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類似した名称の記事はコーを参照

「このごろはいろんな心配ごとが多いの、ピージィ。ファースト・オーダーがここに来たら、今立っている場所がクレーターになってしまうってこととかね」
PZ-4COに対し、コニックス[出典]

ケイデル・コー・コニックス(Kaydel Ko Connix)は人間女性で、レジスタンスに仕えた中尉である。デュレイシア出身のコニックスは、若くしてレジスタンスのメンバーとなり、レイア・オーガナ将軍指揮のもとファースト・オーダーの活動に目を光らせた。彼女は惑星ディカーに設置されたレジスタンス基地の下級管制官であると同時に、艦隊司令部にも所属していた。34 ABYにファースト・オーダーがスターキラー基地超兵器を使って新共和国首都ホズニアン・プライム破壊した後、コニックスはレジスタンス基地の司令センターで開かれた作戦会議に参加し、いざ攻撃が始まるとポー・ダメロン中佐率いるT-70 Xウイング・スターファイター部隊との連絡役および作戦統制官を担当した。レジスタンスはこの戦いに勝利し、スターキラー基地の破壊に成功した。

コニックスはスターキラー危機での功績を認められて中尉に昇進し、ディカー撤退の指揮を任された。彼女はヒュートリン・ジョーンズ飛行士官プロトコル・ドロイドPZ-4COとともに基地の避難活動を監督した。間もなくファースト・オーダー艦隊がディカーの上空に出現し、レジスタンス基地はマンデイターIV級シージ・ドレッドノートフルミナトリックス>の軌道機関砲で破壊されたが、コニックスを乗せた最後のU-55軌道ロードリフターは間一髪で飛行場から飛び立ち、軌道で待機していたMC85スター・クルーザーラダス>と合流した。撤退活動での役目を終えたコニックスは、ファースト・オーダー艦隊から逃げ続ける<ラダス>の艦内でセンサー・オペレーターの仕事を受け持った。

ファースト・オーダーの攻撃で最高司令部の大半が戦死した後、アミリン・ホルド中将が負傷したレイアの代わりにレジスタンス艦隊の指揮官となったが、コニックスはポー・ダメロン率いる不満分子に加わり、ホルド中将に対して反乱を起こした。結局ダメロンは回復したレイアによって制圧され、コニックスたちは大人しく降伏を選び、反乱は失敗に終わる。その後コニックスたちはU-55ロードリフターで惑星クレイトへ避難した。レジスタンスはクレイトの戦いで多くの戦士を失ったが、コニックスを含む数少ない生存者はYT-1300軽貨物船ミレニアム・ファルコン>に乗ってクレイトから脱出した。

経歴[]

スターキラー基地の脅威[]

「将軍、ご覧ください」
「Xウイングがまた2機やられた。もう半数しか残っていない!」
―作戦の状況をレイア・オーガナに伝えるコニックスとヴォバー・ダンド[出典]
Kaydel Ko Connix and Leia Organa

ケイデル・コーとレイア・オーガナ将軍

人間女性、ケイデル・コー・コニックスはデュレイシアに生まれ[1]新共和国の時代に、レイア・オーガナ将軍率いる私設軍隊レジスタンスに加わった。[4] レジスタンスの若い世代のメンバーであったコニックスは、銀河帝国との戦争を経験してきた年配のレジスタンス軍将校たちに導かれ、帝国の後継政府であるファースト・オーダーの企みを監視・妨害する活動に尽力した。[3] エンドアの戦いから約30が経過した34 ABY当時[5]、コニックスはイリーニウム星系惑星ディカーに設置されたレジスタンス基地に配属され[4]、下級管制官として働いていた。[3] また彼女はオーガナ将軍と個人的な繋がりを持つメンバーによって構成される艦隊司令部にも所属していた。[1]

この年、ファースト・オーダーが超兵器スターキラー基地を使って新共和国首都惑星ホズニアン・プライムを擁するホズニアン星系破壊する事件が起きた。レジスタンス基地ではすぐに対応が話し合われ、コニックスも司令センターでテミン・ウェクスリーカルアン・イーマット少佐の間に立ち、作戦会議を傍聴した。ポー・ダメロン中佐率いるレッド中隊ブルー中隊がディカーから出撃し、スターキラー基地の戦いが始まると[4]、コニックスは司令センターで作戦統制者を務め[1]、通信の調整を行った。[6] コニックスはレスドックス中将とともに司令センターの装置で戦いの経過を見守り、レジスタンスのT-70 Xウイング・スターファイターのおよそ半数が撃墜された時、オーガナ将軍の名を呼んで注意を促した。しかしレジスタンスは攻撃を続行し、スターキラー基地のサーマル・オシレーターを破壊して、超兵器を惑星ごと滅ぼすことに成功した。[4]

