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“ネタバレを踏んで行くか…冷たくなって行くか”

※ネタバレ注意:このページはTVドラマ・シリーズ『マンダロリアン』のネタバレ情報を含みます。

「今度ガンマンの真似をするときは、喋るより先に撃つことだ」
アドウィン・チャルに対し、コブ・ヴァンス[出典]

コブ・ヴァンス(Cobb Vanth)は惑星タトゥイーン出身の人間男性で、元奴隷モス・ペルゴの街の保安官、事実上の市長である。4 ABY犯罪王ジャバ・ザ・ハットエンドアの戦いがきっかけとなり、タトゥイーンで権力の空白が生じた際、ヴァンスが住むモス・ペルゴはマイニング・コレクティヴの襲撃に遭い、奴隷キャンプにされてしまった。ヴァンスはシリカックス・クリスタルが詰まったカムトノを襲撃者から奪い、なんとか街から脱出した。彼は砂漠で行き倒れていたときにジャワ廃品回収業者と出会い、クリスタルと引き換えにマンダロリアン・アーマーを手に入れた。その後、ヴァンスは新犯罪勢力レッド・キー・レイダースの手先であるアドウィン・チャルを追い払うと、アーマーを着てモス・ペルゴに戻り、コレクティヴのメンバーを倒して街を解放した。モス・ペルゴの守護者、事実上の市長となったヴァンスは、この街を「フリータウン」と呼ぶようになった。

5 ABY、ヴァンスはかつてジャバに仕えていたコレリアンマラキリギャングから救った。マラキリがビーストマスターであることを知ったヴァンスは、彼をフリータウンに迎え、ロントやハットの幼児ボーゴを世話する仕事を提供した。またヴァンスはタスケン・レイダーがフリータウンを襲撃するのを阻止するため、マラキリの助けを借りてタスケンとの交渉を成立させた。その後、フリータウンはローガン・ムーヴェラン率いるレッド・キー・レイダースの襲撃に遭った。ムーヴェランとその手下たちはモス・ペルゴの住民を圧倒し、ヴァンスを拘束した。しかしボーゴの合図で、ヴァンスと同盟関係にあるタスケン・レイダーの援軍がフリータウンに駆けつけた。タスケンのおかげで戦いに勝利したヴァンスは、フリータウンがこの先も自由のために抵抗を続けることを忘れさせぬよう、ムーヴェランの顔面にメッセージを彫りつけた。

9 ABY頃、マンダロリアン賞金稼ぎディン・ジャリンが“ザ・チャイルド”を連れてモス・ペルゴにやってきた。ジャリンは同胞を探していたが、ヴァンスが本物のマンダロリアンではないことを知ると、アーマーを差し出すよう迫った。そこでヴァンスは、街を脅かしているグレーター・クレイト・ドラゴン退治を手伝えばアーマーを渡すと提案した。ジャリンは取り引きに応じ、クレイト・ドラゴンを倒すためにタスケン・レイダーの部族や、モス・ペルゴの住民にも協力を求めた。ヴァンスとジャリン、タスケン、住民たちは力を合わせてこの巨大なクリーチャーを倒し、モス・ペルゴの平和を取り戻した。ヴァンスが約束通りアーマーを渡すと、ジャリンは彼のもとを去っていった。

経歴

生い立ち

「共和国がまた台頭して、下々の連中をその足で押さえつけることになるかもしれない。犯罪シンジケートは合法と見せかけて裏で稼ぐ方法を見つけようとするだろう。今、ハットたちが後継者争いで仲間割れしてるもんだから、“採掘会社”を名乗る連中がチャンスとばかりにのさばり始めてるんだ。その筆頭があんたのボスさ。新しい採掘王の時代ってわけだ。だが、そううまくはいかないぜ。おれがいるからな。おれの仲間もだ。この無法地帯に法を持ち込むのさ」
アドウィン・チャルに対し、コブ・ヴァンス[出典]

人間男性、コブ・ヴァンスは人生のすべてをアウター・リム砂漠惑星タトゥイーンで過ごし[1]、かつては奴隷だったこともあった。彼は所有物であることをあらわす星型の紋章を背中に彫られていたが、やがて自由の身となった。[3] 4 ABY[4]ハット犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレ死んだことでタトゥイーンに権力の空白が生じ[2]、さらにエンドアの戦い第2デス・スターが破壊されたことがきっかけとなり、銀河帝国によるタトゥイーン統治にも終止符が打たれた。モス・アイズリーや、ヴァンスが住むモス・ペルゴでは住民たちが解放を喜んだが[1]、やがてウィークウェイローガン・ムーヴェランが率いる自称“採掘会社”の犯罪シンジケート、レッド・キー・レイダースなどの新勢力が台頭し、惑星の不法な支配を企んだ。[2]

