Wookieepedia
Advertisement

「コード・シリンダーを」
「見てわからないのか? 私は大尉だぞ」
「それはわかっています。コード・シリンダーを」
ストームトルーパーヨガー・リステ大尉[出典]

コード・シリンダー(Code cylinder)は銀河帝国ファースト・オーダーで使用されていた円筒形の保安装置である。暗号化階級シリンダー(Coded rank cylinder)やデータ・シリンダー(Data cylinder)など、呼び方はさまざま。所有者に関する暗号化された情報が内蔵されており、スコンプ・リンクへ挿入することで機密情報や機密エリアにアクセスすることができた。帝国では上位の将校にのみコード・シリンダーが支給された。そのためコード・シリンダーは身分証明および情報装置としての機能に加え、階級プレートと並び、着用者の地位を一目で見分けるための手段としても用いられた。また帝国保安局にとって、個々の所有者のあらゆるログが記録されているコード・シリンダーは、将校たちの働きぶりを評価し、不審な行為を突き止めるための監視ツールとなった。通常、コード・シリンダーは軍服の肩の下にある小さなポケットに入れて持ち運ばれた。

特徴[]

銀河帝国[]

銀河帝国において、コード・シリンダーはセキュリティの維持という最重要課題を解決するために使用された。帝国では基地や宇宙ステーションへのアクセスは適切な許可を得ている一握りの者に制限されていた。そうした場所にはセキュリティ・チェックポイントが設けられ、特別なコード・シリンダーを使用することで、資格証明や認証が行われた。外見上、コード・シリンダーは小さな金属製の筒に過ぎず、その中にある暗号化された情報によってどのような秘密の扉や極秘ミーティングにアクセスできるのか、見た目から推し量ることは不可能だった。最高位の将校にのみ支給されるコード・シリンダーは、帝国のエリート階級システムを表わす赤と青の階級プレートと関連付けられ、先端部にがついていることもあった。コード・シリンダーはアクセス機能や情報機能に加え、階級を一目で見分ける手段としても用いられた。帝国軍将校はしばしば軍服の上着の小さなポケットにシリンダーを入れて持ち運んだ。[1]

コード・シリンダーは、帝国が個々の将校たちの活動を監視するためのツールにもなった。コード・シリンダーにはアクセス・ポイントへの接続や、ファイルの読み取り、艦内や軍事施設内での日々の活動まで、あらゆるログが記録されていた。帝国保安局がコード・シリンダーの記録を参照するだけで、当該将校の働きぶりを評価したり、不審な行動を発見することが可能だった。一方で反乱同盟スパイは、特定の人物のコード・シリンダーをすり替えたり、奪った帝国軍の軍服を利用して変装することで、特定の将校を罠にはめることが可能であると気づいた。シリンダーには極めて重要な情報が内蔵されているため、過失であれ盗難であれ、失った場合は帝国から厳罰が与えられた。場合によっては、当該将校が反逆罪で処刑されることもありえるほどだった。[1]

ファースト・オーダー[]

FO code cylinder

ファースト・オーダーのコード・シリンダー

ファースト・オーダーでも帝国と同様の目的でコード・シリンダーが用いられ、“アクセス・シリンダー”や“階級シリンダー”と呼称されることもあった。ファースト・オーダーの宇宙船および施設内の司令システムや一部エリアに入るには、将校が身に着けている暗号化されたコード・シリンダーが必要だった。[5] ファースト・オーダーの軍服には、シリンダーを差し込むための布製のループが[1] 両胸[5] もしくは片胸に[6] 設けられており、弾帯に弾薬をつける要領でコード・シリンダーが携帯された。[1] ドフェルド・ミタカ中尉ロディノン中尉の場合、左右の胸のループに2本ずつ、計4本のコード・シリンダーを携帯していた。[5] ルシカ・スティンニクス中尉は左胸に2本のシリンダーを携帯した。[6] 一方で、彼らより階級が高いエリック・S・ダトゥー大佐アーミテイジ・ハックス将軍の軍服にはシリンダー用のループがなかった。[5]

歴史[]

14 BBY銀河帝国に対する抵抗運動を行っていたバーチ・テラーは、帝国宇宙軍司令官アベル・ラサルのコード・シリンダーや将校ディスク階級プレートを偽装し、ラサルに成りすましてフィンダーの燃料タンカー施設で補給を受けようとした。燃料施設の管理官はコード・シリンダーの情報を疑わなかったが、この偽装はモフウィルハフ・ターキンによって見破られた。[7]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

Advertisement