クローン・トルーパー(Clone trooper)は高度な訓練を積んだ共和国グランド・アーミーの兵士である。人間の賞金稼ぎジャンゴ・フェットの遺伝子テンプレートをもとに、カミーノアンの科学者たちによって惑星カミーノで作り出されたクローン・トルーパーは、バトル・ドロイドよりも優れているという点で、銀河共和国時代末期の銀河系紛争において最も進んだ存在だった。独立星系連合が引き起こした分離主義危機が最高潮に達し、銀河元老院で共和国軍が公式に設立された際に、銀河史の表舞台に姿を現した。22 BBYに惑星ジオノーシスで起きた戦いをきっかけに始まった、共和国設立以来およそ1,000年ぶりとなる大規模紛争は、彼らにちなんでクローン戦争と呼ばれるようになった。
シーヴ・パルパティーン最高議長の指揮のもと、クローンの大隊は共和国領域を防衛して何千という星系に秩序を立て直すため、銀河各地の戦場へ配備された。共和国の平和の守護者であるジェダイ・ナイトたちはジェダイ将軍という階級を与えられ、グランド・アーミーのクローン兵士の指揮を執った。ジェダイとクローンは3年間以上におよぶ戦争で肩を並べて戦い、互いに強い信頼関係を築いた。ジェダイはクローンを消耗品としては扱わず、彼らが個性を持つことを奨励した。また、クローン兵士もジェダイと行動を共にすることで“個性”と創造的思考の波がクローン全体に広まった。その結果、様々なマーキングやカラーリングで彩られた特殊ユニットが増え、グランド・アーミーの中で一般的な存在になっていった。ジェダイ・オーダーは知らなかったが、クローンの製造にはシスの暗黒卿が関与していた。クローンの脳内には行動抑制バイオチップが埋め込まれており、ジェダイの抹殺を指示する特別命令(オーダー66)が発令された際に作動するこのチップは、クローンの意志を即座に排除し、強制的に命令を遂行するようプログラムされていた。
19 BBY、シス卿“ダース・シディアス”という裏の顔を持つパルパティーン最高議長によって、全クローン・トルーパーに対してオーダー66が発令された。共和国国家の反逆者というレッテルを貼られたジェダイたちは、各地の戦場で指揮下のトルーパーによる予期せぬ攻撃に倒れた。また第501軍団のトルーパーは共和国の首都コルサントにあるジェダイ・テンプルを襲撃し、若い訓練生も含め、建物にいたジェダイを皆殺しにした。その後クローン・トルーパーは共和国の後継政府である銀河帝国において帝国軍ストームトルーパーの第一世代となり、皇帝パルパティーンとニュー・オーダー体制に忠誠を誓った。しかしクローン戦争が終結して数ヶ月のうちに、帝国は高いコストを理由にカミーノのクローン・ユニット製造施設への依存を打ち切り、通常の人間の徴募兵をストームトルーパーに採用するようになった。そのためクローンの数は時の流れとともに減っていき、普通の人間よりも成長が早いことから戦闘技術も衰えていった。
しかしクローン・トルーパーが銀河史に与えた影響は、銀河帝国が新共和国によって破られた後も色濃く残っていた。クローン・トルーパーの遺産は帝国の後継者であるファースト・オーダーにも引き継がれ、新世代のストームトルーパーに影響を与えた。ファースト・オーダーのストームトルーパーはクローンでこそ無かったものの、幼い頃から訓練を受け、絶対的な忠誠心を叩き込まれていた。この訓練手法と教育方針は、クローン・トルーパーの戦闘技術を高く評価していた元共和国軍将校、ブレンドル・ハックス将軍によって考え出された。
歴史
起源
ナブー危機以前、ジェダイ最高評議会のメンバーだったジェダイ・マスター・サイフォ=ディアスは銀河系を襲う戦争の到来を予期し、銀河共和国を防衛するための軍隊創設を唱えた。しかしこの主張は他のジェダイたちに受け入れられず、サイフォ=ディアスは評議会の席を失うことになった。ジェダイ・オーダー内で支援が得られなかったにも関わらず、サイフォ=ディアスは軍隊創設のための準備を個人的に進めた。彼はカミーノアン[7](惑星カミーノ出身の優れたクローニング技術を持つ種族[1])に接触を取り、ジェダイ評議会や銀河元老院から許可を得ないまま、共和国のためのクローン軍団の製造を依頼した。[7]
しかし、サイフォ=ディアスは知らないうちにシスの暗黒卿の駒として利用されていた。シスはパイク・シンジケートを雇ってサイフォ=ディアスを暗殺し、秘密裏にクローン・プロジェクトを引き継いだ。[7] シス卿ダース・シディアスの弟子であるドゥークー伯爵(ダース・タイラナス)は、ボグデンの月にて、賞金稼ぎのジャンゴ・フェットをクローン軍団の遺伝子提供者に雇った。カミーノアンはジャンゴの遺伝子に手を加え、オリジナルよりも独立心の低い、命令に従順な兵士たちを創り出した。カミーノアンが施した成長加速処理により、クローン・トルーパーは通常の人間の2倍の早さで歳を取った。同時に、クローンは創造的な思考ができるよう設計され、カミーノアンのラマ・スー首相の説明によれば、バトル・ドロイドとは比較にならない優秀さを誇った。またジャンゴ・フェットはタイラナスに雇われた際、遺伝子に手を加えていない純粋なクローンを自分のために1体製造するよう要求した。彼はこのクローンをボバ・フェットと名づけ、実の息子として育てた。[1]