アーマー入手

「会社に戻ってボスに伝えるんだ。荷物をまとめてこの近くのハイパースペース航路でさっさと帰れと。さもなきゃおれがこの新しい――まあ、おれにとってはだが――アーマーをつけて捕まえに行くぞ、とな」
―アドウィン・チャルに対し、コブ・ヴァンス[出典]

エンドアの戦いのニュースが届いた日、バーのカウンターに座るヴァンス

エンドアの戦いのニュースがモス・ペルゴに届いたの夜、マイニング・コレクティヴが街に現れ、人々が集まっていたバーを襲撃した。彼らはこの無法の街を自分たちの奴隷キャンプにしようと考えていたのである。ヴァンスとウィークウェイのバーテンダーは、ブラスターの銃撃の中、辛くも店の外へ脱出した。ヴァンスは襲撃者たちのランドスピーダーからカムトノを盗み、砂漠を放浪した。食料もなく砂の上を数日間さまよったヴァンスはやがて力つきて倒れたが、幸運にもジャワ廃品回収業者サンドクローラーがそこに通りかかった。ヴァンスに水を与えたジャワたちは、彼が持っていたカムトノにシリカックス・クリスタルが詰まっていることを知ると、なんとしてもこの鉱物を欲しがった。ジャワは交換条件として武器やR2シリーズ・アストロメク・ドロイド等を提示したが、ヴァンスはこれを拒み、彼らの拾得物のひとつである傷物のマンダロリアン・アーマーを求め、取引は成立した。[1]

ヴァンスがジャワと馴染みになり、彼らのサンドクローラーに滞在していた時、レッド・キー・レイダースから派遣されてきたアドウィン・チャルが武器やドロイド、採掘機材を買うためサンドクローラーを訪ねてきた。ヴァンスはジャワとの取り引きを諦めかけていたチャルのもとへ出向き、この男が別の星からやってきた余所者であることを見抜いた。なぜ分かったのかと問うチャルに、ヴァンスは格好が清潔すぎるからだと答え、ジャワとの取り引きのやり方も理解できていないと指摘した。チャルはジャワと信頼関係を築いている時間などないと語り、諦めてモス・ペルゴかモス・エスパに行こうかと考えた。するとヴァンスは、もしよければチャルとジャワが取り引きできるよう口利きしてやると申し出た。チャルは不審がって理由を尋ねたが、ヴァンスは単なる好意だと告げた。[2]

ジャワのサンドクローラーに拾われたヴァンス

ヴァンスはジャワたちと交渉し、自分たちはちゃんとクレジットを持っていると伝え、彼らがまともな商品を保管している部屋へチャルを連れて行くよう取り計らった。そこにはゴンク・ドロイドプロトコル・ドロイドアストロメク帝国軍のものらしき武器類、そしてハットのセール・バージのパネルなどが置かれていた。チャルが喜んで品物を物色するあいだ、ヴァンスは彼に質問を投げかけ、この男がレッド・キー・“カンパニー”の手先であることを確認した。ヴァンスがジャバ・ザ・ハットのについて言及し、タトゥイーンも新時代を迎えつつあるようだと語ると、チャルは自分たちの会社もそれに期待していると答えた。[2]

やがてチャルは長い箱にしまわれていたマンダロリアンアーマーを見つけ出し、ボスのローガン・ムーヴェランのために持ち帰ろうとした。ヴァンスはそのアーマーを持って買えるのは自分だと指摘し、アーマーを着て法の執行人となり、腹黒い連中を取り締まるつもりなのだと告げた。また彼は自分が保安官であることをチャルに明かした。チャルは薄ら笑いを浮かべながらブラスターをちらつかせたが、ヴァンスは相手が脅迫の言葉を言い終えないうちに自分のブラスターの引き金を引き、この男の肩を撃ち抜いた。ヴァンスは命乞いをするチャルに、レッド・キー・レイダースのもとへ帰ってボスのムーヴェランに二度とこの宙域に戻るなと伝えるよう命じた。[2]

モス・ペルゴの守護者

「俺が手に入れた宝は水だけじゃなかった。自由を掴んだんだ」
―コブ・ヴァンス[出典]

