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この記事は人物を扱っています。お探しの記事はコレリアの地名かもしれません。

「宇宙は老いた。期限が迫っている。進歩が必要なのだ」
―サイロV[出典]

サイロ(Cylo)は銀河皇帝ダース・シディアスに仕えた科学者である。サイロはヒューマノイド男性で、自らの肉体にサイバネティックス技術を駆使した改造を施し、肉体が滅びても次の肉体を起動するという不のシステムを発明していた。帝国時代、“サイロIV”(サイロの4番目の肉体)は皇帝の命令でシス卿ダース・ヴェイダーの代替要員となるサイボーグ戦士たちを育成した。フォースを時代遅れの遺物と見なしていたドクター・サイロは、テクノロジーによってフォース感応者を超える戦士を創り出そうと試みた。

0 ABY、ヴェイダーは皇帝の秘密エージェントの存在を知り、サイロIVを捕まえてアサシン・ドロイド0-0-0拷問させた。サイロIVは皇帝から依頼された仕事の内容や、研究基地の場所を明かしたが、拷問の途中に命を落とした。サイロの5番目の肉体“サイロV”が起動された直後、ヴェイダーが研究基地の襲撃を開始する。基地で育成されていた戦士たちはシスの暗黒卿ライトセーバーを交えたが、サイロVは無益な戦いを中断させた。するとそこへ皇帝も姿を現し、サイロの研究の成果を実戦で示すよう求めた。サイロの作品たちはヴェイダーを相手にしたデモンストレーションでに十分な力量を発揮し、皇帝を満足させた。

経歴[]

皇帝のエージェント[]

「前の体が帰還しないので次を起動した。人格マップを効率的に最小化し、記憶バンクと思考機能を組み合わせる事。で私は不死のシステムとなった。私は人類を超越した…別種の存在だ」
―ダース・ヴェイダーに対し、サイロV[出典]

ドクター・サイロは自身の人格マップを作成し、記憶バンクや思考機能を組み合わせることで不死のシステムを完成させていた。もし肉体が滅びても、アウター・リム・テリトリー星雲内にあるサイロの研究基地で同じ人格の新しい肉体が起動された。帝国時代、ドクター・サイロの4番目の肉体であるサイロIVは、研究基地でサイバネティックス戦士の育成に取り組んでいた。サイロはシスの暗黒卿銀河帝国皇帝ダース・シディアスに仕えており、皇帝の弟子ダース・ヴェイダーの代替要員を育てる任務を与えられていた。サイロはサイバネティックス技術でフォース能力を補うことは可能だと信じており、自分の計画が達成されれば、シス徒弟制度すら形骸化するだろうと考えていた。

サイロはセラノン出身の双子モリトアイオリン・アスタルテ兄妹や、トランドーシャンサイボーグ科学者テュロン・ヴォイドゲイザーモン・カラマリカービン中佐らを優れた戦士に改造した。ヤヴィンの戦いの直後、ヴェイダーはシス・マスターがサイロIVを使って秘密の計画を進めていることに気付いた。彼は賞金稼ぎブラック・クルルサンタンを使ってサイロIVを捕まえ、殺人プロトコル・ドロイド0-0-0拷問させた。サイロIVは皇帝から与えられた任務の内容と秘密基地の場所を明かし、命を落とした。その頃、アウター・リムの研究基地ではサイロの5番目の人格が起動されていた。

デモンストレーション[]

「いかにも彼らはフォースと無縁だが、君自身はどうだ? 君も生体より機械の部分が多い。旧世界と私の世界の中間の存在だろう。様々な意味で、彼らは君の子供なのだ」
―自分の作品をヴェイダーに紹介するサイロV[出典]
Blasphemy to the force itself

サイロの戦士たち

サイロVが起動された直後、ダース・ヴェイダーと考古学者チェリ・ローナ・アフラが乗るJタイプ327ヌビアン・スターシップが研究基地にやってきた。ヴェイダーはアフラを船内に待機させ、BXシリーズ・ドロイド・コマンドーの軍隊を率いて研究施設内へ攻め入った。サイロの戦士たちはドロイド・コマンドーを次々と破壊し、モリトとアイオリン・アスタルテが訓練場でシス卿と対峙した。兄妹は早まってシス卿ライトセーバー対決を繰り広げたが、間もなく駆け付けたサイロVが戦いを中断させた。サイロはヴェイダーに自分がつくり上げた不死のシステムを説明し、アスタルテ兄妹と残りのサイバネティックス戦士たちを紹介した。ヴェイダーはフォースを使わない人造戦士を嫌悪し、サイロVをライトセーバーで切り殺そうとしたが、背後から現れた皇帝に制止された。

皇帝はサイロIVとダース・ヴェイダーにサイバネティックス戦士のデモンストレーションを求めた。サイロVは戦いを見物する皇帝の傍らに立ち、戦士たちの特長をひとりひとり順に説明していった。説明を聞き終えた皇帝はサイロの作品に満足し、ヴェイダーと戦士たちの戦いを終わらせた。皇帝はサイロの戦士を帝国の道具として使うことに決め、今後は私闘を禁じると宣言した。ヴェイダーは自分の代替要員が準備されていたことに強い不満を抱いていたが、皇帝の命令に従いサイロの研究基地を後にした。

人物[]

「これで、シスの徒弟制度はもはや形骸化した儀礼だと示す事ができる。皇帝の右腕は強くあらねば。私の創造した彼らの手は君より強く銀河を掴むだろう」
―ダース・ヴェイダーに対し、サイロV[出典]

ドクター・サイロは複数の種族の組織と機械類を移植したサイボーグだった。彼の全体的な特徴は人間的だったが、右目とその周囲はローディアンの組織を使っていたため、緑のうろこ状の肌だった。彼の髪の毛は灰色で、やぎひげを生やしていた。

サイロの人格は、年老いた宇宙には進歩が必要だと信じていた。彼はフォースを時代遅れの遺物とみなし、テクノロジーによってフォース使用者を越える戦士を創り出すことが可能だと考えていた。実際、彼は思考や記憶をマッピングして肉体が死んだら次の肉体を起こすという不死のシステムを確立し、自らの肉体でそのシステムを実践していた。サイロは皇帝から、ヴェイダーの代替要員となる戦士を用意するよう命じられた。サイロは自分の作品たちがヴェイダーに勝てば、シス卿の徒弟制度はもはや形骸化した儀礼に変り果てるだろうと信じていた。

サイロは恨みという不合理な感情を人格から排除していた。そのため、サイロIVの後に起動されたサイロVは以前の肉体を殺したダース・ヴェイダーを責めず、自分もヴェイダーの立場なら同じことをしただろうと語った。また、彼はダース・ヴェイダーにライトセーバーを向けられても平然としていた。サイロは独立星系連合のサイボーグ戦士グリーヴァス将軍を尊敬していたが、彼の設計には改良の余地があったと考えていた。

登場作品[]

脚注[]

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