カミーノアンはクローン軍団の製造目的は共和国を防衛するためだと思い込んでいたが[1]、シスはクローン・トルーパーをジェダイに対する秘密兵器として使うつもりであった。クローン軍団製造の真の意図はジェダイの討伐であり[2]、各クローンの脳内には製造の第3段階で行動抑制バイオチップが埋め込まれていた。このバイオ=チップは、表向きにはクローンの攻撃性と独立性を抑え込むための装置とされていた。[8] CT-5385 “タップ” のチップが誤作動を起こした際、カミーノは元老院および評議会に対して「このチップは遺伝子ホストであるジャンゴ・フェットの持つ攻撃性を抑制する役割があり、チップが損傷を負ったり取り除かれた場合、クローン兵は精神的に不安定になるため周囲に危険を及ぼす可能性がある」と弁明した。[9] シスの陰謀によって埋め込まれたこのチップの正体は、ジェダイ・オーダーの殲滅を命ずる特別命令、“オーダー66”を確実に遂行させるための行動制御装置であり、クローン本人の自我や意志に反した行動を強制することが可能であった。また、この装置はパルパティーンの声によって起動する仕組みとなっていた。[3][8][9]
クローン・トルーパーは左の手首に識別コードを刻印されていた。クローン戦争中、このコードは共和国軍のデータベース内にある全トルーパーのファイルとリンクしていた。アストロメク・ドロイドはクローンの識別コードをスキャンしてファイルにアクセスすることで、クローンの識別番号や階級、軍務記録、経験した特殊訓練や所属部隊の情報を呼び出すことができた。[10]
サイフォ=ディアスがクローン軍団を発注してから10年後、カミーノでは第1世代の200,000ユニットが戦闘可能になり、さらに100万人が完成に近づいていた。この頃、カミーノを訪れたジェダイ・ナイトのオビ=ワン・ケノービがクローン軍団製造の事実を突き止め、評議会に報告した。当時、銀河共和国は分離主義運動によって内戦の危機に瀕していた。分離主義者はドゥークー伯爵の下で独立星系連合を形成し、密かにバトル・ドロイドの軍隊を準備していた。ジェダイだけでは共和国全体を守る人手が足りなかったため、元老院は最高議長に非常時大権を与えることで、危機に対処するための共和国軍創設を可能にした。パルパティーン最高議長は正式に共和故国グランド・アーミーの創設を宣言し、カミーノで発見されたばかりのクローン・トルーパーがその主戦力となった。[1] 世間には知られていなかったが、共和国の指導者であるパルパティーンの正体こそ、シスの暗黒卿ダース・シディアスだった。彼はジェダイを滅ぼす武器であるクローン・トルーパーを共和国軍に採用することで、銀河系支配を目的とする秘密の計画を大きく前進させた。[1][3]
クローン戦争
戦争での活躍
- 「あんたはナンバーじゃなく名前を持っているが、なぜだ?」
「リーダーが俺たちを区別するのに効率的だと思ったんだろう」 - ―カット・ロクウェインと“レックス”[出典]
クローン・トルーパーは惑星ジオノーシスで行われた戦いでデビューを果たした。ジオノージアンの処刑アリーナで分離主義勢力ドロイド軍に追い詰められていたジェダイを救出したクローン兵は、独立星系連合を撤退に追い込み、ジェダイの指揮のもとバトル・ドロイドと戦って共和国を勝利へ導いた。[1] しかしジオノーシスにおける敗北の後も、ドゥークー伯爵は数多くの惑星を分離主義勢力に引き込み、共和国内の亀裂を広げた。クローン・トルーパーは銀河系各地の戦場へ派遣され、共和国の戦力として活躍することになる。[11] またこの紛争は共和国の兵士にちなんでクローン戦争と呼ばれるようになった。[1]
戦争中、クローン・トルーパーは共和国に献身的に仕え、特にジェダイ将軍や最高議長に極めて忠実だった。[2] クローン・トルーパーは従順な兵士として生みだされたが[1]、コマンダーCC-2224(コーディ)[12] やキャプテンCT-7567(レックス)[13] のように、個々のクローンはそれぞれユニークな個性を発達させていた。[2] 個性の強いクローンの中には、共和国の戦争活動の意義に不満を持つ少数派も存在した。“スリック”というニックネームで知られたクローン・トルーパー・サージェントは、クローンとして戦争で果たす役割に幻滅し、分離主義勢力から報酬を受け取って反逆行為を働いた。スパイ及び破壊工作が発覚した後、スリックはグランド・アーミーによって逮捕された。[14] グランド・アーミーから脱走して農夫になり、“カット・ロクウェイン”と名乗って家庭を築いたクローンもいた。[15] しかしごく一部の変節者を除けば、クローン・トルーパーの大多数が兵士としての役割に誇りと意義を見出し、共和国のために命をなげうった。[2]
