コーンセイヤー・マニュファクチャリング社(Koensayr Manufacturing)はスターファイターおよび関連機器の製造企業である。銀河共和国時代から長きにわたって使用されたYウイング・スターファイター・シリーズの製造元として知られる。コーンセイヤー社は共和国に代わって誕生した銀河帝国と実質的な契約を結ぶことには失敗したものの、同社の製品は型遅れながらも反乱同盟の戦力として銀河内戦で活躍した。コーンセイヤー社はレジスタンスとファースト・オーダーの全面戦争が始まる頃にはすでに活動を停止していたが、同社の製品はこの戦争でも活躍した。
歴史[]
共和国時代[]
22 BBYに[4] クローン戦争が始まった後、コーンセイヤー・マニュファクチャリング社は銀河共和国の宇宙軍からスターファイターと長距離ボマーをかけ合わせた新型機の製造を委託された。共和国は当時を代表するV-19トレント・スターファイターや最新鋭のジェダイ・スターファイターより高い火力を搭載できる機体を求めていたのである。コーンセイヤー社はハイパードライブ搭載型のBTL-B Yウイング・スターファイター/ボマーを開発して共和国の要望に応えた。[5]
BTL-Bはまだテスト段階の状態で分離主義勢力の新型艦<マレヴォランス>との戦いに投入され、大きな戦果を挙げた。[6] BTL-Bは広く使用されるようになり、コーンセイヤー社は共和国の主要サプライヤーとして貢献した。[3] 新型機の活躍を受け、共和国宇宙軍はコーンセイヤー社にBTL-Bの大量生産と、派生モデルの開発も依頼した。その結果、BTL-Bとデザインは同じだがコックピットの形状が異なるBTL-S3やBTL-A4といったバリエーションが生まれ、総称して“BTLシリーズ”と呼ばれるようになった。[5]
帝国時代以降[]
銀河帝国が新たに台頭した後、帝国宇宙軍では大型軍艦が宇宙における覇権を握るというドクトリンに重点が置かれた。[7] その結果、ハイパードライブを搭載したスナブ=ファイターは好まれなくなり、コーンセイヤー社は重要な政府との契約を失うことになってしまった。同社の在庫の大半はやむを得ず各地の惑星防衛軍を相手にした市場へ売り払われたが、やがて多くの機体が共和国再建のための同盟の手に渡ることとなった。[3] 反乱軍技術者たちはメンテナンスの効率性と、重量削減によるスピード向上のため、オリジナルのコーンセイヤー社製Yウイングに備わっていたアーマー・プレートをはぎ取り、内部構造がむき出しの状態で使用した。[5]
製品[]
スターシップ[]
その他[]
- K-22995軽フライト・ヘルメット[3]
- R200イオン・ジェット・エンジン[5]
- R300-Hハイパードライブ・モチベーター[5]
- R400-H[5]
- R750イオン・ジェット・エンジン[5]
- TLBパワー・コンバーター[8]
登場作品[]
- 地上組—ある視点から見た物語 (言及のみ)
- Star Wars:スコードロン (言及のみ)
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- ↑ 『反乱軍スターファイター オーナーズ・ワークショップ・マニュアル』において、レイア・オーガナ将軍はレジスタンス最高司令部に宛てた公報の中で、コーンセイヤー・マニュファクチャリング社はすでに現存しない企業だと述べている。この公報が発せられたのはファースト・オーダーとの全面戦争が始まる前であり、『スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス』で判明した時系列と照らし合わせると34 ABYより以前ということになる。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド
- ↑ スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7 5.8 5.9 反乱軍スターファイター オーナーズ・ワークショップ・マニュアル
- ↑ 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第19号 (スターシップ・ファクトファイル:コーンセイヤー社製BTL-B Yウイング・スターファイター)
- ↑ スター・ウォーズ プロパガンダ:銀河系における扇動絵画の歴史
- ↑ スター・ウォーズ:ミレニアム・ファルコン:3Dオーナーズ・ガイド