グリーズ・ドリタス（Greez Dritus）は惑星ラテロン出身の男性ラテロで、帝国時代に活動したパイロットである。ラテロン・スペース・アカデミーを首席で卒業した経歴を持ち、S-161“スティンガー”XLラグジュアリー・ヨット＜スティンガー・マンティス＞の船長であるグリーズは腕利きの操縦士だったが、ギャンブル癖でも知られ、犯罪組織ハクシオン・ブルードに借金を作っていた。元ジェダイ・ナイトのシア・ジュンダと知り合った後、グリーズは人生に生きがいを見出し、ジェダイ・オーダー再建の旅にパイロットとして力を貸した。[1]
14 BBY、グリーズとシアは尋問団から傍受した情報をもとに惑星ブラッカへ旅し、オーダー66を生き延びたジェダイ・パダワンのカル・ケスティスをセカンド・シスターから救出した。その後、一行は惑星ボガーノへ移動し、かつてジェダイ・マスター・イーノ・コルドヴァに仕えたドロイドのBD-1をクルーに加えた。カルとシアはジェダイ・オーダーの再建を志し、幼いフォース感応者のリストを記録したホロクロンを手に入れるため銀河系各地を旅して回り、グリーズは彼らのパイロットとして任務を手伝った。旅の途中、グリーズの借金が原因でカルがハクシオン・ブルードに狙われるトラブルもあった。やがてクルーにはナイトシスターのメリンも加わり、一行は目的のホロクロンを手に入れることに成功した。[1]
結局カルはホロクロンを破壊し[1]、オーダー再建よりも帝国との戦いに注力するようになった。戦いで腕を1本失ったグリーズは、＜マンティス＞をカルに預け、反乱活動から身を引いた。惑星コーボーに隠居したグリーズは、バーテンダー・ドロイドM-6NKとビジネス・パートナーを組み、ランブラーズ・リーチ村でパイルーン・サルーンという名の酒場のオーナーとなった。彼はこの酒場を第二の我が家として守っていくつもりだったが、レイヴィス率いる盗賊団ベッドラム・レイダーの台頭により、それも危うくなった。9 BBY、カルがグリーズに会うためコーボーにやって来たことがきっかけとなり、ハイ・リパブリック時代に端を発する“コーボー深淵”の因縁が再び動き始めた。＜マンティス＞の船長に復帰することになったグリーズは、カルやメリン、ボード・アクーナたちの旅をアシストし、深淵の先にある惑星タナローへの到達に貢献した。[3]
登場作品[]
グリーズ・ドリタス（14 BBY当時）
参考資料[]
- アート・オブ・Star Wars ジェダイ：フォールン・オーダー
- THE STAR WARS BOOK はるかなる銀河のサーガ 全記録
- スター・ウォーズ：反乱の夜明け ビジュアル・ガイド
Greez - 公式データバンク
