティング・ラックを好んで使用した。彼らはレスティング・ラックに止まることで元気を取り戻し、安楽を得た。しかし、彼らはこの姿勢でいることで眠りに陥ってしまう危険もあった。また、巨体である彼らが快適に操縦できるように、スターシップは特注品でなければならなかった。

クオサヴの料理は、人間の口には合わないと思われていた。しかしそれでも、真面目に料理に取り組んでプロのシェフになるクオサヴもいた。クオサヴは、ムカデからナーフに至るまで、さまざまな生き物を口にした。クオサヴ揚げステーキと卵の料理は、ポム種の生地に包んで揚げたナーフのステーキだった。

歴史

クオサヴは、ウア星系の惑星、ウアウアで進化を遂げた。彼らの祖先は、空を飛ぶことが出来る翼を持った鳥類だった。彼らの翼は、進化の過程で物を扱うことが出来る手に進化したが、空を飛ぶことは出来なくなった。彼らはやがて知覚性を獲得し、石の道具を使うすべを身に着けた。彼らのテクノロジーは、最終的に銀河系全体の標準と同じ程度にまで発達した。

クオサヴは、3956 BBYから3000 BBYまでの間に銀河社会と接触し、彼らの惑星は、セントラリティと呼ばれる辺境領域に属すことになった。惑星間の接触が始まったことで、他の惑星の入植者やエイリアン種族の移住民(多くは哺乳類種族)がウアウアを訪れるようになる。しかし、この訪問者たちによって、哺乳類は免疫を持つが、鳥類には致命的影響をもたらすウイルスが持ち込まれてしまった。疫病が惑星を荒らし尽くした後、クオサヴはウアウアを訪れる非鳥類種族を疑い、彼らを避けるようになった。また、この経験が原因で、彼らの間には反セントラリティ感情が芽生えた。

セントラリティ領域の他の惑星と同様、ウアウアは銀河共和国政府から独立を保っていた。1004 BBYから1000 BBYまでの間、この惑星はブラザーフッド・オブ・ダークネスシス帝国の支配領域に入り、クローン戦争の時代には中立を守っていた。

少なくとも何人かのクオサヴが、故郷を離れて共和国の惑星に移住していた。例えば、22 BBY当時、惑星コルサントにもクオサヴの住民がいた。銀河帝国が台頭すると、ウアウアを含むセントラリティ領域全体が景気不安に悩まされた。ウアウアとセントラリティは、金融支援と自治権確保の約束を取り付け、銀河帝国に加わることになった。この領域の景気は、新体制のもとで向上した。

4 ABYエンドアの戦いで帝国が失墜すると、ウアウアとセントラリティは再び独立することになった。この領域は新たに誕生した新共和国との親善条約に調印したが、この政府に対して疑いを捨てず、加盟の提案に乗ろうとしなかった。帝国という商品の買い手が失われたことで、領域内の経済は再び低迷した。新共和国を苦しめたユージャン・ヴォング戦争25 ABY29 ABY)のさなか、セントラリティ領域は慎重に軍隊をつくり上げ、新共和国からの難民を受け入れたが、紛争から距離を置くために全力を尽くしていた。その後、ウアウアはダース・クレイト銀河帝国の領域内に入った。

銀河系におけるクオサヴ

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カルファルニル・シンドロス(手前に映った脚)は、フリーで活動するクオサヴのパイロットだった

22 BBY当時、故郷ウアウアから遠く離れた惑星コルサントの中流区域、ココ地区でも、クオサヴの姿を見ることが出来た。銀河社会において、クオサヴは人間や人間に似た種族から差別や偏見を受けた。彼らは、クオサヴの体の大きさや外見、鳥類の特徴をしばしば冗談の種にした。クオサヴは、ヤムリのような卵生種族に油断なく注意を向けなければならなかった。彼らにとって、クオサヴの卵は魅力的な食べ物だったのである。

帝国期、クオサヴに課せられた義務的な徴兵プログラムに従い、少なくとも数名のクオサヴが帝国に仕えるために故郷を後にした。このため、シェフになりたいという夢を持っていたウェイワ・ファイボットも、ウアウアを離れて銀河帝国の麻薬捜査官になった。4 BBY、ファイボットはボフーア・ムッダーと名乗る男と取り引きをした。ムッダーは、ランド・カルリジアンという人間のギャンブラーを引き渡せば、ファイボットを帝国の職務から解いてやると申し出たのである。一方、ファイボットの上官であるロブ・ドラフは、ムッダーを捕まえたがっていた。彼は、カルリジアンの偽の麻薬取引でムッダーをおびき寄せ、ファイボットとバッシー・ヴォバ(人間の捜査官)に彼を逮捕させようとした。しかし、ファイボットは任務よりもムッダーとの取り引きを重視し、カルリジアンの環境スーツに細工を施した上、オセオン5792で同僚のヴォバを撃った。しかし、ファイボット自身もまた裏切られることになった。ムッダーの正体は、タンドの魔術師ロクール・ゲプタだった。正体を明かしたゲプタは、クオサヴの捜査官を殺害した。

カルファルニル・シンドロスという名のクオサヴは、独立した個人として活動していた。彼女は、クオサヴの体に合った高い天井を持つ改造型スターシップ、<シェルトゥース>を拠点にして活動する雇われパイロットだった。シンドロスは落ち着いた態度と面倒見の良さで知られ、クライアントから慕われていたが、この性格は時折友人たちを苛立たせることがあった。シンドロスは、たくさんの子どもたちを養うため、密輸を行うこともあった。密輸の旅の中で、シンドロスは惑星ユヴァーンを訪れ、ユヴァーニアンケイン・アディスに操縦を教えることになった。スターシップ操縦の詳細を教えながら、彼女は弟子と共に何十という惑星を旅した。0 BBY当時、ふたりは惑星タトゥイーンに立ち寄っていた。ルーク・スカイウォーカーヴァヴリアンの商人ワイオスリーランドスピーダーを売った日、シンドロスはモス・アイズリー宇宙港に滞在していた。宇宙港にシンドロスがいることに気づいたヤムリのキティック・キードカックは、彼女の宇宙船にある卵を見つけ出し、食べてしまいたいという願望にとりつかれた。それから3年後、シンドロスはシスタヴァネンマル・バイロン主催の、密輸業者たちのレースに参加した。バイロンは、惑星スリルーアに参加者を集め、レースで競わせることで有能な密輸業者を見つけようとしていた。当時シンドロスはひとりで活動していたが、守らなければならない卵があったため、他の参加者と協力しようと考えた。

登場エピソード

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ・エンサイクロペディア』に基づく。
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