戦略や戦闘能力に秀でた一部のクローン・トルーパーは、同僚のクローンだけでなく、ジェダイからも尊敬を勝ち取っていた。またクローンはしばしば一緒に行動するジェダイの上官と親密な関係になった。コマンダー・コーディはオビ=ワン・ケノービと何度も戦場で行動を共にし、相互信頼と友情で結ばれていた。[12] キャプテン・レックスは厳しい訓練と規律を叩き込まれていたにも関わらず、自身が仕えるアナキン・スカイウォーカー将軍の臨機応変さやルールを捻じ曲げる才能を称賛していた。[13] コマンダーCC-5052(ブライ)もアイラ・セキュラ将軍と職務上で親しい関係にあり、セキュラもまた、信頼できるクローンが後ろについていることに安心感を抱いていた。[16] ヨーダやプロ・クーンをはじめ、多くのジェダイがクローン・トルーパーを消耗品とは思っておらず、彼らの個性を尊重していた。[6][17]
戦争の終盤、オーダ66の計画が危うく発覚しかける事件が起きた。リンゴ・ヴィンダの戦いのさなか、第501軍団に属すクローン・トルーパーCT-5385(通称タップ)が行動抑制チップの不調で精神的に不安定になり、ジェダイのティプラー将軍を殺害してしまったのである。[18] オーダー66の早まった遂行は、共和国やジェダイ、カミーノアンの注意を引き、調査が始まった。一方、シスもこの問題に関心を持った。ドゥークー伯爵はカミーノアンと接触を取り、行動抑制チップの真の目的を隠し通すよう指示した(彼はカミーノアンのラマ・スー首相やナラ・セに対して秘密の後援者“タイラナス”として振る舞い、正体を知らせていなかった)。[19] また、タイラナスは精神的な条件付けが施されているにも関わらずクローンの個性の度合いが強いことにも不満を持っていた。この問題についてナラ・セは、ジェダイの影響でクローンの創造的思考が促進されているのではないかと考えていた。セはCT-5385の故障したチップを摘出し、他のチップは問題なく機能するだろうと請け合った。[9]
タップの不調の原因について調査したARCトルーパーCT-5555(通称ファイブス)は、自分たちの脳内に行動抑制チップが埋め込まれていることを突き止め、この装置が共和国やジェダイに対する陰謀のために存在するのではないかという疑いを強めた。[8][19] ファイブスはナラ・セの妨害を押し切り、本件をジェダイ・マスターのシャアク・ティに訴え、最高議長パルパティーンに直訴するチャンスを手に入れる。しかしコルサントでパルパティーンと対面したファイブスは、最高議長こそ陰謀の黒幕であると悟った。グランド・リパブリック医療施設から脱走した際、ファイブスは議長暗殺未遂の濡れ衣を着せられ、コルサント・ガードのクローン・ショック・トルーパーに追われる身となった。ファイブスは直属の上官であるキャプテン・レックスやアナキン・スカイウォーカー将軍に真実を伝えようとしたが、コルサント・ガードの指揮官であるクローン・コマンダーCC-1010(フォックス)によって射殺されてしまったため、オーダー66の真実が漏れることはなかった。その後、CT-5385の異常な行動に関するカミーノ側の調査では、惑星リンゴ・ヴィンダの希少な寄生生物が原因だったと結論付けられた。[9]
タップは行動抑制チップを摘出されて死ぬ前に、オーダー66のことを“終わることの無い悪夢に出てくる任務”と描写した。ファイブスも同様に、レックスの腕の中で息を引き取った際に“悪夢”について言及した。[9][19] この2人が死んだことにより、ジェダイがオーダー66の存在を突き止める手がかりは完全に失われ、パルパティーンは行動抑制チップはクローン・トルーパーにとって必要なものだとジェダイ評議会を言いくるめることに成功した。[9]
しかしリンゴ・ヴィンダから始まった一連の事件が収束した後も、クローン計画に対するジェダイの不信感が完全に払拭されることはなかった。やがてジェダイ最高評議会は、クローン軍団の発注者であるサイフォ=ディアスの死を巡る謎について調査を開始する。ジェダイが陰謀に近づいていることに気づいたダース・シディアスは、ドゥークー伯爵にあらゆる手がかりを抹消してクローン軍団創設にまつわる秘密を守るよう命じた。ドゥークーは惑星オーバ・ディアへ飛び、パイク・シンジケートが幽閉していたフィニス・ヴァローラム元最高議長の秘書、シルマンの口を封じた。またドゥークーはアナキン・スカイウォーカーやオビ=ワン・ケノービの攻撃をしのぎ、パイクのリーダーであるロム・パイクも殺害したが、ロムは死ぬ前にドゥークーとタイラナスが同一人物であることをジェダイに明かした。[20]
