グウォンディーンの地下金庫(Undervaults of Gwongdeen)は惑星グウォンディーンの地下に存在した、極めて厳重に警備された巨大な保管施設である。[1]
概要[]
グウォンディーンの地下金庫はセキュリティ・レベルの高さで有名であり、難攻不落の砦として知られた。銀河系各地の顧客が安全な保管場所を求めてグウォンディーンを訪れ、貸金庫を利用していた。顧客には特別な暗号がついた鍵が与えられ、鍵が所有者のもとにあるあいだは暗号が定期的にリセットされるが、紛失したり盗まれると翌日のリセットが行われず、二度と使用できなくなる仕組みになっていた。そのため仮に所有者以外の人物が鍵を不正に入手したとしても、貸金庫の中の物を手に入れられる時間的猶予は1日しかなかった。[1]
岩石の惑星であるグウォンディーンは真っ赤な生きた海に覆われていたが、地下金庫の鍵を持つ宇宙船が現れるとフォース・フィールドが海の表面に穴を開き、地下金庫へ通じる宇宙港への入り口を作った。またこのフォース・フィールドは地下金庫を恒星の放射線から保護すると同時に、許可なくグウォンディーンを訪れる者を締め出す役割を果たした。[1]
歴史[]
10 BBY当時[2]、カミーノアンの科学者コラック・プルはソーンサックル・プラントと呼ばれる毒性植物のサンプルをグウォンディーンの地下金庫に保管していた。彼は犯罪組織のマンドラゴニアン・モブに雇われ、この植物を生物兵器として利用するためのクローニングに取り組んでいた。しかしプルの助手であるマージョ・リールーは、生物兵器の計画を知ると彼のもとを去り、計画妨害のため奔走した。マージョは、プルの隣の貸金庫を利用しているジェイヤー・ル=ウェスから金庫の鍵を手に入れる計画を立て、密輸業者のハン・ソロとチューバッカを雇った。しかし彼女は真の目的は伏せ、グウォンディーンの地下金庫に保管されているノヴィアン・ルビーを盗むことが目的だと彼らに嘘をついた。[1]
制作の舞台裏[]
グウォンディーンの地下金庫は2019年に発売された正史のジュニア・ノベル『海賊価格』(ルー・アンダース著)で初めて登場した。[1]
登場作品[]
- 海賊価格 (初登場)