クサイ級軽シャトル(Xi-class light shuttle)、通称ファースト・オーダー軽シャトル(First Order Light Shuttle)はファースト・オーダーが使用したサイナー=ジェイマス・フリート・システムズ社製の輸送船、軽シャトルである。小型だが頑丈で、ファースト・オーダー軍の士官運搬や機材の移送などに用いられた。34 ABY、レジスタンスのメンバーであるフィンとローズ・ティコ、BB-8は奪ったクサイ級シャトルを使ってメガ・スター・デストロイヤー<スプレマシー>から脱出した。
特徴[]
- 「役立たずね! もうコツはつかんだから!」
「じゃあ、発進しろ!」 - ―ローズ・ティコとフィン[出典]
サイナー=ジェイマス・フリート・システムズ社によって製造されたクサイ級軽シャトルは、小型だが頑丈に作られており、船体中央部に広い視界が確保されたコックピットが配置され、左右と上部に合計3枚の翼を有した。全長11.84メートル(38.84フィート)、横幅22.87メートル(75.04フィート)、高さ18.31メートル(60.08フィート)。1~2名のパイロットによって運用され、6名までの乗客を運ぶことができた。クサイ級シャトルはイオン・エンジンを搭載、2門の軽レーザー砲で武装し、最低限度の偏向シールド発生装置を備えていた。また上部の翼にはセンサー・ジャマーが内蔵されていた。[1]
用途[]
クサイ級シャトルはファースト・オーダーによって使用され、“ファースト・オーダー軽シャトル”の通称でも知られた。[2] このシャトルはファースト・オーダー軍将校の輸送から機材運搬までさまざまな役割を果たすことができたが、軽武装であるため、スターファイターのエスコートを必要とした。[1]
歴史[]
34 ABYに発生したファースト・オーダーとレジスタンスの宇宙戦闘のさなか、フィンとローズ・ティコ、アストロメク・ドロイドBB-8はメガ級スター・ドレッドノート<スプレマシー>から脱出するためハンガーに駐機されていたクサイ級シャトルを奪った。[3] ローズはこのシャトルを操縦したことが無かったが、操縦装置がわかりやすいことに安心した。[4] ローズが操縦するシャトルは、ファースト・オーダーのTIEファイターに追われながら仲間たちのいるクレイト前哨基地へ向かった。レイア・オーガナ将軍は敵が現れたと思い込み基地のブラスト・ドアを閉じるよう命じたが、シャトルは閉まるドアの隙間から基地内に滑り込んだ。レジスタンスの兵士たちはブラスターでシャトルに銃撃を浴びせたが、まもなく中にいるのがローズたちであるとわかり、攻撃を中止した。[3]
クレイトの戦い以降に行われたファースト・オーダーによる惑星キャッシーク封鎖のさなか、クサイ級軽シャトルが少なくとも1隻、ブラック・フォレストにおける人員輸送に用いられた。ストームトルーパーたちは捕虜にとったウーキーの住民たちを連行してシャトルに運び込もうとしたが、チューバッカによって妨害された。[5]
制作の舞台裏[]
クサイ級軽シャトルは2017年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』のために制作されたスターシップである。[3] 正式名称は設定資料集『スター・ウォーズ/最後のジェダイ クロス・セクション』(ジェイソン・フライ著)で明かされた。なお本書ではクサイ級シャトルは軽装ではあるがレーザー砲を装備していると解説されているのに対し[1]、公式データバンクでは非武装とされている。[2]
登場作品[]
- スター・ウォーズ:ポー・ダメロン レジェンド・ロスト (初登場)
- ポー・ダメロン アニュアル 2
- エイジ・オブ・レジスタンス ハックス将軍
- スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ
- スター・ウォーズ 最後のジェダイ 小説版
- スター・ウォーズ 最後のジェダイ ジュニアノベル版
- スター・ウォーズ/最後のジェダイ コミック版
- キャッシークの亡霊 パート2—アドベンチャーズ(2017) 28
参考資料[]
- スター・ウォーズ/最後のジェダイ クロス・セクション
- 最後のジェダイ:ローズ・ティコ:レジスタンス・ファイター (間接的に言及)
- Every Ship in the Star Wars Sequel Trilogy - Star Wars Kids YouTube 公式チャンネル (backup link)
- First Order Light Shuttle - 公式データバンク