ジェダイ最高評議会はシス・オーダーがクローン軍団の創設に関与していたことを知って動揺した。しかし評議会はシスがジェダイにクローンの軍隊を提供した意図を疑いつつも、人々からの信頼を失うことを恐れ、調査内容を世間には公表しなかった。またグランド・マスター・ヨーダはクローン・トルーパーが幾度となくジェダイの命を救い、その忠誠心を証明してきたことを踏まえ、このまま戦争でクローンとともに戦っていくことを決めた。[20]
パブリック・イメージ
クローン戦争中、クローン・トルーパーは共和国と独立星系連合の双方によって、プロパガンダ活動の格好の素材として利用された。COMPORという通称で知られる共和国の翼賛団体、共和国保護委員会はクローン・トルーパーを共和国の戦争活動の表向きの顔として推し出し、『団結』や『白い青年たちに応援を』といった愛国主義的なアートワークの題材にした。これらのメッセージは、クローン・トルーパーのイメージを一般の市民感情に浸透させることを目的に作られており、自由や民主主義、共和国を守るために命を投げうつ勇敢な兵士という印象を人々に染み渡らせた。COMPORはジェダイ・オーダーもプロパガンダの道具として利用しようとしたが、パルパティーン最高議長は、戦争における役割を仕方なく引き受けてくれたジェダイに気を使うべきだと主張し、彼らを宣伝に使わないほうがいいと助言した。そのためCOMPORはクローン・トルーパーや共和国、そしてパルパティーン議長への忠誠心を促進する素材の作成に注力するようになり、『ジェダイは平和のため団結する』などのごく一部の例外を除き、ジェダイを支持するプロパガンダ作品は作られなかった。[21]
対象的に、独立星系連合はクローン・トルーパーを醜怪な生きた兵士として描写し、人工的に生み出された人間に武器を持たせ、殺人マシーンとして利用することを非人道的行為として批判した。分離主義勢力の思想のもとでは、連合軍がバトル・ドロイドを使っているのはより“人道的”なアプローチであるとメディアで論じられていた。また戦争が続くにつれ、共和国市民のあいだにも終わりが見えない紛争への失望感が広まり、分離主義者や反戦主義者のプロパガンダが共和国の領域内にも根付きはじめた。市民のあいだに拡散した不満は、やがてCOMPORの取り組みに反してクローン・トルーパーのパブリック・イメージをも蝕んでいった。反戦活動家たちはクローン戦争3年目の時点でクローン・トルーパーがわずか13歳に過ぎないという事実を指摘し、一般市民が名付けた“白い青年”というニックネームすら、パブリック・イメージにとって逆効果となった。[21]
オーダー66
クローン戦争3年目の19 BBY[4]、分離主義勢力は共和国の首都惑星であるコルサントに攻撃を仕掛け、パルパティーン議長を誘拐することに成功した。クローン・トルーパー・パイロットたちはコルサント上空で繰り広げられた熾烈な宇宙戦闘に参加し、議長の奪還を試みるアナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービらを補佐した。戦いの最中、パルパティーンは無事に救出され、独立星系連合の指導者であるドゥークーはアナキンによって殺された。間もなくクローン情報部がグリーヴァス将軍の居場所を突き止め、オビ=ワンとコマンダー・コーディの部隊がウータパウへ派遣される。グリーヴァス討伐の報せが入ると、ジェダイ評議会はパルパティーンに非常時大権の放棄を働きかけようとした。[3]
しかしパルパティーンの正体がシスの暗黒卿であることがわかったため、ジェダイ・マスターのメイス・ウィンドゥらが元老院オフィス・ビルに押し入り、議長の逮捕を試みた。ところがパルパティーンはこの決闘でアナキンを味方につけ、ウィンドゥらを返り討ちにした。パルパティーンはジェダイ・オーダーを共和国の反逆者と宣言し、銀河系各地に散らばっていたクローン・コマンダーたちにオーダー66の執行を命じた。またアナキンはパルパティーンに仕えるシス卿“ダース・ヴェイダー”となり、ジェダイ・テンプルにいるジェダイを皆殺しにする任務を与えられた。ヴェイダーは第501軍団のクローン・トルーパーを指揮し、幼いジェダイ・イニシエイトを含め、テンプルにいるかつての仲間たちを虐殺した。[3]
オーダー66は銀河系各地の戦場ですみやかに遂行された。[3] クローン・トルーパーは脳内に埋め込まれた行動抑制チップの影響で、疑問を持つことなくこの特別命令に従った。コマンダー・コーディやブライのように、ジェダイの上官と固い信頼関係を築いていたクローンも例外ではなかった。[2] ウータパウのパウ・シティで独立星系連合の残党と戦っていたコーディは、ヴァラクティルのボーガにまたがって戦場を移動していたオビ=ワンをAT-TEウォーカーで砲撃するよう部下に命じた。オビ=ワンは砲撃でパウ・シティの底へ落下したが、奇襲を生きのび、ウータパウから脱出した。[3]