マイニング・コレクティヴを撃退したヴァンス

その後、ヴァンスはアーマーを着てモス・ペルゴに帰還した。ヴァンスはマイニング・コレクティヴのメンバーがたむろしているバーに入り、ウィークウェイのバーテンダーに身を隠すよう合図を送った。コレクティヴのメンバーが武器を取ろうとした瞬間、ヴァンスはブラスター・ピストルを抜いて次々と敵を撃ち殺していった。最後の1人はヴァンスにビームを命中させたが、マンダロリアン・アーマーのおかげで無傷で済んだヴァンスは落ち着いて敵を仕留めた。ヴァンスが店の外に出ると、他のメンバーたちが街から逃げるためランドスピーダーに乗り込んでいた。ヴァンスは遠ざかっていくスピーダーレンジファインダーで狙いをつけ、ジェットパックに搭載されたミサイルで敵を乗り物ごとふっとばした。それ以来、彼はアーマーの力を借りながら街を守り、住民も彼を信頼するようになった。[1]

5 ABYの時点で、ヴァンスはモス・ペルゴの事実上の市長となり、街をフリータウンと改名していた。[5] ヴァンスはタスケン・レイダーと対立して彼らを何人か殺し[1]、住民たちもレッド・キー・レイダースに立ち向かった。レッド・キーはハット幼児をフリータウンに持ち込んで新たな支配者に仕立て上げようとしたが、その企みはヴァンスとトワイレックアイサ=オアによって挫かれ、ヴァンスは幼児を保護することになった。ある日、ヴァンスとアイサ=オアは、かつてジャバ・ザ・ハットの宮殿で働いていたビーストマスターマラキリが、フリータウンに向かう途中でレッド・キーの悪党2人に襲われているところに出くわした。ヴァンスたちはギャングを倒し、このコレリアンのビーストマスターの命を救った。[5]

ヴァンスとアイサ=オアはマラキリが起き上がるのを手伝い、自分たちは法の番人だと名乗った。マラキリは2人の質問に答え、職業がビーストマスターであることを認めた。マラキリはジャバの宮殿で飼育していたパティーサという名の最愛のランコアを失って悲嘆に暮れており、自分はクリーチャーがいなければ無価値だと嘆いた。ハットの幼児の世話に手を焼いていたヴァンスは、フリータウンでハットやロントを飼育する動物の調教師にならないかと持ちかけた。マラキリはハットは知覚種族であるため“調教”ではなく“教育”が正しいと訂正しつつもオファーを引き受け、街に戻るヴァンスとアイサ=オアについていった。[5]

レッド・キー・レイダースとの抗争

「悪党やサンド・ピープルから街を守れたのはこのアーマーのおかげだ」
―コブ・ヴァンス[出典]

ヴァンスが保安官を務めたモス・ペルゴの街

フリータウンとタスケン・レイダーは敵対関係だったこともあったが[1]、ヴァンスはマラキリの助けを借りて彼らとの取り引きに臨み、クレイト・ドラゴンの腹から採れた真珠を差し出すことで、街を保護してもらう約束を交わした。タスケンはこの街を聖なる場所とみなし、彼らがハットの幼児(この頃には“ボーゴ”と名付けられていた)を保護していることに敬意すら抱いていた。そんな中、フリータウンはローガン・ムーヴェラン率いるレッド・キー・レイダースの襲撃を受けた。ヴァンスと住民たちは犯罪者に圧倒され、何人かが戦いで命を落とした。街を制圧すると、ムーヴェランは手下のギャングであるグランイマッグローディアングウィースカに、手錠で拘束した保安官を自分の前に連れてくるよう命じた。ヴァンスはイマッグによってムーヴェランの前に突き飛ばされ、グウィースカから蹴りを入れられた。他のレッド・キーの悪党たちはそれを見て囃し立てた。[3]

ムーヴェランはヴァンスが着ているマンダロリアン・アーマーをあざ笑い、イマッグとグウィースカに保安官のヘルメットを脱がすよう命じた。このウィイークウェイのギャング・ボスは、保安官は自分たちにとって台車に挟まった砂粒のようなものだと罵り、いったいお前は何者で、なんのために自分たちに歯向かうのかと尋ねた。ヴァンスがただ自由を求めているだけだと答えると、ムーヴェランはこの保安官の首の後ろに奴隷のしるしが刻まれていることに気づいた。タトゥイーンで何をするつもりなのかと保安官から尋ねられたムーヴェランは、町の住民を奴隷にして、この砂漠の星からディラリウム・オイルシリカックス・シュウ酸塩を搾取し、ボーゴをハットに売り飛ばすのだと答えた。[3]

