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「奴らがあんなに巨大になるなんて」
「俺も知らなかった。餌が良かったんだろう」
―カズーダ・ジオノとポー・ダメロン[出典]

コワキアン・エイプ=リザード(Kowakian ape-lizard)、あるいはコワキアン・エイプ惑星コワックに起源を持つクリーチャー。コワキアン・モンキー=リザードの遺伝子的ないとこにあたるが、より巨大で、筋肉質な体を備えた。コワキアン・エイプは極めて獰猛で、知覚種族に襲いかかって食べてしまうこともあったが、飼い慣らして用心棒にすることもできた。

34 ABYウォーバード・ギャングに属す海賊たちはキャスティロン星系セクター6ダリアスG級貨物船を襲撃した際に、で運ばれていた1匹のコワキアン・エイプによる反撃を受けた。その後、レジスタンスのメンバーであるポー・ダメロンカズーダ・ジオノ貨物船遭難信号をキャッチし、船員の救助に駆け付けた。2人はコワキアン・エイプの追跡を何とかしのぎ、海賊の唯一の生き残りであるシナーラ・サンを連れて脱出した。またファースト・オーダー=レジスタンス戦争の時代、ヴォックス星団カジノを経営するハットヴランキーが従順な2匹のコワキアン・エイプを警備員として使っていた。

生態と特徴[]

「巨大で凶暴なサルが逃げて大暴れしたの」
シナーラ・サン[出典]

コワキアン・エイプ=リザード[4] は平均体高2.4メートル(8フィート)の巨大なクリーチャーである。コワキアン・モンキー=リザードの遺伝子的ないとこにあたり[1]、モンキー=リザードを巨大化したような外見をしていた。モンキー=リザードと同様、コワキアン・エイプも茶い肌に黄色い2つの、横に長い、くちばしのような、尾を備えた。また彼らの背中には背骨に沿って濃い茶色の毛が生えていた。コワキアン・エイプは2歩行で、脚は短く、脚と比べてはるかに太く筋肉質な腕を備えた。彼らは鋭い牙と爪を使って獲物に襲い掛かった。また彼らの皮膚はブラスターの銃撃に耐性があった。[2]

習性[]

「うちの警備員たちは長いこと良い食事にありつけていなくてな」
―コワキアン・エイプについて、ヴランキー[出典]

コワキアン・エイプ=リザードは[1] アウター・リム・テリトリー[5] 惑星コワックに起源を持ち、高地のジャングルに生息した。コワキアン・エイプは残忍かつ危険な生き物で、性格は怒りっぽく、力強い咆哮を上げた。[1] エイプ・リザードは肉食で、獲物を見つけると執拗に追跡し、知覚種族捕食することもあった。[2] 小さなペットとして飼われることがあるモンキー=リザードと違い、この巨大クリーチャーは行く手に立ちはだかるものを全て力ずくで排除しようとした。[6] しかしコワキアン・エイプが知覚種族によって飼い慣らされた例もあった。手なずけられたコワキアン・エイプは主人に従順で、腹を空かせた状態でも主人の命令が無ければ獲物に襲い掛かることはなかった。[7]

歴史[]

「食べられちゃうよ!」
―カズーダ・ジオノ[出典]
SignalFromSectorSix-EpisodeGuide

ポー・ダメロンとカズーダ・ジオノは貨物船でコワキアン・エイプに襲撃された

34 ABY[8]クレイガン・ゴールウォーバード・ギャングに属す海賊たちが惑星キャスティロン付近のセクター6小惑星帯ダリアスG級貨物船を襲撃した。[2] 彼らはこのに高価な貨物が積まれていると思い込んでいたが、中にいたのはコワキアン・モンキー=リザードの群れと、1匹の怒り狂ったコワキアン・モンキー=エイプだった。[1] 貨物船に乗り込んだ海賊はほとんどコワキアン・エイプに食われてしまったが、箱の中に隠れたまま気絶したシナーラ・サンは生き延びた。それからしばらくして、レジスタンスパイロットであるポー・ダメロンカズーダ・ジオノ貨物船救難信号をキャッチした。[2]

ダメロンとジオノは貨物船に複数の生命反応を確認した後、アストロメク・ドロイドBB-8CB-23を連れて中に乗り込んだ。生命反応を追っていた時、ダメロンとジオノは通路の先でハスクトランドーシャン種族の海賊がコワキアン・エイプによって連れ去られる瞬間を目撃した。ジオノから怪物の正体を問われたダメロンはラスターガンダークリークの名を挙げたが、特定することはできなかった。その後2人は複数のモンキー=リザードと遭遇したのち、コワキアン・エイプと出くわした。コワキアン・エイプの存在を知らなかった2人は、モンキー=リザードが巨大化した生物だと思い込んだ。彼らは[2] 海賊の最後の生き残りである[1] シナーラを回収し、コワキアン・エイプの追跡をしのいで命からがら貨物船から脱出した。[2]

ファースト・オーダー=レジスタンス戦争の時代、ヴォックス星団で“ヴランキーズ・ホテル・アンド・カジノ”を経営するハットヴランキーは、2匹のコワキアン・エイプ=リザードを警備員として使っていた。[7] 34 ABY[8]、ヴランキーはドロイド・レーサーを用いたレースハイプ・フェイゾンを破り、キャプテンイマニュエル・ドーザら<コロッサスチームとの賭けに勝利した。ドーザたちはヴランキーが無断でドロイドを使ったことに抗議して賭けを無効にしようとしたが、ヴランキーは2匹のコワキアン・エイプを使ってカジノの出口を塞ぎ、ドーザたちを脅した。ドーザたちはやむを得ずカジノに留まったが、最後のレースでヴランキーを破り、コワキアン・エイプに襲われることなくカジノを去っていった。[7]

制作の舞台裏[]

Kowakian ape concept

コンセプト・アート

コワキアン・エイプ=リザードは2018年11月11日に公開されたTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ レジスタンスシーズン1第7話『セクター6からのシグナル』で初登場を果たした。[2] コワキアン・エイプ=リザードという名称は、StarWars.com に掲載された同作のエピソード・ガイドで判明した。[4] 本作に登場するコワキアンの群れの声を担当したのは、シリーズのクリエイターであるデイヴ・フィローニと、スカイウォーカー・サウンドデヴィッド・アコードマシュー・ウッドである。[3]

シリーズのアート・ディレクター、エイミー・ベス・クリステンソンがこのクリーチャーのコンセプト・アートを手がけた。アートの制作日は2017年4月10日付となっている。[4] クリステンソンによると、コワキアン・モンキー=リザードが惑星コワックにおけるホエザルだとすれば、ゴリラに相当するものは何であるかというアイデアからこのクリーチャーが生まれた。この発想をヒントに、コワキアン・エイプは後ろ足が短くデザインされ、爪が生えた前腕にパワーの比重が置かれた。顔面はサレシャス・B・クラムのパペットの顔立ちを捉えており、モンキー=リザードを歪めた模倣版となっている。また背骨に沿って生えた剛毛は、獰猛な野生豚を意識してデザインされた。[3]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

他言語版
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