オビ=ワンと違い、大半のジェダイは忠実なクローンによる奇襲を生き延びることができなかった。マイギートーでは、前線で部隊の指揮を執っていたキ=アディ=ムンディがコマンダーCC-1138(バカーラ)率いるギャラクティック・マリーンズによって殺された。フェルーシアでは、アイラ・セキュラがコマンダー・ブライたちによって抵抗する間もなく射殺された。またプロ・クーンはケイト・ニモーディアでCT-55/11-9009(ジャイガラー)に、スタス・アリーはサルーカマイでCC-8826(ネーオ)にそれぞれ不意を突かれ、命を落とした。CC-1004(グリー)はキャッシークの戦いのさなかにヨーダを殺そうとしたが、返り討ちにあった。のちにヨーダはクローン・トルーパーの捜索部隊の目をかいくぐってキャッシークから脱出し、オビ=ワンと合流した。[3]
一部のクローンにとってオーダー66は苦々しい体験であり、無理やり遂行させられた任務にトラウマを感じる者もいた。[22] 例えばクローン・コマンダーCC-10/994(グレイ)は何の考えも持たずにオーダー66に従ってしまったことに疑問を抱き、当時の行動はトランス状態で行われたため、自分で自分をコントロールすることができなかったと述懐した。しかし一方で、彼の部下であるキャプテン・“スタイルズ”はオーダー66に関して道義的な疑問を抱いていなかった。のちにコマンダー・グレイはジェダイの大粛清に加担した埋め合わせをしようと、自身がオーダー66で手にかけたジェダイ・マスター・デパ・ビラバのパダワンであるケイレブ・デュームの命を救った。[23] また、コマンダー・コーディも帝国による非人道的な虐殺や武力による支配制、オーダー66の正当性に疑問を抱きはじめ、後にインペリアル・クローン・コマンダーの階級を放棄して逃亡した。
帝国時代
ジェダイ・オーダーの壊滅により、銀河系は再びシスの支配下に入った。共和国に対して完全な政治的・軍事的支配権を握ったパルパティーンは、銀河元老院で第一銀河帝国の建国を宣言し、自らその初代皇帝となった。[3] 共和国は滅び、民主主義と自由はシスによる専制政治に取って代わられ、銀河系にニュー・オーダー(新秩序)がもたらされた。[24] この変革の時代、クローン・トルーパーたちは帝国軍のストームトルーパーとして再編成された。その結果、かつて共和国を守護していた兵士たちは帝国のエリート・ショック・トルーパーに変わり、帝国時代の初期に、皇帝の意志を遂行して敵対者たちを滅ぼす役割を担った。[5]
まだクローン・トルーパーが貢献していたにも関わらず、クローンの製造は、帝国設立後の早い段階で中止された。その噂はトルーパーたちの間にも広まり、“ディング”や“キッカー”といった兵士たちは帝国の未来と同胞に待ち受ける運命を危惧した。特にディングは、戦いが終わって自分たちの役割が無くなることを恐れ、皇帝のロイヤル・ガードに加わるなどして積極的な任務に留まることを望んだ。とはいえ、戦争が終わってクローン・トルーパーが段階的に軍務を外れていく流れの中でも、彼らの仕事が完全に無くなったわけではなかった。例えばミッド・リムに浮かぶジェダイの拠点<ブライトホーム>では、クローン・トルーパーが駐在員として送り込まれ、ジェダイの遺物の目録を作る雑務を任されていた。[25] またクローン・ショック・トルーパーはコルサント上層部で引き続き法執行機関として活動し、ジェダイの生存者ジョカスタ・ヌーがコルサントに現れた際には、ダース・ヴェイダーの援護も行った。[26]
クローン・トルーパーは老化が加速されていたため、年月の経過に伴い、しだいに軍務には適さなくなっていった。[27] カミーノのクローン製造施設が閉鎖されたため、もはや新世代のクローン・トルーパーの供給もストップしていたが[25]、帝国は代わりにストームトルーパーの新兵を通常の人間から募るようになり、帝国軍はクローンの軍団から志願兵の部隊へ生まれ変わった。[21] クローンの兵士は生身の人間の兵士と交代していったが[2]、そんな中で、カミーノで製造された最後の世代のクローンは帝国軍に吸収された。ジャンゴ・フェットのテンプレートから生み出された最も若いクローンである彼らは、使い捨ての暗殺部隊パージ・トルーパーとして訓練を受けた。専用のアーマーに身を包んだパージ・トルーパーは、帝国のジェダイ・ハンターである尋問官やダース・ヴェイダーに仕え、ジェダイの生存者狩りを補佐した。18 BBY、彼らは帝国による惑星モン・カラの征服に参加した。[28]