ムーヴェランはアイソリアンヴォムと粗暴な女性のトレイネスにハットの幼児とマラキリを連れてくるよう命令した。ムーヴェランは保安官に“お前は死に場所を間違えた”と告げてとどめを刺そうとしたが、ヴァンスは“お前もだ”と答え、マラキリに合図を送った。マラキリがその合図をボーゴに伝えようとすると、トレイネスがムーヴェランの指示でこのビーストマスターを殴りつけ、ボーゴが悲鳴を上げた。結果的にこれが、タスケン・レイダーの援軍をフリータウンに呼ぶ合図となった。タスケンは街に駆けつけてレッド・キー・レイダースを攻撃し、戦闘が巻き起こった。ヴァンスはマラキリの助けを借りて手錠を外し、ムーヴェランに反撃して武器を奪うと、彼を地面に倒した。[3]

ヴァンスは事前にタスケン・レイダーと取り引きをしていたことをムーヴェランに明かした。このウィークウェイのギャングは仲間を連れて街を滅ぼしに戻ってっくると脅迫したが、ヴァンスは脅しに動じなかった。保安官はムーヴェランに、自分がどういう男かまだ分かっていないようだと告げ、たとえレッド・キー・レイダースの怒りを買うことになったとしても、自分はフリータウンを守ってタトゥイーンから犯罪勢力を追い払うためなら死ぬ覚悟があると宣言した。戦いに破れたギャングへの餞別として、ヴァンスはムーヴェランの顔面にメッセージを刻みつけた。[3]

マンダロリアン来訪

「初めて本物のマンダロリアンに会った。噂は聞いてる。殺しの腕が立つそうだな。で、仲間以外がこのアーマーを着てるのが許せないらしい。つまり、ここを生きて出るのはどっちか1人だ。でもそんな小さいのを連れてるところを見ると、俺の考えすぎかな」
―ディン・ジャリンに対し、コブ・ヴァンス[出典]

ディン・ジャリンの前に姿を現したヴァンス

9 ABY頃、マンダロリアンの賞金稼ぎディン・ジャリンが、ゴア・コレシュから聞き出した情報をもとにモス・ペルゴにやってきた。彼は一緒に旅している“ザ・チャイルド”を同胞のもとへ返してやるため、自分以外のマンダロリアンの仲間を探していたのである。ジャリンが街のバーに入り、ウィークウェイの店主から“保安官”の存在を聞き出した直後、ヴァンスはアーマーに身を包んだ姿でジャリンの前に姿を現した。彼は店主にスポチュカを注文すると、まずは一緒に飲まないかと来訪者に告げ、ヘルメットを脱いだ。ヴァンスは本物のマンダロリアンと会うのは初めてだと明かし、殺しに長けているのは知っているが、子どもを連れているところをみると、アーマーをめぐって殺し合いになるというのは自分の思い過ごしかもしれないと語った。しかしジャリンはアーマーを渡すよう命じ、ザ・チャイルドが見ている前であっても戦いは辞さないと答えた。[1]

ヴァンスとジャリンが睨み合い、今にも撃ち合いが始まろうとしていた時、グレーター・クレイト・ドラゴンが地中からモス・ペルゴに接近し、地震が発生した。ヴァンスは戦いを中断し、クレイト・ドラゴンが家畜のバンサを1頭飲み込んで去っていくのを見守った。ヴァンスは先程のクレイト・ドラゴンが長年に渡って近隣一帯を脅かしていることを説明し、もしあの巨獣の退治を手伝ってくれるなら、見返りにアーマーを譲るとジャリンに持ちかけた。ジャリンは保安官の提案を飲み、スピーダー・バイクで一緒にクレイト・ドラゴンの巣窟へ向かった。道中、ヴァンスは自分がアーマーを手に入れた経緯をジャリンに語って利かせた。その後2人はマシフの群れと、それを飼い慣らすタスケン・レイダーの部族と遭遇した。ヴァンスは警戒して武器を構えたが、マンダロリアンは手話でタスケンとコミュニケーションを図り、彼らもクレイト・ドラゴンを倒したがっていることを聞き出した。その日の晩、ヴァンスは野営地でタスケンからブラック・メロンを差し出され、中身を飲むよう迫られた。ヴァンスが拒否したためタスケンたちは激昂したが、ジャリンが火炎放射器を吹かして彼らの対立を制し、クレイト・ドラゴンを倒すことに専念するよう諭した。[1]

