クローン・スキューバ・トルーパー(Clone SCUBA trooper)は水中での戦闘に特化した共和国グランド・アーミーのクローン・トルーパー。クローン戦争中、彼らはリフ・タムソン司令官率いる分離主義勢力およびクオレン孤立主義同盟を倒すため海洋惑星モン・カラへ派遣され、モン・カラマリ種族やグンガン・グランド・アーミーと肩を並べて戦った。多くのスキューバ・トルーパーが分離主義勢力の捕虜になったが、最後にはモン・カラマリとクオレンが分離主義勢力を倒すために結託し、勝利を掴んだ。
特徴[]
クローン・スキューバ・トルーパーの白いアーマーは水中作戦に特化しており、6つのジェット噴射装置と大きな足ひれが取り付けられていた。彼らの装甲服は標準的なクローン・トルーパー・アーマーより軽く、スキューバ・バックパック・キットの酸素供給チューブがヘルメットに接続していた。クローン・スキューバ・トルーパーが装備した専用の二連式ライフルには水中用ライトが搭載されていた。呼吸装置とアーマーのおかげで、スキューバ・トルーパーは惑星モン・カラの海底に長時間連続で留まることができた。彼らはリパブリック・アタック・ガンシップで海上まで運ばれ、海中での移動に1人乗り潜水艇デヴィルフィッシュを用いた。
歴史[]
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専用ライフルを装備したスキューバ・トルーパー
共和国グランド・アーミーの水中戦闘部隊であるクローン・スキューバ・トルーパーはクローン戦争中に独立星系連合との戦いで活躍した。ジェダイ・ナイト・アナキン・スカイウォーカーやパドメ・アミダラ元老院議員による調停が失敗し、海洋惑星モン・カラでモン・カラマリとクオレンの種族間内戦が勃発すると、ジェダイ・マスター・キット・フィストー率いるクローン・スキューバ・トルーパー部隊が現地へ派遣された。クローン・スキューバ・トルーパーはモン・カラマリ・ガードと協力してモン・カラ・シティを防衛し、独立星系連合のアクア・ドロイドやクオレン孤立主義同盟の兵士を追い払った。しかし、分離主義勢力のリフ・タムソン司令官がハイドロイド・メデューサを海中に放ったため、モン・カラマリと共和国軍は散り散りになった。
攻撃を生き延びたクローン・スキューバ・トルーパー数名は、モン・カラマリのリー=チャー王子やミーナ・ティルズ議員の逃走を支援した。彼らは海上の共和国軍との合流を試みたが失敗に終わり、分離主義勢力の攻撃をかわすため海底に戻った。モン・カラマリを救うべく、ジェダイ最高評議会は惑星ナブーのグンガンに協力を依頼し、ジャー・ジャー・ビンクス下級代議員率いるグンガン・グランド・アーミーがモン・カラに駆け付けたが、タムソンのトライデント・ドリル・アサルト・クラフトには敵わなかった。
戦いの結果、多数のスキューバ・トルーパー、モン・カラマリ、グンガンが分離主義勢力の捕虜になり、首都に設けられた収容所に入れられた。リー=チャー王子の公開処刑が始まった時、捕虜のスキューバ・トルーパーも処刑場に集められたが、クオレンの指導者であるノーソア・ライが分離主義勢力からの離反を決意し、共和国とモン・カラマリ兵士の拘束を解いた。ライがリー=チャー王子を解放すると、モン・カラマリとクオレンは惑星の支配を企むタムソン司令官を倒すために結託し、スキューバ・トルーパーやグンガンとも力を合わせて勝利を手に入れた。