4 BBYの時点で、ほとんどのクローン・トルーパーは役立たずとみなされて退役していた。[29] 帝国での軍務を続けたクローンは少数で、次世代のストームトルーパーの訓練教官などを務めた。[30] TX-828(トレント)はストームトルーパー兵団に属す最後のクローンのひとりであり、ヤヴィンの戦い当時まで軍隊に残っていた希少なクローン・トルーパーだった。この頃、彼は成長プロセスの加速によってすでに40歳近くになっており、黒い髪に白髪が混じっていた。この頃には帝国軍将校たちもカミーノで製造されたストームトルーパーと行動をともにすることが珍しくなっており、帝国保安局のアレシア・ベック中佐がそうであったように、身近にクローンが仕えた経験がほとんどなく、彼らの存在に驚く者もいた。[31]
オーダー66発令以前もしくは直後、CT-7567(レックス)やCC-3636(ウォルフ)、CC-5576-39(グレガー)といった一部のクローンは、脳内の行動抑制チップを摘出していた。クローン戦争が終結した後、この3人のクローンは惑星シーロスで引退生活を開始し、改造型AT-TEウォーカーを住処に定めた。既に老齢に達していたにも関わらず、レックスたちはのちに帝国に対する反乱運動に参加することを決意した。またレックスは自分たちの後継者となったストームトルーパーに対して軽蔑的だった。[32]
後世への影響
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訓練
- 「彼らに施す戦闘教練と訓練プログラムにも自信があります」
- ―ラマ・スー[出典]
クローン・トルーパーは戦争に備えるため、厳しいトレーニング・エクササイズを受けさせられていた。彼らは訓練生の頃に“クローン候補生”という階級を与えられ、協調性とチームワークを学ぶために複数の分隊に分かれて訓練を行った。[33] クローン候補生を導くインストラクターは数種類存在し、幼いクローンは成人のクローン・サージェントから教育を受け[34]、成長したクローンたちはカミーノアンが戦闘教官として雇った賞金稼ぎのもとで訓練を積んだ。またクローン戦争勃発後は、ジェダイ・マスターのシャアク・ティがカミーノに駐在し、新世代のクローン・トルーパーの訓練を監督した。またARCトルーパーも将来のトルーパーたちの訓練状況を視察することがあり、ARCに加わる素質のある候補生がいないか目を光らせた。[33]
戦争中、シャアク・ティは訓練最終段階に達したドミノ分隊をはじめとするクローン候補生たちのテストを見守った。候補生たちはシタデル・チャレンジと呼ばれるシミュレーション訓練場で実戦テストを行い、一人前のトルーパーになるための実力を証明する必要があったが、ドミノ分隊はテストをクリアすることができずにいた。ラマ・スー首相はドミノ分隊はクローンとして標準以下の出来だと評価し、その原因は、遺伝子テンプレートであるジャンゴ・フェットが死んで以来、残されたDNAを引き伸ばして使っているせいだと考えた。またラマ・スーは、より戦闘に適したクローンを製造するために新しい遺伝子型を選抜する必要があると考えていた。[33]
クローンは候補生時代を惑星カミーノの首都ティポカ・シティにある軍事複合施設で過ごしたが[1]、クローン戦争中には、カミーノの外に出て教習を受けることもあった。例えばクローン・ユース旅団に属す幼年期の候補生分隊のひとつは、クローン・サージェント・クラッシャーの監督のもと、ヴェネター級スター・デストロイヤー<エンデュアランス>に乗り込んで教習を受けた。彼らはスター・デストロイヤーに実際に乗り込むことで船の構造などに関する知識を再確認し、船の本物のレーザー砲を使って砲手の練習を行った。[34]
トルーパーになるための訓練を完了できなかったクローンは、兵士になることを許可されず、代わりに軍隊関係の職務に就いた。クローン99のような失敗作のクローンは、カミーノのティポカ・シティで雑用に従事した。候補生のテストに合格した者たちにはトルーパーの地位と卒業メダルが与えられ、軍隊への配属が決まった。[33] しかし一人前の兵士となった後も、卒業したばかりのトルーパーは装甲服がまだ輝いていることから、戦闘経験豊富な先輩トルーパーから“シャイニー”(ピカピカ組)と呼ばれて区別された。[35]
一部のクローンは、平均的・標準的なトルーパーとは異なる訓練も受けていた。[36] 彼らはクローン・コマンドーや[37] ARCトルーパーといったエリート兵士になるため、特殊な訓練を積んだ。[36]
装備
アーマー
