グレーター・クレイト・ドラゴン(Greater krayt dragon)は砂漠の惑星タトゥイーンに生息したクレイト・ドラゴンの亜種である。爬虫類の捕食動物で、10本の足を使って文字通り砂の中を泳ぎ回ることができた。グレーター・クレイト・ドラゴンはバンサなどを捕食し、しばしばタスケン・レイダーの集落や、モス・ペルゴなどの町を脅かした。9 ABY、モス・ペルゴの保安官コブ・ヴァンスは、賞金稼ぎディン・ジャリンやタスケン・レイダーと協力し、クレイト・ドラゴンを退治した。
生態と特徴[]
グレーター・クレイト・ドラゴンは惑星タトゥイーンに生息するクレイト・ドラゴンの2つの亜種のうち、より巨大な種族である。肉食性の爬虫類クリーチャーであり[1]、長い首とムチのような尻尾、鋭い歯、5組の足を特徴としていた。[2] また彼らは、ブラスターの銃撃ではびくともしないほど頑丈な皮膚を備えていたが、腹だけが弱点だった。[3]
習性[]
グレーター・クレイト・ドラゴンは砂をかき分けることができる強靭な足を持ち、地面の下を泳ぐことができた。[1] 彼らはバンサなどの動物を捕食し、十分に食べた後は長い眠りにつくことがあった。彼らは地中を泳ぎながら獲物に接近し、顔と首だけを砂上に出して獲物を飲み込んだ。またグレーター・クレイト・ドラゴンは砂の振動を敏感に感じ取ることができ、スターシップが上空を飛んでいる時は警戒して地上に姿を見せなかった。[3]
歴史[]
- 「あの怪物はこの一帯を脅かしている。モス・ペルゴができるずっと前からだ。悪党やサンド・ピープルから町を守れたのはこのアーマーのおかげだ。皆も俺を頼ってる。だがクレイト・ドラゴンはひとりじゃ倒せない。手伝ってくれたらアーマーを返す」
- ―コブ・ヴァンス[出典]
デュロスのジェダイ・マスター・ウィシャンは、ジェダイ・テンプルで働く司書へ贈る72歳の誕生日プレゼントとして、グレーター・クレイト・ドラゴンや巨大な塔、テンプルのレプリカ、そしてライトセーバーを持ったジャビ・ランの粘土像をフォースで彫刻した。[2]
タトゥイーンのデューン・シーには、巨大なグレーター・クレイト・ドラゴンの骨格が横たわっていた。0 BBY、プロトコル・ドロイドのC-3POはデューン・シーを放浪した際にこの骨格のそばを通った。[4]
モス・ペルゴを含む付近一帯は、町が設立される以前から、とある1匹のグレーター・クレイト・ドラゴンに脅かされていた。このドラゴンはサルラックが居なくなった洞窟を巣穴にし、タスケン・レイダーの部族も悩ませていた。タスケンはドラゴンの消化サイクルを経験から学び、バンサを生け贄として差し出すことで、できるかぎり長くこの巨獣を眠らせることにしていた。[3]
9 ABY、マンダロリアンの賞金稼ぎディン・ジャリンがモス・ペルゴを訪れた日も、グレーター・クレイト・ドラゴンが地中から町に近づき、家畜のバンサを捕食して去っていった。ヴァンスはジャリンに、あの怪物を倒す手伝いをしてくれれば、彼が求めているマンダロリアン・アーマーを譲ると持ちかけた。ジャリンは取り引きに応じ、近隣のタスケン・レイダー部族の助力も取り付けた。しかしクレイト・ドラゴンを巣穴からおびき出す最初の試みは失敗に終わり、彼らはドラゴンの大きさを考慮してモス・ペルゴの住民にも協力を求めることになった。住民とタスケンはクレイト・ドラゴンの巣穴の前に爆弾を埋め、標的の腹が上にきたタイミングで起爆する作戦を立てた。結局ドラゴンはこの攻撃ではしななかったものの、ジャリンは爆弾を運んでいたバンサをドラゴンに丸呑みさせることで退治に成功した。その後、タスケンはドラゴンの死骸から大きな真珠を見つけ出した。[3]
登場作品[]
- ジェダイ・テンプル・チャレンジ – エピソード1 (回想シーン) (像のみ)
- Star Wars バトルフロント II (骨のみ)
- バウンティ・ハント (骨のみ)
- スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 (初登場) (骨のみ)
- マンダロリアン – チャプター9:保安官
- マンダロリアン – チャプター10:乗客 (肉のみ)