TFA Resdox behind Connix

スターキラー基地攻撃作戦を統制するコニックス

スターキラー基地の戦いが終わった後、コニックスはオーガナ将軍やイーマット少佐をはじめとする仲間たちと一緒に基地の外に出て、戦いから帰還したスターファイター隊パイロットYT-1300軽貨物船ミレニアム・ファルコン>を離着陸場で出迎え、勝利を喜びあった。その後基地の司令センターにて、コニックスとレジスタンスのスタッフが見守る中、アストロメク・ドロイドR2-D2BB-8がそれぞれ所有するデータを組み合わせ、最後のジェダイであるルーク・スカイウォーカーの居場所を示すホログラム地図を完成させた。隠遁生活を送るジェダイ・マスターを味方につけるため、レジスタンスに加わったばかりのゴミ漁りレイと、ウーキーチューバッカ、BB-8が惑星オク=トーへ派遣されることになった。レイたちを乗せた<ミレニアム・ファルコン>がレジスタンス基地から離陸した際、コニックスをはじめとする大勢の仲間たちが離陸場に集まって宇宙船を見送った。[7]

ディカー撤退戦[]

「C倉庫にキャノン弾が30パレット残っている」
「弾薬のことは忘れて。時間がないの。全員を輸送船に乗せなくては」
ヒュートリン・ジョーンズとケイデル・コー・コニックス[出典]
LieutenantKaydelConnix

ディカー撤退時、輸送船に乗り込んだコニックス

スターキラー基地の戦いの後、レジスタンスはファースト・オーダーの報復攻撃を逃れるため、すぐに撤退活動を開始した。撤退を指揮する将校が必要になったため、コニックスは先の戦いで作戦統括者の務めを立派に果たした功績を認められ、地上軍中尉に昇進した。[1] 撤退活動の途中、オーガナ将軍はスターキラー基地でんだ夫ハン・ソロのために追悼式を行った。コニックスはイーマットやギアル・アクバー提督ナイン・ナンといった古参兵と違って故人と直接の知り合いでは無かったが、オーガナのために式に参加した。式典が終わった後、コニックスは撤退活動に戻り、ヒュートリン・ジョーンズ飛行士官[8] とともにレジスタンス基地の飛行場を見て回った。[7]

コニックスは基地に残っている人員を輸送船に乗せて軌道上のレジスタンス艦隊に送る作業を最優先させ、倉庫に保管されたままの弾丸は諦めるようジョーンズに命じた。その直後[7]、<ファイナライザー>と<フェルファイア>を含む[9] ファースト・オーダーのリサージェント級スター・デストロイヤー艦隊がディカーの上空に出現し、コニックスたちの注意を引いた。[7] コニックスはレジスタンス基地が占拠された場合に備えて施設のコンピューターを破壊しておくようジョーンズに指示し、燃料補給を最優先して残りの船を10以内に出発させるようプロトコル・ドロイドPZ-4COに命じた。その後コニックスは最後の[8] U-55軌道ロードリフター[10] に乗り込み、全ての脱出が完了するにはもう少し時間がかかるとポー・ダメロンに報告した。[8] 間もなくレジスタンス基地はマンデイターIV級シージ・ドレッドノートフルミナトリックス>の軌道機関砲で破壊されたが、コニックスの乗る最後の輸送船は間一髪で脱出し、MC85スター・クルーザーラダス>に着艦した。[7]

Poe Dameron mutiny against Holdo

ホルドに対する反乱に参加したコニックス

撤退活動での責任を果たしたコニックスは、<ラダス>の艦内で本来の職務であるセンサー・オペレーターに戻った。[1] レジスタンス艦隊はハイパースペースに飛び込んだが、ファースト・オーダーはメガ級スター・ドレッドノートスプレマシー>に搭載されたハイパースペース追跡装置で行き先を特定し、追撃を続けた。その後<ラダス>のブリッジTIEファイターの直接攻撃を受け、その場にいた最高司令部のメンバーはオーガナを除いて全滅してしまった。その後コニックスも出席したミーティングで、アミリン・ホルド中将が負傷したレイアの代わりに指揮官になることが発表された。ホルドはファースト・オーダー艦隊から距離をとって逃げつつ、<ラダス>の乗組員を小型輸送船に乗せて脱出させる作戦を立てた。[7]

