クローン・キャプテン(Clone Captain)、あるいはクローン・トルーパー・キャプテン(Clone trooper captain)は銀河共和国のグランド・アーミーや宇宙軍で使用されていたクローン・トルーパー・オフィサーの階級のひとつである。クローン・コマンダーとルテナントのあいだに位置付けられ、一般的に144名のトルーパーによって構成される中隊の指揮官を務めた。しかし中には大隊や軍団といったより大規模なユニットを指揮するクローン・キャプテンもいた。
クローン・キャプテンの階級はクローン・トルーパー・パイロットやクローン航法士官のあいだでも使用されていた。CC-5576-39“グレガー”はエリート兵士のクローン・コマンドーでありながらキャプテンの階級を与えられており、のちにコマンダーに昇格もした。ジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーに仕えたキャプテンCT-7567“レックス”はトレント中隊の隊長であり、第501軍団全体のリーダーでもあった。第一次ジオノーシスの戦い以降、クローン・キャプテンを含むクローン兵士たちはジェダイの上官とともに銀河系各地の戦場で独立星系連合と戦った。
戦争終盤、レックスもクローン・コマンダーに昇格し、第332師団の指揮官を任せられた。終戦時、最高議長シーヴ・パルパティーンがオーダー66を発令した際、キャプテンを含むあらゆるクローン・トルーパーがジェダイの上官を裏切り、彼らを反逆者とみなして粛清した。ジェダイ・マスターのデパ・ビラバは惑星カラーでキャプテンCC-10/994“グレイ”や“スタイルズ”によって殺された。またプロ・クーンはケイト・ニモーディアでキャプテンCT-55/11-9009“ジャグ”に撃墜され、命を落とした。
概要[]
クローン・キャプテン[1]、あるいはクローン・トルーパー・キャプテンは[3] 銀河共和国の共和国グランド・アーミーや[1] 共和国宇宙軍[2]、共和国軍スターファイター隊で使われていたクローン・トルーパー・オフィサーの階級のひとつである。クローン・キャプテンの階級はクローン・トルーパー・パイロットや[4] エリート兵士のクローン・コマンドー[5]、クローン航法士官といった専門部隊でも使われていた。[2]
装備[]
クローン戦争序盤、共和国グランド・アーミーのクローン・キャプテンは赤いマーキングが施された標準的な[1] フェーズI[6] クローン・トルーパー・アーマーを身に着けていた。当時、彼らのアーマーの左胸部プレートには赤い丸が4つ描かれ、両腕とヘルメット中央に赤のストライプ、バイザーに赤色の縁取りが入っていた。[7]
クローンの階級に応じたアーマーの色分けは、もともとジェダイ将軍やその他の味方がクローンの階級構造を見分けやすくするための工夫だったが、やがて廃れていった。[8] ジェダイ将軍たちがクローンにも個性の表現を奨励したため、キャプテンを含むオフィサーたちはアーマーに独自の装飾やカラーリング、改造を施すようになった。[9] 例としてカーマやポールドロン、レンジファインダー、ピストルのホルスター、所属部隊を示すマーキングなどが挙げられる。[10] またヘルメットにジェグ・アイズと呼ばれる模様を入れるクローン・キャプテンもいた。[11] 共和国宇宙軍のクローン・キャプテンはアーマーではなく薄灰色の繊維の制服やヘッドセット、黒いベルト、グローブを身に着けていた。[12]
歴史[]
第501軍団のトレント中隊を指揮したCT-7567(レックス)はクローン・キャプテンだった。また、CT-65/91-6210(デヴィス)はアルティアVにおける戦いで負傷兵2名を救う活躍を見せた後、キャプテンからクローン・コマンダーに昇格した。
登場作品[]
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 クローン・ウォーズ – 絆
- ↑ Star Wars: The Black Series (Clone Trooper Captain)
- ↑ きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- ↑ クローン・ウォーズ – 生きていた兵士
- ↑ アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- ↑ スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
- ↑ スター・ウォーズ ビジュアル・ディクショナリー新完全版
- ↑ Clone Trooper Armor - 公式データバンク
- ↑ スター・ウォーズ クローン・ウォーズ
- ↑ きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- ↑ クローン・ウォーズ – 待ち伏せ