コマース・ギルド(Commerce Guild)、あるいはコマース・ギルズ(Commerce Guilds)は多数の商業組織の利権を代表していた銀河系規模のコングロマリットである。本拠地は惑星フェルーシアにあったが、カステルに起源を持つゴッサム種族がギルド内で強い影響力を有していた。分離主義危機の時代、シュ・マーイ会頭率いるコマース・ギルドはドゥークー伯爵によって組織された独立星系連合に加盟した。連合はクローン戦争で敗北したが、ギルドはその後も銀河帝国の元老院において議席を保持した。
組織[]
コマース・ギルドは強い影響力を持つ組織であり、加盟勢力のさまざまな商業的利権を代表していた。コマース・ギルドの傘下にはマイニング・ギルドをはじめ、無数の銀河規模農業企業、小売業者、武器製造および販売業者、造船業者、サービス業者が所属していた。コマース・ギルドはコーポレート・アライアンスとは競争関係にあった。独立星系連合の創設メンバーとなった他のコングロマリットと同様、コマース・ギルドも企業利権の代弁者として何世紀にもわたって銀河共和国の法律家たちに影響を及ぼしていた。[3]
コマース・ギルドの本拠地は惑星フェルーシアにあったが、惑星カステルに起源を持つゴッサム種族が組織内で多大な影響力をふるっていた。ソロスーブ社はコマース・ギルドに属す最大規模の組織のひとつだった。ギルドの主な利権はサルーカマイやエスカート、ムーガなどにあり、クローン戦争中にはミントゥインも支配下に置いた。[3] コマース・ギルドは会頭の肩書を持つ者によって率いられ、共和国時代の末期はゴッサムのシュ・マーイが会頭を務めた。[1]
軍事力[]
ギルドはコマース・ギルド懲罰保安部隊(CGPSF)と呼ばれる独自の戦力を保有していた。この軍隊にはバトル・ドロイドだけでなく、サラスタン・ホーム・ガードやゴッサム・コマンドーといったコマース・ギルドの加盟者による生きた兵士も所属していた。ギルドが独立星系連合に参加した際、CGPSFも連合軍の一員となり、分離主義勢力ドロイド軍に兵力を提供した。[3]
歴史[]
クローン戦争以前、コマース・ギルドは偵察船のヴァンガード・パスファインダーを使って価値のある新惑星の探索も行っていた。ティブス・オスペはかつてコマース・ギルドにスカウトとして雇われ、ヴァンガード・パスファインダーに乗ってチョパニの虚空の向こうへ旅したことがあった。[7]
共和国時代、コマース・ギルドはムーガン・ティーの産地である惑星ムーガを支配下に置いた。ムーガン・ティーはすでにアウター・リム・テリトリーに広く普及した飲み物だったにも関わらず、ギルドはこのお茶のレシピを独自性のある商標として登録し、アーディース・ビバレッジ社のブランド商品にした。アーディース・ビバレッジ以外のムーガン・ティーは監査ドロイドによって取り締まられ、勝手に販売しようとする施設には停止命令が下された。[2]
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 (初登場)
- クローン・ウォーズ – 星を蝕むもの (言及のみ)
- クローン・ウォーズ – 分離主義者の友
- クローン・ウォーズ – 友情の真価
- スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
- バッド・バッチ – クローン謀議
- バッド・バッチ – 真実と結末
- ターキン (言及のみ)
- ラスト・ショット (言及のみ)
参考資料[]
- スター・ウォーズ:カード・トレーダー
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
- スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
- スター・ウォーズ プロパガンダ:銀河系における扇動絵画の歴史
- ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー:テールズ・フロム・ヴァンドア
- スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ:公式ブラック・スパイア・アウトポスト料理本
- スター・ウォーズ:銀河系を変えた戦い
- Confederacy of Independent Systems - 公式データバンク
- Dwarf Spider Droid - 公式データバンク
- Separatist Council - 公式データバンク
- Shu Mai - 公式データバンク