ポー・ダメロンはホルド中将の作戦に反対し、フィンローズ・ティコが<スプレマシー>の追跡装置を止めてくれるのを待つべきだと主張した。ホルドが提案を聞き入れなかったため、ダメロンは強硬手段を取ることを決意し、コニックスやカイ・スレナリ[7]ノディン・チャヴドリ[1] といった仲間たちと共にホルド中将への反乱を起こした。コニックスたちは<ラダス>の格納庫でホルド中将やラーマ・ダーシー中佐、ジェノ・ナミト大尉らにブラスター・ピストルを向け、<ラダス>の指揮権を強奪した。[7] その後コニックスたちは臨時ブリッジを制圧して立てこもり[8]、<スプレマシー>に乗り込んでいるフィンと連絡をとったが、フィンとローズは任務を達成することができなかった。間もなく<ラダス>のブリッジの扉が突破され、負傷から回復したオーガナ将軍が現れた。油断したダメロンがオーガナのブラスターから放たれたスタン・ビームで倒されると、コニックスは大人しく降伏した。[7]

フィンとローズの任務やダメロンの反逆が失敗に終わった後、<ラダス>の乗員はホルドの作戦どおり輸送船に乗ってクレイトへの避難を開始した。[7] コニックスはレイアやダメロンたちとともにパミッチ・ネロ・グッドコヴァ・ネルが操縦するU-55ロードリフターに乗り込んだ。[10] 多数の輸送船がクレイトに降りる前に撃墜されたが、ホルドが<ラダス>を使って<スプレマシー>に特攻を仕掛けたことにより、コニックスたちの乗る船は無事にクレイトの旧反乱軍基地にたどり着いた。その後コニックスはクレイトの戦いを生き残り、<ミレニアム・ファルコン>に乗って惑星から脱出した。[7]

人物[]

Connix Databank

コニックス中尉

ケイデル・コー・コニックスは人間の女性で、肌のは白く、は茶色だった。ディカー基地滞在中、コニックスはブロンドのを左右で束ねていた。[4] 艦隊司令部の他のメンバーと同じく、コニックスはレジスタンスの指導者であるレイア・オーガナ将軍と個人的なつながりを持っていた。[1] コニックスを始めとするレジスタンスの若い世代のメンバーは、実際に銀河帝国の圧政の恐怖を目の当たりにした経験こそ無かったが、年配のレジスタンス将校たちの言葉を信じ、ファースト・オーダーの秘密任務を追跡・阻止するため日々努力していた。[3]

スターキラー基地の戦いが発生した際、コニックスはレジスタンス基地で作戦統制者としての役割を立派に果たし、中尉に昇進した。またその直後のディカー撤退活動では最終的な決定権を与えられ、迅速かつ整然とした撤退活動を優先させた。[1] ポー・ダメロンがレジスタンス艦隊の臨時指揮官であるアミリン・ホルド中将に対して反乱を起こした際、コニックスは数名のレジスタンス・パイロットとともにダメロンに味方し、上官に対してブラスターを向けた。しかしダメロンがオーガナ将軍のスタン・ビームで倒された際、彼女はすぐに抵抗を諦め降伏した。[7]

装備[]

ディカーのレジスタンス基地に配属されていた時、コニックスは下級管制官の制服を身に着け[3]、スターキラー基地攻撃作戦ではヘッドセットを着用して作業にあたった。[4] スターキラー基地の戦いの後、コニックスは左胸に地上軍中尉であることを示すレジスタンス階級バッジを身につけるようになった。[1] また彼女はアイリス・ライロス・ディフェンス・テック社製のグリー44ブラスター・ピストルで武装していた。[1][7]

制作の舞台裏[]

VF Kaydel and Leia

『最後のジェダイ』の公開に先立ち、Vanity Fair誌に掲載されたコニックスとレイア・オーガナのプロモーション・イメージ

ケイデル・コー・コニックスは2015年12月18日公開のシークエル・トリロジー第1作『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』で初登場を果たした。女優はビリー・ラード。ラードはレイア・オーガナ役で有名なキャリー・フィッシャーの娘であり、本作で母親と共演している。またラードは2017年に公開された続編『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』でも再びケイデル・コー・コニックスを演じた。

キャラクターの名前は映画のエンドロールで“コニックス中尉”とクレジットされているが、『フォースの覚醒』公開日に発売された設定資料集『スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビジュアル・ディクショナリー』(パブロ・ヒダルゴ著)で“ケイデル・コー”という名前で紹介された。『最後のジェダイ』小説版等の作品では“ケイデル・コー・コニックス”というフルネームで登場している。また、公式サイトのデータバンクや『スター・ウォーズ 最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー』では“ケイデル・コニックス”という名で紹介されている。

ビリー・ラードはもともとシークエル・トリロジーの主人公であるレイのオーディションを受けたが、この役はデイジー・リドリーに決まった。そのためJ・J・エイブラムス監督はラードのためにコニックスのキャラクターを作った。

登場作品[]

参考資料[]

BillieLourd1

ケイデル・コー・コニックス

脚注[]

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