- 「回避行動、全速だ！」
- ―ゴーリン提督[出典]
ゴーリン（Gorin）は人間の男性で、銀河帝国の宇宙艦隊に仕えた提督である。帝国と共和国再建のための同盟が銀河内戦を繰り広げた時代、彼はインペリアルI級スター・デストロイヤー＜インティミデイター＞の指揮を執り、惑星スカリフやその玄関口であるシールド・ゲートを防衛するために配備された軌道司令部に仕えていた。
1 BBY、反乱軍のチームがスカリフの地表へ潜入した直後、同盟宇宙軍がスカリフ星系に出現し、ゴーリン提督の部隊を攻撃した。戦闘中、スター・デストロイヤー＜パーセキュター＞が反乱軍のイオン魚雷で機能停止状態に陥り、スフィルナ級ハンマーヘッド・コルベット＜ライトメイカー＞の体当たりによって＜パーセキュター＞のほうへと押しやられた。ゴーリンは回避行動を命じたが＜パーセキュター＞との衝突を免れることはできず、＜インティミデイター＞は真っ二つに破壊されてしまった。その後、戦場にデス・スター・バトル・ステーションが到着し、惑星防衛の指揮権はゴーリンからグランドモフ・ウィルハフ・ターキンに移った。
経歴[]
軌道司令部[]
ゴーリンが乗り込んだ＜インティミデイター＞
帝国時代、人間男性のゴーリンは銀河帝国の宇宙艦隊将校団で提督の地位に就いていた。ゴーリン提督は惑星スカリフの上空でインペリアルI級スター・デストロイヤー[1] ＜インティミデイター＞[3] に乗り込み[1]、スカリフ展開部隊の宇宙防衛部門である軌道司令部を指揮していた。[2] 展開部隊の任務は、ソトラス・ラムダ将軍が指揮官を務めるスカリフ地表のシタデル・タワーを防衛することだった。[1] なお、共和国再建のための同盟はスカリフのシールド・ゲートに関する帝国の通信を傍受し、展開部隊の指揮官たちに関する情報を入手していた。この記録は『レベル・ファイルズ』と呼ばれる資料群に収録された。[2] シールド・ゲートは惑星シールドを通過してスカリフの大気圏に入るための唯一の玄関口であり、＜インティミデイター＞と[1]、ゴーリンの指揮下にある2隻目のインペリアル級スター・デストロイヤー＜パーセキュター＞[3] によって防衛された。[1]
1 BBY[4]、反乱同盟のチームである“ローグ・ワン”分隊がシタデル・タワーの情報保管庫に収蔵されているデス・スター設計図を手に入れるためスカリフにやってきた。彼らは盗んだ貨物シャトルでゴーリン提督の防衛網をすり抜け、惑星の地上に着陸した。その後、シタデル・タワー周辺でローグ・ワンとスカリフ駐屯部隊の戦いが始まると、ラダス提督率いる同盟宇宙軍も彼らを支援するため[1] スカリフ星系に[5] にハイパースペース・ジャンプした。＜インティミデイター＞のブリッジで同盟軍艦隊の出現に気づいたキャシド大尉は、すぐにゴーリン提督に緊急事態を知らせるよう他の者に命じた。[1]
スカリフの戦い[]
- 「ゴーリン提督からの通信です。長官、反乱軍艦隊の一部がハイパースペースから現れ、シールドの外に集まっています。しかし、この星の脅威とはなりえないと提督は信じておられます――」
- ―クレニック長官に対し、ラムダ将軍[出典]
シールド・ゲートに落下する＜インティミデイター＞と＜パーセキュター＞
スカリフ上空で戦闘が始まった後、ゴーリン提督は[6] 地上司令部の[2] ラムダ将軍に連絡を取り、軌道の状況を伝えた。ゴーリンは敵の戦力ではスカリフが脅かされることはないと考えていた。しかしラムダからゴーリンの見解を知らされたオーソン・クレニック長官は、そもそも敵の目的はスカリフ制圧ではないと断言し、基地の封鎖を命じた。[6] クレニックの命令でシールド・ゲートが閉鎖されると、地上と宇宙空間の戦場は分断された。反乱同盟はシールド・ゲートを破ることができず苦戦したが、ゴールド中隊のYウイング・ボマーが＜パーセキュター＞をイオン魚雷で機能停止させることに成功した。[1]
ラダス提督はスフィルナ級ハンマーヘッド・コルベット[1] ＜ライトメイカー＞[6] に＜パーセキュター＞への体当たりを命じた。＜インティミデイター＞のブリッジにいたゴーリン提督は、コルベットに押し込まれた＜パーセキュター＞が自艦に迫ってきていることに気づき、衝突を避けるため回避行動を命じた。しかし回避は間に合わず、ゴーリンのスター・デストロイヤーは＜パーセキュター＞と衝突して破壊された。2隻のスター・デストロイヤーは崩壊しながらスカリフの方向へ落下していき、シールド・ゲートを巻き添えにした。惑星シールドが消滅したことにより、同盟軍艦隊は地上からデス・スター設計図を受信することが可能になった。間もなくデス・スターが戦場に到着し[1]、惑星防衛の指揮権はゴーリンからグランドモフ・ウィルハフ・ターキンに移った。[7]
人物[]
ゴーリンは白色人種の人間男性で、目は青く、髪は灰色だった。[1] 同盟軍艦隊がスカリフに出現した際、ゴーリン提督は敵の目的を見誤り、スカリフの安全が脅かされることはないだろうと考えた。[6]
装備[]
ゴー輪提督は標準的な灰色の帝国軍将校の軍服を身に着け、胸に3本のコード・シリンダーを指していた。またスカリフの戦い当時、彼は左胸に青いタイルが横6枚並んだ階級プレートをつけていた。[1]
制作の舞台裏[]
ゴーリンは2016年12月16日公開のアンソロジー映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に登場するキャラクターである。俳優はマイケル・ゴールド。[1]
登場作品[]
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー （初登場）
- ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー 小説版 （言及のみ）
参考資料[]
- スター・ウォーズ：オン・ザ・フロントライン
- STAR WARS GEEKTIONARY THE GALAXY FROM A to Z
- スター・ウォーズ：レベル・ファイルズ
- スター・ウォーズ：銀河系を変えた戦い
脚注[]
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 1.16 1.17 1.18 1.19 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 スター・ウォーズ：レベル・ファイルズ
- ↑ 3.0 3.1 STAR WARS GEEKTIONARY THE GALAXY FROM A to Z
- ↑ スター・ウォーズ タイムライン
- ↑ アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 ニュー・エディション
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー 小説版
- ↑ スター・ウォーズ：オン・ザ・フロントライン