レディ・コルヴァックスの子孫は、帝国時代にスターシップ<ウィンドフォール>の船長を務め、ドロイドの一等航海士ZO-E3と一緒に密輸業者として活動していた。この人間の密輸業者はフォースの感応能力を持っていたが、当初は自分でもそのことに気付いていなかった。1 BBY、密輸業者とZO-E3はハットから奪ったスパイスを運んでいた時に銀河帝国のインターディクター船に捕まり、ゲーブル・カリウス提督によって惑星ムスタファーへ連れていかれた。シス卿ダース・ヴェイダーは、この星にあるレディ・コルヴァックスの聖所の秘密を開錠するために、彼女の血を引く“適正者”を探していたのである。自分がコルヴァックスの血筋であることを初めて知った密輸業者は、ムスタファーリアンのヴァイリップ・ファルマに助けられ、ZO-E3と一緒にフォートレス・ヴェイダーから脱出した。
密輸業者は聖所でファルマの氏族の女司祭と会い、ヴェイダーが探し求めている聖遺物“ブライト・スター”について説明を受けた。ヴェイダーが強大な力を手に入れるのを阻止するため、密輸業者は表面的にはシス卿の命令に従いつつ、ブライト・スターを奪うチャンスをうかがった。その過程で、密輸業者はヴェイダーからフォースの訓練を受けた。密輸業者はドーウィン・コルヴァックス卿の霊魂に助けられてブライト・スターを手に入れたが、ファルマの裏切りで聖遺物をヴェイダーに奪われてしまった。しかし密輸業者は、かつてレディ・コルヴァックスに仕えたセンチネル・ドロイドの軍勢“マーチング・ホード”の指揮権を継承し、ムスタファーリアンたちとも協力してフォートレス・ヴェイダーに攻撃を仕掛けた。ヴェイダーがブライト・スターをアイオーン・エンジンにはめ込み、亡き妻パドメ・アミダラを復活させようとしていた時、密輸業者は城塞に乗り込んで暗黒卿に対決を挑んだ。密輸業者はなんとかアイオーン・エンジンを破壊し、ヴェイダーの企みを止め、ムスタファーを救うことに成功した。その後、密輸業者はZO-E3と一緒に<ウィンドフォール>で脱出し、コルヴァックス卿のライトセーバーから手に入れた古い星図を頼りに、宝探しの旅を開始した。
制作の舞台裏[]
このキャラクターは全3話からなるスター・ウォーズのVRゲーム『Vader Immortal: A Star Wars VR Series』の主人公である。2019年5月21日に発売された『Episode I』で初登場を果たした。『Vader Immortal』シリーズは一人称視点でストーリーが展開するため、プレイヤー・キャラクターである主人公の顔は見ることができず、画面には手元しか映らない。ZO-E3からは単に「船長」と呼ばれており、種族は人間であることが明言されているものの、名前も性別も不明である。[1] ただし本シリーズの一部のコンセプト・アートで、主人公の姿を三人称視点から描写したものがある。[4]
登場作品[]
- Vader Immortal: A Star Wars VR Series – Episode I (初登場)
- Vader Immortal: A Star Wars VR Series – Episode II
- Vader Immortal: A Star Wars VR Series – Episode III
参考資料[]
- In Vader Immortal: Episode III, You'll Finally Duel Darth Vader - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- Admiral Karius - 公式データバンク (間接的に言及)
- Priestess - 公式データバンク (間接的に言及)
- The Windfall - 公式データバンク (間接的に言及)