グァッターコ(Guattako)、通称グァッターコ・ザ・グリム(Guattako the Grim)は銀河共和国時代の後期に惑星オーサロンで活動した軍将である。ナブー危機以前、グァッターコは自分の目的のために子どもたちを誘拐し、少年少女からなる軍勢を指揮していた。やがてその活動がジェダイ・オーダーの注意を引き、グァッターコはオーサロンに送り込まれたジェダイのメイス・ウィンドゥと対決する。彼はウィンドゥを相手に引けを取らない戦いを繰り広げたが、最後は誘拐した子どものひとりによって撃ち殺された。
経歴[]
銀河共和国時代の後期、惑星オーサロンに根城を置く軍将グァッターコ・ザ・グリムは、自分の目的のために誘拐した少年少女たちからなる軍勢を指揮していた。彼らは自由のために戦う戦士を自称していたが、その背後にはハットの資金提供があった。しかしグァッターコのおかげで貧困や飢餓から解放された少女クイアのように、戦士たちの中には軍将に忠実で熱心な部下たちもいた。[1]
ナブー危機以前、グァッターコは教師たちを殺して26人の幼い生徒たちを誘拐した。ジェダイ・オーダーはメイス・ウィンドゥをオーサロンへ送り込んだが、あらかじめスパイから情報を得ていたクイアとキューゾのキオスクは、前哨基地にやってきたウィンドゥを待ち伏せして捕まえることに成功した。彼女たちはウィンドゥをグァッターコの待つ拠点へ連行し、バラバラに壊れた彼のライトセーバーを差し出した。グァッターコは自分の目的に賛同する仲間を増やすため、ウィンドゥの処刑の模様を銀河系全域に放送するつもりだった。[1]
しかしウィンドゥはグァッターコと会話しながら、フォースを使ってライトセーバーを組み立て直していた。グァッターコは部下たちにウィンドゥを殺すよう命じたが、彼はフォースで手元に引き寄せたライトセーバーでブラスターのビームを偏向し、軍将の側近たちを倒した。グァッターコは自らウィンドゥに挑みかかり、両手を縛られながらセーバーを振るうジェダイ・マスターを圧倒したが、対決のさなかに誘拐した少年のひとりによって撃ち殺された。その後、グァッターコの幼い囚人たちは解放され、クイアを始めとする既に犯罪行為に手を染めていた戦士たちは地元の法に則って収監されることになった。[1]
人物[]
無慈悲な軍将であったグァッターコは、自分の目的のためなら幼い子どもたちを危険な戦場へ送り出すこともいとわず、ハットから資金提供を受けていたにも関わらず、自分の行動理念は正当だと信じていた。グァッターコによれば偉大なる目的には犠牲がつきものであり、混沌を撒き散らしたり、新戦力を手に入れるためならハットの支援を頼るのもやむを得ないことだと考えていた。またグァッターコはフィニス・ヴァローラム最高議長を脅かす存在である自分は充分に優れた指導者と言えると自負し、誘拐した子どもたちも、自分のもとにいたほうがより多くを学べると主張した。[1]
制作の舞台裏[]
グァッターコは短編コミック『ザ・ウェポン』(イーサン・サックス作、パオロ・ヴィラネリ画)で初登場を果たした。本作は2019年1月16日に発売された『エイジ・オブ・リパブリック スペシャル』に収録されている3本の短編のうちのひとつである。
登場作品[]
- ザ・ウェポン—エイジ・オブ・リパブリック スペシャル (初登場)