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「忠誠心は俺にとって大事なものだ。だが帝国は俺の忠誠に応えなかった」
―クロスヘアー[出典]

クロスヘアー(Crosshair)は銀河共和国および銀河帝国に仕えたクローン・コマンドー。識別番号はCT-9904。“バッド・バッチ”の通称で知られるエリート部隊クローン・フォース99の隊員であり、優れた射撃能力に恵まれていた。隊長のハンター軍曹レッカーテクと同様、遺伝子実験によって生み出された特異なクローンであるクロスヘアーは、標準的なクローン・トルーパーと並んで戦うことを好まなかった。クローン戦争の終盤、クロスヘアーたちは独立して活動するエリート・ユニットとして共和国グランド・アーミー兵士たちの間で噂になっていた。19 BBY、クロスヘアーたちはアナクセススカコ・マイナーにおける秘密任務でクローン・キャプテンレックスコマンダーコーディと行動を共にした。また一般兵出身であるエコーがこの戦いの後にバッド・バッチの新隊員となった。

オーダー66が発令された時、クロスヘアーたちはカラー戦いに参加していた。クロスヘアーは分隊の中で唯一この指令に疑問を持たず、ジェダイパダワンケイレブ・デュームを殺そうとした。カミーノに帰還した後、バッド・バッチはウィルハフ・ターキン総督からオンダロンにおける任務を与えられ、新政府である銀河帝国の兵士としてふさわしいかどうかテストを受けることになった。結局、バッド・バッチは帝国からの離反を選び、クローンの少女オメガを連れて姿を消したが、クロスヘアーだけが帝国に留まり仲間と決別した。その後クロスヘアーはクローン・コマンダーに昇格し、エドモン・ランパート中将率いるウォー=マントル計画の一環として、エリート・スクワッド・トルーパー分隊指揮官を任された。またクロスヘアーは行動抑制チップを摘出したが、それでも彼の帝国への忠誠は揺るがず、カミーノ攻撃時に仲間たちから転向のチャンスを与えられた際も帝国への残留を選んだ。

しかしクロスヘアーはバートンIV前哨基地に配属された際に帝国への忠誠心をついに放棄し、クローンの命を軽視するノーラン大尉を殺害するという反逆罪を犯した。その後、彼はウェイランドタンティス基地に収監され、帝国の秘密研究の実験台にされた。やがて彼は、同じく帝国の囚人となったオメガに助けられ、ともにウェイランドから脱出した。ライロスの月でバッド・バッチと合流した後、クロスヘアーは自らの過ちを認め、仲間たちの信頼を取り戻していった。バッド・バッチの隠れ家となっていた惑星パブーが帝国軍による奇襲を受け、オメガが自らの判断で再び彼らに捕まった際、クロスヘアーはCXトルーパー宇宙船追跡装置を仕掛けることに失敗した。しかし彼らはランパート元中将をエレバス労働キャンプから解放し、タンティス基地の座標を特定するための手伝いをさせた。タンティスにたどり着いた後、バッド・バッチはCXトルーパー師団による待ち伏せを受け、クロスヘアーはCX-2によって右手を切断されてしまった。しかし戦闘の終盤、彼はオメガを連れて逃げようとしていたドクターロイス・ヘムロックを倒し、戦いに終止符を打った。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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