- 「スリップ、俺たちは悪党じゃない。でも俺たちのしたことは間違っていたんだ」
- ―ケイド[出典]
ケイド(Cade)は銀河帝国に仕えたクローン・ストームトルーパーのニックネーム。帝国時代初頭に惑星カミーノに対する攻撃が行われた時、ケイドはエドモン・ランパート中将のヴェネター級スター・デストロイヤーに乗り込んでおり、ティポカ・シティの破壊を目撃した。その後、ケイドはカミーノ攻撃の真実を公表しなければ自分が暴露するとランパートを脅したため、クローンXによって暗殺された。
経歴[]
ケイドというニックネームで知られたクローン・トルーパーは、帝国時代初頭に銀河帝国の軍隊に仕えた。エドモン・ランパート中将が惑星カミーノに対する攻撃を指揮し、ティポカ・シティの破壊を命じた際、ケイドは中将のヴェネター級スター・デストロイヤーVZ-114に乗り込んでおり、街に対する空爆を目の当たりにした。[3] それから数か月の間、ケイドはランパート中将の嘘を黙認し続ける罪悪感に悩まされた。[4] 帝国元老院で防衛徴兵法案の可決を急いでいたランパートは、カミーノのクローン施設が滅びたのは嵐のせいだと嘘をついていた。ついに我慢ができなくなったケイドは、元老院で真実を公表しなければ、自分の口から明かすというメッセージをランパートに送り付けた。[3]
その後、ケイドは惑星コルサントにあるクローン・トルーパーの酒場79'sで同僚のスリップと一緒に飲んだ。スリップは同じくカミーノ攻撃の目撃者でありながら、事件のことをもう忘れるようケイドに助言した。しかしケイドはランパートにメッセージを送ったことを明かし、自分たちがカミーノでしたことは間違いだったと主張した。カンティーナを出てスリップと会話していた時、ケイドはランパートが送り込んだクローンの暗殺者クローンXによって狙撃され、命を落とした。スリップも狙われたが、ケイドのDC-17ハンド・ブラスターを使って応戦し、店の裏に駐機されていたスピーダー・バイクに乗って何とか逃げ出した。[3]
スリップはケイドが始めたことをやり遂げるべく[5] クローンに同情的なパントランのライヨ・チューチー元老院議員にカミーノ攻撃の真実を伝えた。間もなくスリップも暗殺されたが[3]、チューチーと元クローン・キャプテンのレックスはクローン・フォース99の助けを借りてランパートのスター・デストロイヤーから攻撃の証拠となるデータを入手した。ランパートはチューチーによる告発で失脚したが、皇帝シーヴ・パルパティーンの巧みな言説により、防衛徴兵法案は可決に至った。[6]
制作の舞台裏[]
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典
- ↑ 『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』シーズン2第8話『真実と結末』ではストームトルーパーの公式な設立の瞬間が描写された。『スター・ウォーズ:反乱の夜明け ビジュアル・ガイド』によるとストームトルーパーが公式に設立されたのは18 BBYであるため、『真実と結末』および本作と直結している第7話『クローン謀議』の時系列は18 BBYであると判断できる。
- ↑ 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 バッド・バッチ – クローン謀議
- ↑ Cade - 公式データバンク
- ↑ Slip - 公式データバンク
- ↑ バッド・バッチ – 真実と結末