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「おれたちはできるだけ広く遠くに分散する必要がある。おそらくコーポレート・セクターがもっとも安全な選択肢だ」
バーチ・テラー[出典]

コーポレート・セクター企業宙域(Corporate Sector)、略称コープセク(CorpSec)はアウター・リム・テリトリーに位置する宙域銀河系のはずれにあり、ワイルド・スペースに面したこの宙域では、企業が何の制約も受けずに自分たちの縄張りを支配しており、銀河の中央機構から独立していた。またコーポレート・セクター・オーソリティ(CSA)と呼ばれる統治機構が存在し、独自の主力艦隊を保有していた。クローン戦争終結後、分離主義者の抵抗勢力の一部がこの宙域に逃げ込んだ。

特徴[]

コーポレート・セクター(企業宙域)は銀河系アウター・リム・テリトリーに属す宙域であり[7]、銀河系の円の辺縁に広がる渦状腕のひとつを占めていた。コーポレート・セクターは30,000以上の恒星を要し[6]、長大なハイディアン・ウェイ航路の北東側の起点となっていた。[8] アパロ宙域ワイル宙域と隣接しており、ワイルド・スペースに面していた。設立当初は知覚生物がいないとされる数百の星系によって構成されていたが、徐々に拡大し、最終的に何千という居住星系を包括する宙域となった。[6]

コーポレート・セクターは宙域(Sector)と呼ばれてはいるが、星系間で形成される一般的な宙域とは種類が異なっていた。この宙域は大手企業と銀河共和国政府との利害関係を解消するために設置された領域であり、銀河系の中央機構から独立していた。他のほとんどの宙域は複雑な規制のなかで地方税を運用していたが、企業は、労働者の権利保護を意図した共和国の監視の下、彼らに単一税を納めることで、広大なコーポレート・セクターを支配することを許されていた。[6] ここでは企業が何の規制も受けず、それぞれが自分たちの“縄張り”を自由にできる裁量権が与えられていた。[7] またこの領域はコーポレート・セクター・オーソリティと呼ばれる独自の専制的な統治機構と、主力艦隊を有していた。[6]

歴史[]

帝国時代[]

クローン戦争終結した後、銀河帝国独立星系連合残存勢力の掃討作戦を行った。作戦を指揮したモフウィルハフ・ターキンは、分離主義者の残党を追ってコーポレート・セクターやウエスタン・リーチ、連邦国家タイオン・ヘゲモニーへと出向いた。

クローン戦争の終結から5後、かつて独立星系連合トレード・フェデレーションに属した技術がコーポレート・セクター内で使われ始めていた。旧分離主義勢力の宇宙船の流用部品からつくられた軍艦帝国軍センチネル基地攻撃した際、基地の司令官を務めていたモフ・ウィルハフ・ターキンは船の建造地はコーポレート・セクターではないかと推測した。スターキラー基地を攻撃した反乱組織のリーダー、バーチ・テラーは、その後ターキンの個人用コルベットキャリオン・スパイク>を盗み出し、帝国の複数の施設に攻撃を仕掛けた。作戦を終えた後、テラーはコーポレート・セクターへ逃げる計画を立てていた。

新共和国時代[]

エンドアの戦いの30年後、チャージング・アレイを積んでコーポレート・セクターへ向かっていた自由貿易商人の貨物船イージラ・ザイド>がファースト・オーダー攻撃を受け、ハイジャックされた。また、新共和国エルード・ロー=キンター元老院議員の口座には、コーポレート・セクター・オーソリティの紹介による第三社の企業を通して大金が送付されていた。この事実を知ったレジスタンスレイア・オーガナ将軍は、ロー=キンターの反逆行為を裏付ける証拠を手に入れるため、サーベルの一撃作戦を開始した。

制作の舞台裏[]

コーポレート・セクターの初出は、1979年発売のレジェンズの小説『スターズ・エンドのハン・ソロ』(ブライアン・デイリー著)である。[9] 正史媒体では2014年に小説『ターキン』(ジェームズ・ルシーノ著)で初めて言及された。[10]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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