クローン・トルーパーのプラストイド製アーマー(装甲服)はカミーノアンのアーマー職人によって製造され[38]、クローン戦争が始まる以前からトルーパーたちに支給されていた。[1] 初期の世代のクローン・トルーパーはフェーズIアーマーと呼ばれる装甲服を身に着けた。この装備は主に、ジャンゴ・フェットが身につけていたマンダロリアン・ショック・トルーパーのアーマーを基に設計されていた。[39] フェーズIアーマーは密閉されたボディ・グローブと、マグナトミック・グリプション・パネルで体にぴったりと張り付く20枚の装甲板[38]、マンダロリアンのデザインから影響を受けたT字型バイザーを特徴とするヘルメットによって構成された。[40] しかしフェーズIアーマーは重くて不快であり、“ボディ・バケツ”と揶揄されることもあった。[39]
クローン戦争が始まった当時[1]、フェーズIアーマーは、指揮官として訓練されたクローンと標準的なクローンを区別するために色分けされていた。例えばコマンダーは黄色、キャプテンは赤、ルテナントは青、サージェントはオリーブ色といったように、ヘルメットや腕の装甲にマーキングが施されていた。[40] しかし色分けによる階級識別システムはクローン戦争の早い段階で廃れ始め、第501軍団のメンバーは青、第212突撃軍団のメンバーはオレンジ、コルサント・ガードのクローン・ショック・トルーパーは赤といったように、色分けは階級ではなく所属を示すものとして使われるようになっていった。[3][11] また部隊色以外にも、個性的な模様やマーキングをアーマーに施すトルーパーも出始めた。例えばキャプテンCT-7567を始めとするクローンはヘルメットに“ジェグ・アイズ”と呼ばれる模様を入れていた。[41]
新作アーマーの試作型がARCトルーパーによってテストされた後[33]、モン・カラの戦いの時期に[42]、フェーズIIアーマーが導入された。この第2世代の装甲服はフェーズIよりも軽量だが強度があり、順応性も高かった。またフェーズIIは特殊任務に合わせた多様な機能が装備されていた。[39] カミーノアンが人間工学を熟知していなかったため、最初のアーマーにはしゃがむ姿勢が窮屈という欠点があったが、フェーズIIではそれも修正された。[38] この第2世代のアーマーもコルサントの戦い当時には使い古され、傷や凹みだらけになっていた。[39]
クローン・アーマーはジェットパックやエレクトロバイノキュラーといった外部アタッチメントを装着することが可能だった。[43][44] またフェーズIのヘルメットには生命維持システムやコムリンク、ビュープレートに組み込まれたディスプレー・スクリーン、兵員の動きをモニターするための追跡装置が内蔵されていた。[40] フェーズIヘルメットが真空で活動できたのに対し[17]、フェーズIIのヘルメットには生命維持システムが無く、宇宙に出るときは外部アタッチメントの呼吸マスク・サバイバル・ギアを装着する必要があった。[18]
武器
クローン・トルーパーが身につけるアーマーはカミーノアンによる特別仕様だったが、他のほとんどの装備はブラステック・インダストリーズ社といった武器製造を専門とする企業の製品だった。[40] クローン・トルーパーは標準装備としてブラステック社製のDC-15Aブラスター・ライフルと、より小型のDC-15Aブラスター・カービンを支給されていた。[38] どちらも装弾数は同じだったが、DC-15の方が長距離の戦いに向いていた。[40] またクローンは任務に応じてこれらのブラスターにアセンション・ケーブルの発射装置を取りつけることもあった。[11]
階級が高いキャプテンやコマンダーはDC-17ハンド・ブラスターを携行することもあった。このピストルは装弾数が50発で重量もあったが、クイック・ドロー用ホルスターに入れて装着すれば、突然の危険に素早く対処できるという利点もあった。[38] 他にもクローン・トルーパーはバトル・ドロイドの機能を無効化できる電磁パルス・グレネード[43] やサーマル・デトネーターといった爆弾類を携帯し[40]、必要に応じてZ-6回転式ブラスター砲や[45] RPS-6ロケット・ランチャーといった重火器を使用した。[6]
また様々な任務や環境に特化したクローン・トルーパーの特別ユニットは、専用のアーマーに加え、標準的な歩兵と異なる武器を身につけることがあった。例えばクローン・フレイムトルーパーは火炎放射器を装備し[46]、クローン・スキューバ・トルーパーは水中で使用する専用のブラスター・ライフルを携行していた。[42] またコルサントで治安維持にあたるクローン・ライオット・トルーパーは致死性の武器ではなく、警棒と暴動鎮圧用シールドで武装していた。[47] クローン・コマンドーも標準的な装備ではなく、DC-17m互換武器システムという独自の装備を使っていた。[40]
クローン・トルーパーの階級
