ケイ・ヴェス

「銀河ってどこも同じだね。強い奴が弱い者いじめしてる」

―ケイ・ヴェス^[出典]

ケイ・ヴェス（Kay Vess）は惑星カントニカ出身の人間女性で、帝国時代に活動した泥棒、スライサー。カジノ都市カント・バイトの労働者地区で育ち、母親のリコ・ヴェスからスリの技術や無法者としての生き方を教わった。母親から置き去りにされた後、ケイはザブラクのブラム・シャノが経営する酒場ブロークン・フーフの屋根裏に部屋を借りて生活するようになった。ケイにとって唯一の家族のような存在であるブラムは、酒場で闇のブローカーもしており、しばしばケイに裏社会の仕事を回した。またケイの相棒であるマーカールのニックスは、彼女のペットであると同時に犯罪パートナーでもあった。^[1]

銀河内戦の時代、ケイは目標を失いつつあったが、一生楽に暮らせるだけの大きな獲物を求め、いつの日かカント・バイトから抜け出してコア・ワールドへ行きたいという野望を捨てていなかった。3 ABY、ケイはクラブ・ターサスからIDカードを盗み出したため犯罪組織シックス・キンから追われる立場となり、急いでカントニカから逃げる手段を求めてデニオンの任務を手伝った。しかしデニオンのチームの正体は反乱同盟軍であり、結果的にケイは犯罪組織ゼレク・ベシュとも対立することになった。デニオンから見捨てられた後、ケイとニックスはEML-850軽貨物船＜トレイルブレイザー＞を盗み出し、複数の犯罪シンジケートが水面下で対立を繰り広げる衛星トーシャーラへ逃げ延びた。^[1]

制作の舞台裏[]

ケイ・ヴェスは2024年発売のオープンワールドTVゲーム『スター・ウォーズ無法者たち』のために制作されたキャラクターで、本作の主人公である。^[1] ハンバリー・ゴンザレスがキャラクターのモーション＝キャプチャと声優を担当した。このキャラクターの存在は2023年 6月11日に公開された『無法者たち』のプレミア・トレーラーで判明した。