- 「空が燃えている。月が破壊されたようだが、わかりようもない。シャトルは出発したが、我々は閉じ込められた。パダワン達が恐れている。私は彼らを置いてはいけない。コーボーでの運命がどうであろうと、今はフォースに委ねるしかない」
- ―ピトル・スティヴァー[出典]
コーボーにおける出現(Koboh Emergence)は[1] 232 BBYの[2] ハイパースペース大災害の余波で発生した“出現”のひとつで、アウター・リムのコーボー星系を襲った災害である。この災厄により、惑星コーボーの月は引き裂かれ、地震と地盤沈下によって共和国衛星施設の一部が土台から剥がれ落ち、宇宙空間に散乱した。月の破片は隕石となり、コーボーの地表へ降り注いだ。ジェダイ・オーダーと銀河共和国はコーボー星系からの撤退を決断し、いち早く避難が始まったが、中にはコーボーにおける研究プロジェクトを守ろうとする者や、逃げ遅れた者もいた。[1]
プロジェクトのリーダーであるジェダイ・マスターのサンタリ・クリィは、月が破壊される瞬間をコーボーの地表で目撃した。サンタリは避難のためシャトルに乗る前に、ドロイドZN-A4に共和国チューナー装置を託し、コーボーの森のアンテナで眠っているダガン・ゲラを目覚めさせる任務を与えた。しかしZN-A4は地下通路を移動中に崩落に巻き込まれ、それから200年以上のあいだ“二重性の間”で機能停止することになった。同様にダガンも眠りから覚めることなく、長らくバクタ・タンクに封印されることになった。マスター・ピトル・スティヴァーを始めとする一部のジェダイはシャトルに乗り遅れ、コーボー瞑想場に避難した。中には瞑想場に閉じ込められ、助けを待ちながら息絶えたジェダイもいた。[1]
“出現”以降、コーボーの月は“砕かれた月”として知られるようになった。衛星施設の中には、完全な破壊を免れた構造物もあったが、無事なものはひとつもなく、共和国の撤退によって長らく放棄されることになった。またコーボーでもジェダイの拠点である中央邸宅が破壊されたほか、多くの瞑想場が崩壊、埋没した。石の尖塔と呼ばれる地域では、天変地異によって裂け目が生じ、溶岩が露出した。この地域に築かれていた共和国の集落は放棄され、荒廃が進んだ。この事件以降、コーボーはプライオライトに目を付けた探鉱者たちが集まり始めるまで、しばらくの間忘れ去られた星となった。[1]
登場作品[]
- Star Wars ジェダイ:サバイバー (初登場)