- 「この木はコルサントのジェダイ聖堂を飾っていた木々の生き残りだ。フォースを宿している……」
- ―ルーク・スカイウォーカー[出典]
グレート・ツリー(Great Tree)は、銀河共和国の末期に惑星コルサントのジェダイ・テンプルに植えられていたフォース感応能力を持つユネティ・ツリーである。クローン戦争が終結した後、銀河皇帝ダース・シディアスはジェダイ・オーダーの本部をインペリアル・パレスへ作り変え、フォース=センシティブの樹木を盗み出した。木々の最後の生き残りは、メリック宙域にある惑星ヴェタインの帝国軍基地に保管されていたが、エンドアの戦いの後に反乱同盟のルーク・スカイウォーカーとシャラ・ベイによって奪取された。
歴史[]
ジェダイ・オーダーがまだ存在した時代、惑星コルサントのジェダイ・テンプルでは古代のフォース=センシティブの樹木が育てられていた。銀河共和国末期のクローン戦争中、ジェダイ・ヤングリングたちが使う中庭の訓練場にもフォース=センシティブの木が植えられていた。
シスの暗黒卿ダース・シディアスが共和国の支配権を握り、ジェダイ・オーダーの粛清を開始して銀河帝国を創設した後、コルサントのジェダイ・テンプルはインペリアル・パレスへと改造された。皇帝となったシディアスは、テンプルからフォース=センシティブの木を盗み出した。木々の最後の生き残りはメリック宙域の惑星ヴェタインにある帝国軍基地に保管された。木を保管した研究所へのアクセスを許されていたのはシディアスと基地司令官のハロンだけだったが、ハロンはこの木が何であるのかを知らされていなかった。エンドアの戦いの3か月後、反乱同盟のジェダイ・ナイト、ルーク・スカイウォーカー中佐とシャラ・ベイ中尉が木を奪取するためにヴェタイン基地に潜入した。任務が終わった後、スカイウォーカーは手に入れた2本の木のうち1本をベイとケス・ダメロン夫妻に贈った。反乱軍を退役して衛星ヤヴィン4に居住したベイとダメロンは、新居の近くにフォース=センシティブの木を植えた。
制作の舞台裏[]
ジェダイ・テンプルの古代の樹木は『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』シーズン5のエピソード『ジェダイの過ち』で初めて登場した。コミック・ブック『スター・ウォーズ:砕かれた帝国』の著者であるグレッグ・ルーカは、作中にホロクロン以外で何かジェダイにまつわる遺物を登場させたいと考え、ジェダイ・テンプルの樹木を採用することに決めた。ルーカスフィルム ストーリー・グループのパブロ・ヒダルゴからこのアイデアを受け取ったルーカは、樹木が『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』以降の銀河系再建を仄めかす暗喩になるだろうと考えた。
登場作品[]
- フォース・オブ・デスティニー – パダワンの道
- クローン・ウォーズ – ジェダイの過ち (初登場)
- クローン・ウォーズ – 声 (ヴィジョンの中に登場)
- クローン・ウォーズ – 運命
- クローン・ウォーズ – 犠牲
- スター・ウォーズ:砕かれた帝国
- スター・ウォーズ 最後のジェダイ 小説版 (言及のみ)
- スター・ウォーズ:ポー・ダメロン 火花と炎 (間接的に言及)