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「人は物事が崩壊した後でコーボーに行く。元に戻すためじゃない」
グリーズ・ドリタス[出典]

コーボー(Koboh)は銀河系アウター・リム・テリトリーヴァラダ宙域コーボー星系に属す惑星である。荒涼とした辺境の星で、豊かな自然が広がり、多種多様な動植物相が存在した。同星系にはコーボー深淵と呼ばれる天体異常領域が存在しており、コーボーの地表からでもその存在を目視することができた。コーボーやその衛星には、深淵に起源を持つとされる謎多き“コーボー物質”が存在していた。ハイ・リパブリック時代ジェダイ・オーダー銀河共和国はこの興味深い物質を調査するため、ジェダイ・マスターサンタリ・クリィのリーダーシップのもと、コーボーとそので共同研究プロジェクトを行った。その際、コーボーにはジェダイの拠点である中央邸宅と、共和国の集落が築かれた。やがてジェダイ・ナイトダガン・ゲラが深淵の先にある楽園の星タナローを発見すると、サンタリはタナローへの移住に向けてジェダイたちを訓練するため、コーボー各地に瞑想場と呼ばれる施設を設置した。

タナローの拠点化計画がナイヒル襲撃によって挫折した後、サンタリはジェダイを裏切ったダガンを倒し、コーボーにある“森のアンテナ”施設のバクタ・タンクに封印した。それからしばらくして、ハイパースペース大災害の余波である“出現”がコーボー星系を襲い、衛星を破壊した。コーボーも隕石に見舞われ、各地の施設が被害に遭い、共和国とジェダイはコーボー星系から撤退することになった。その結果、コーボーは忘れ去られた星となったが、やがてプライオライト鉱石や失われた財宝から一攫千金を夢見る探鉱者たちがこの星に集まり始めた。コーボー山脈のふもとにはランブラーズ・リーチ村と呼ばれる集落が築かれ、探鉱者のコミュニティが形成されたが、結局コーボーの資源はさほど潤沢ではないことがわかり、惑星は再び活気を失っていった。銀河帝国時代グリーズ・ドリタスは帝国との戦いから身を引いてコーボーに移住し、ランブラーズ・リーチ村でパイルーン・サルーンという酒場を経営した。

帝国時代、レイヴィス率いる盗賊団ベッドラム・レイダーがコーボーで台頭し、レイヴィスのかつての主であるダガン・ゲラを復活させる手段を探し求めた。9 BBY、ジェダイ・ナイトの生存者カル・ケスティスが友人グリーズに会うためコーボーを訪れた。その際、カルは偶然にもハイ・リパブリック時代のドロイドZN-A4を発見し、かつてこのドロイドがサンタリ・クリィから与えられた任務を引き受けることになった。カルは200以上も眠り続けていたダガンを復活させたが、ダガンはダークサイドに転向しており、レイヴィス率いるレイダーと合流した。その後、カルとその仲間たちはタナローを巡ってダガンの勢力と戦いを繰り広げ、コーボーとその月を探索して回り、サンタリの発明品である深淵コンパスを捜索した。最終的にカルは、帝国も交えた三つ巴の戦いのすえ、ダガンをコーボー観測所で倒した。この頃、ランブラーズ・リーチ村は一時的に活発になったものの、間もなくコーボーにおける帝国の影響力が増し、住民たちにとって不安定な時代が再び始まった。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

他言語版
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