クローン・トルーパーには階級が存在し、位によって指揮する部隊の規模が違っていた。クローン戦争開始当初はアーマーの色分けによってこれらの階級が識別できるようになっていたが、このシステムはやがて廃れていった。[40] ジェダイ・オーダーのメンバーはジェダイ将軍としてクローン・トルーパーの上に立った。訓練中のパダワンも戦場ではジェダイ・コマンダーの地位につき、たとえ若いパダワンでもクローン・キャプテンより立場が上だった。[11]
クローン・トルーパーの階級と開戦当初の色分けは以下の通り:
- 兵卒—白[48]
- クローン・サージェント(軍曹)—薄緑:トルーパー9名からなる分隊を指揮。[48]
- クローン・ルテナント(中尉)—青:4個分隊からなる小隊(36名)を指揮。[48]
- クローン・キャプテン(大尉)—赤:4個小隊からなる中隊(144名)を指揮。[48]
- クローン・コマンダー(司令官)—黄:16個中隊からなる連隊(2,304名)を指揮。[48]
- クローン・マーシャル・コマンダー[49]:兵団を指揮。[38][50]
また上記以外に、クローン・トルーパーには伍長の階級も存在した。[51]
クローン・トルーパーの種類
戦時に多様な状況で任務を遂行するため、様々なクローン・トルーパーが追加訓練や特殊訓練を受けていた。クローン戦争の戦いは多くの異なる環境で発生したため、彼らは特殊な装備を身に着けることもあった。
任務に特化したトルーパー
- アドバンスト・レコン・コマンドー:通称ARCトルーパー。独立的な思考を持ち、高度な訓練を受けたエリート・クローン・トルーパー。新型アーマーが開発された際にはテスト要員としてフィールド・レポートを行い、改良に貢献した。[46]
- アドバンスト・レコン・フォース・トルーパー:通称ARFトルーパー。偵察任務に特化し、軽量型のアーマーを身に着け、全地形対応索敵トランスポート(AT-RTウォーカー)の操縦訓練を受けていた。[46]
- クローン・コマンドー:共和国軍グランド・アーミーのエリート兵士としてカミーノアンに育成されたトルーパー。特殊な訓練と武器を与えられていた。[46]
- クローン・スカウト・トルーパー:軽量型のアーマーを身に着け、偵察任務に特化したトルーパー。[46]
- クローン・トルーパー・メディック:衛生兵として活動するトルーパー。[15]
- クローン・ショック・トルーパー:コルサント・ガードを構成するトルーパー。惑星コルサントの治安維持を専門とし、赤いマーキングが入ったアーマーを装着した。[52]
- クローン航法士官:アーマーは身につけず、共和国宇宙軍の艦船に乗り込み、クルーとしての役割を果たすトルーパー。[11]
- クローン・ライオット・トルーパー:クローン・ショック・トルーパーの一員で、暴動鎮圧を専門とするトルーパー。警棒と暴動鎮圧用の盾で武装していた。[53]
- クローン・パラトルーパー:降下戦術を専門とするトルーパー。[46]
- メディカル・オフィサー・クローン[38]:医療を専門とするトルーパー。[54]
- 特殊作戦部隊クローン・トルーパー:先進的な装備を身に着け、迅速な活動を行うトルーパー。[46]
環境に特化したトルーパー
- クローン・コールド・アサルト・トルーパー:寒冷地での活動に特化した装備を身に着けたトルーパー。[46]
- クローン・スキューバ・トルーパー:水中での活動に特化した装備を身に着けたトルーパー。[46]
兵器に特化したトルーパー
- バイカー・アドバンスト・レコン・コマンドー:通称BARCトルーパー。BARCスピーダーを乗りこなし、高速移動に適したヘルメットを身に着けた。[46]
- クローン・フレイムトルーパー:火炎放射器で武装し、熱に耐性がある断熱アーマーやカーマを身に着けたトルーパー。[46]
- クローン・ガンナー:消音装置や強化されたチェスト・プレートを身に着け、AV-7対ビークル砲や[46] 軍艦の砲台の砲手を務めるクローン・トルーパー。[34]
- クローン・ジェットパック・トルーパー:ジェットパックを使った航空戦闘を専門とし、ブラスターやミサイル・ランチャーで武装したトルーパー。[55]
- クローン・オードナンス・スペシャリスト:爆弾の解除を専門とするクローン・トルーパー部隊で、オレンジ色のマーキングのアーマーを身に着けた。[46]
- クローン・シャープシューター:スナイパーとして訓練を積んだトルーパー。[56]
- クローン・トルーパー・パイロット:スターファイターを始めとするビークルの操縦を専門とし、専用のアーマーを身に着けたトルーパー。[46]
- クローン・トルーパー・フライト・クルー:共和国宇宙軍のスターシップのメンテナンスを専門とするトルーパー。[57]
- ヘビー・ガンナー:強化アーマーとZ-6回転式ブラスター砲で武装したトルーパー。[58]
- ステルス・クローン・パイロット:ステルス・コルベットの操縦を行うトルーパー。[57]