- 「俺たちが従う独裁者はひとりだけだぜ……クレイガン船長さ！」
- ―ドレル[出典]
クレイガン・ゴール（Kragan Gorr）は惑星モン・カラ出身の男性クオレンで、新共和国時代にウォーバード・ギャングを率いた海賊のキャプテン。嵐などの自然の脅威を利用して冷酷な襲撃を指揮することで知られた。クレイガンはギャングや海賊仲間から重要な戦術的情報を得ていた他、密かにファースト・オーダーとも手を結んでいた。またクレイガンは惑星ヴァンコアでミリアランの孤児シナーラ・サンを拾い、自分の子として育て、海賊の一味に加えた。冷戦の終盤、クレイガンはファースト・オーダーのコマンダー・パイアに雇われ、惑星キャスティロンの補給ステーション＜コロッサス＞を脅かした。ファースト・オーダーは海賊の脅威を強調することで、＜コロッサス＞をファースト・オーダーの庇護下に引き込もうと企てていたのである。
34 ABY、クレイガンたちはトリプル・ダークに乗じて＜コロッサス＞を襲撃したが、ハリオン・ナークの失態で撤退を強いられた。その後、クレイガンは偶然＜コロッサス＞に入り込むことに成功したシナーラをスパイとして働かせ、二度目の襲撃で成果を上げた。のちに海賊たちは＜コロッサス＞の運営者であるキャプテン・イマニュエル・ドーザの娘トーラを誘拐することに成功したが、ファースト・オーダーはクレイガンを裏切り、海賊船＜ガレオン＞からトーラを“救出”した。この事件の影響で＜コロッサス＞はファースト・オーダーによる事実上の占領下に置かれることになったが、やがて住民たちが反乱を起こし、戦いが発生した。クレイガンとウォーバードも＜コロッサス＞側に加勢し、ファースト・オーダー軍と空中戦を繰り広げた。結果的に、クレイガンたちはかつて敵対した＜コロッサス＞に乗ってキャスティロンから脱出することになった。
クレイガンはファースト・オーダーの追跡をしのぐためやむを得ずプラットフォームの住民たちと力を合わせることになり、イリーニウム星系で＜フルミナトリックス＞の残骸からコアクシウム燃料を回収した。またセルサー3ではジャクースクを狩る手伝いをした。しかし海賊とキャプテン・ドーザの関係は常に緊張状態にあり、クレイガンはついに＜コロッサス＞の支配権を奪うため行動に出た。彼は同業者サイドン・イサノから仕入れた古いB2スーパー・バトル・ドロイドをニーク・ヴォゾに修理させ、キャプテンに対する反乱を起こした。しかしドーザとニークは海賊の裏切りを予期しており、反乱は失敗に終わった。＜コロッサス＞の側につくことを決意したシナーラの訴えにより、クレイガンたちは収監を免れ、武器を取り払われた＜ガレオン＞に乗せられて＜コロッサス＞から追放されることになった。
登場作品[]
レジスタンス – トリプル・ダーク
レジスタンス – セクター6からのシグナル （ホログラムでの登場）- レジスタンス – もう一人のスパイ
- レジスタンス – ビボ （ホログラムでの登場）
- レジスタンス – ドーザのジレンマ
- レジスタンス – コロッサス占領
- レジスタンス – コロッサス沈没
- レジスタンス – 脱出 パート2
- レジスタンス – 現在地不明
- レジスタンス – 回収作業
- レジスタンス – ジャクークス狩り
- レジスタンス – エンジニア
- レジスタンス – 反乱
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 ニュー・エディション
- スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け ビジュアル・ディクショナリー＆クロスセクション
- 爆発物、重火器、惑星のアイテム – スター・ウォーズ・エンサイクロペディア
- ファースト・オーダー – スター・ウォーズ・エンサイクロペディア
- チューバッカと反乱軍所属のエイリアンたち – スター・ウォーズ・エンサイクロペディア
- スカリフをはじめとするアウター・リムの惑星 – スター・ウォーズ・エンサイクロペディア
- THE STAR WARS BOOK はるかなる銀河のサーガ 全記録 （表記はクラガン・ゴー）
- スター・ウォーズ タイムライン
- Kragan Gorr - 公式データバンク
