クラスティック・タルタ(Krastic Tarta)は“増殖する恐怖”(Proliferating Horror)の異名で知られたサラシアンの奴隷主である。帝国時代、<アーカニアン・ドーン>という名の輸送船に乗って活動した。10 BBY以前のある時、タルタはプライヴァティアの宇宙船から発せられた遭難信号を傍受し、とある無名の惑星を訪れた。そこにはプライヴァティアの船と、ブレイジング・クローを率いる海賊グンダ・マビンの旗艦<ブラッディ・ボーンズ>が不時着していたが、タルタが調べた時はどちらもすでに無人になっていた。しかしタルタは、マビンが所有していた“マズ・カナタの日誌”を船内で見つけ、自分の物にした。[1]
またタルタはこの惑星に先住民の知覚生物がいることを発見し、彼らを“パープル・ワンズ”(紫の連中)と名付けた。タルタは先住民の7つの村を数日のあいだに略奪し、<アーカニアン・ドーン>に新たな奴隷を詰め込んで惑星カルセドンの奴隷市場へ向かった。タルタは奴隷を売って儲けた金で新たな船を買い、ゆくゆくはサラシアン・ギルドの支配者となってライバルのザイゲリアンを倒すことを夢見た。しかしその後の調査によると、<ドーン>がカルセドンに到着した直後に奴隷の反乱が発生したらしく、タルタは命を落とした。その後、ブラック・サンの奴隷屋がタルタの死体からマズ・カナタの日誌を回収し、カルセドンの市場でヴァーシニアス競売及び遺物収集組合に売り払った。[1]
制作の舞台裏[]
クラスティック・タルタは2018年に発売された正史の設定資料集『スター・ウォーズ:スマグラーズ・ガイド』(ダニエル・ウォーレス著)で初めて言及された。[1]
参考資料[]
脚注[]
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