コーバ・ダニヴィー(Coba Dunivee)は銀河共和国や銀河帝国の時代に活動した女性のアーティストである。コレリアのホログラフィック・メディア・コングロマリットでアート・ディレクターやコンセプト・イラストレーターをしていた頃、ダニヴィーは共和国を礼賛するプロパガンダ作品を数多く手がけ、帝国時代になるとニュー・オーダー保護委員会のメンバーとして若きプロパガンダ活動家の育成に回った。『立ち上がれ』や『ヘッドギアが似合うなら』、『来たれ』などの作品で知られる。
経歴[]

反乱者の作品に対抗したことでグランドモフ・ターキンの不興を買ったダニヴィーの作品、『帝国キャンペーン・ポスター34.371.C』
女性アーティストのコーバ・ダニヴィーは、銀河共和国の時代に惑星コレリアのホログラフィック・メディア・コングロマリットでアート・ディレクターやコンセプト・イラストレーターとして働いていた。共和国が独立星系連合とクローン戦争を繰り広げていた頃、ダニヴィーは何千という共和国礼賛作品を制作した。[1]
銀河帝国が誕生した後、ダニヴィーはニュー・オーダー保護委員会に加わり、若きプロパガンダ・アーティストたちの育成を担当した。また彼女自身も帝国によるアウター・リム・テリトリー進出の初期段階を中心にアーティストとして活躍し、『立ち上がれ』や『ヘッドギアが似合うなら』等の新兵募集ポスターを手がけた。また彼女の作品である『来たれ』は、クローン戦争当時にクローン・トルーパーのヒロイズムに影響を受けた若い世代を対象に、君もストームトルーパーとして帝国に仕えることができる、と訴えかける作品だった。ダニヴィーの最後の作品として知られる『帝国キャンペーン・ポスター34.371.C』は、質実剛健な構成主義が反映されていた初期作品から作風が打って変わり、アーバン・アウトサイダー的芸術アプローチが模倣されていた。ダニヴィーは反乱軍の芸術家サビーヌ・レンが手がけたグラフィティに対する直接的なアンサーとして本作を制作したとされている。しかし反乱者に対抗しようというダニヴィーの考えはグランドモフ・ウィルハフ・ターキンには受け入れられなかった。ターキンは本作を「粗雑」と酷評し、反逆罪をでっちあげてダニヴィーを逮捕させた。それ以降、彼女はあらゆる記録から姿消し、最後の作品のオリジナル・ファイルも破壊された。[1]
制作の舞台裏[]
コーバ・ダニヴィーは2016年に発売された正史の設定資料集『スター・ウォーズ プロパガンダ:銀河系における扇動絵画の歴史』(パブロ・ヒダルゴ著)で初めて紹介されたキャラクターである。