コーボー観測所(Koboh Observatory)、別名山の観測所(Mountain Observatory)、あるいは単に観測所は惑星コーボーの大気圏上層に浮遊していた、銀河共和国およびジェダイ・オーダーの研究観測施設である。ハイ・リパブリック時代にコーボーに費やされた投資の最高峰ともいうべき建造物で、“深淵”を観測し、コーボー物質を研究するための設備が整っていた。
観測所は玄武岩の森のはるか上空、プロスペクターズ・フォリーの山頂を見下ろす地点に浮かんでいた。グランド・オキュラスと呼ばれる観測施設を備えた主要構造物と、プラットフォームなどを備えた下部構造からなり、長大なターボリフトで“裂け目の道”まで降りることができた。森のアンテナで使われていた技術と同様、観測所でもマイナー・オキュラスと呼ばれる装置がコーボー物質で稼働していた。また観測所には月面研究所に建造されたプロトタイプをもとに、森のアンテナと同じ巨大アンテナが設置されていた。これらの装置は深淵にイオン・ビームを照射し、その部分的な探索を可能にするために用いられた。[1]
9 BBY、ダガン・ゲラ率いるベッドラム・レイダーは、深淵の先にある惑星タナローへ旅するためコーボー観測所を占領した。その際、コーボーで勢力を拡大しつつある銀河帝国とレイダーの間に戦闘が発生した。ストームトルーパーが観測所に乗り込んでダガンやレイダーと戦いを繰り広げ、周辺の空中でもスターファイター戦が展開された。最終的にレイダーは帝国を押し返し、ダガンはサンタリ・クリィが残した最後の深淵コンパスを入手した。一方、ダガンと対立するジェダイ・ナイトのカル・ケスティスは、レイヴィスを倒した際に最後のコンパスの場所を教わり、ガンスリンガーのボード・アクーナとともに観測所に侵入した。彼らはグランド・オキュラスでダガンを倒し、レイダーとの一連の戦いにひとまずの決着をつけた。[1]
登場作品[]
- Star Wars ジェダイ:サバイバー (初登場)
参考資料[]
- アート・オブ・Star Wars ジェダイ:サバイバー
- スター・ウォーズ ハイ・リパブリック キャラクター事典 (間接的に言及)