クレイト・ドラゴン討伐

「おれはこのアーマーが気に入ってるが、この街はもっと好きだ」
―コブ・ヴァンス[出典]

コブ・ヴァンスとディン・ジャリン

ヴァンスとジャリン、タスケン・レイダーはもともとサルラックが棲んでいたというクレイト・ドラゴンの洞窟を偵察し、タスケンが囮のバンサを仕掛ける様子を見守った。しかし囮を運ぶタスケンがドラゴンに食われてしまい、さらに敵が予想よりもはるかに巨大だったため、一行は作戦の練り直しを迫られた。タスケンは敵を倒すためにもっと人手を集める必要があると判断し、ヴァンスはモス・ペルゴの住民にも協力を仰ぐことになった。彼はジャリンとともに街へ戻り、バーに住民を集めて事情を説明した。タスケンを憎む住民からは不満の声も上がったが、ジャリンはドラゴンの討伐に成功すれば彼らがモス・ペルゴを攻撃することは二度と無いと請けあった。[1]

住民はしぶしぶ保安官とマンダロリアンの提案を飲み、タスケンと協力して戦いの準備を進めた。途中、タスケンの1人が爆弾をうっかり落としたことにモス・ペルゴの住民が腹を立てる一幕もあったが、ヴァンスが仲介に入り、争いを止めた。再び洞窟の前に到着した一行は、ドラゴンを罠にかけるため準備を始めた。彼らは洞窟の外の地面に爆弾を埋め、ドラゴンをおびき出して起爆し、唯一の弱点とされる腹にダメージを与えるつもりだった。準備が終わると、ヴァンスがジョーからデトネーターを受け取り、住民とタスケンの共同作戦が始まった。クレイト・ドラゴンはタスケンの咆哮でおびき出されたが、なかなか爆弾の位置まで進んでこず、ヴァンスは起爆のタイミングに悩まされた。住民とタスケンが辛抱強く攻撃を続けた結果、ドラゴンはついに罠にかかったが、さほどダメージを負わずに地面の中に潜ってしまった。[1]

ジャリンにアーマーを渡すヴァンス

ドラゴンが山の上から再出現し、から毒液を撒き散らし始めると、ヴァンスとジャリンはジェットパックで山頂まで飛翔し、それぞれブラスターとアンバン・スナイパー・ライフルで攻撃を加えた。ドラゴンが反撃しようとすると、2人は仲間たちのいる場所へ戻り、敵が再び姿を現すのを待った。ヴァンスは自分たちの攻撃は怪物に通用しないと考えたが、爆薬を運ぶ荷役用のバンサが近くにいることに気づいたジャリンは別の作戦を思いつき、ドラゴンの注意を引くよう指示した。ヴァンスがミサイルを使ってドラゴンの注意を引きつけることに成功すると、ジャリンはザ・チャイルドを頼むと告げて保安官のジェットパックを暴発させ、彼を安全な場所へ逃した。[1]

その後、ジャリンはバンサもろともクレイト・ドラゴンの口の中に飲み込まれた。しかし彼はドラゴンが再び砂上に出現した際にジェットパックで脱出し、大量の爆弾をドラゴンの体内で爆発させた。ドラゴンはついに息絶え、住民とタスケンは勝利を喜んだ。その後ヴァンスはジャリンに礼を言い、アーマー一式を手渡し、この装備に傷をつけたのは自分ではないと同胞に伝えてくれと告げた。報酬を受け取ったジャリンは、ザ・チャイルドを連れてスピーダー・バイクで去っていった。[1]

制作の舞台裏

コブ・ヴァンスは2015年に発売されたチャック・ウェンディグによる正史小説『アフターマス』で初登場を果たしたキャラクターである。[2] 続くアフターマス3部作全編にも登場しいるが[3][5]、翻訳されたのは『アフターマス』だけである。なお、本作ではコブ・バンスと表記されている。[2]

ヴァンスはTVシリーズ『マンダロリアンシーズン2のプレミア・エピソードである『チャプター9:保安官』で実写作品デビューを果たした。本作はジョン・ファヴローの監督作であり、2020年10月30日に動画配信サービス Disney+ で公開された。俳優はティモシー・オリファント[1] なお『アフターマス』3部作では、ヴァンスが所有しているアーマーがボバ・フェットの物であるとは明言されていなかったが、『マンダロリアン』での描写によりフェットの物であることが確定した。

登場エピソード

脚注

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