サブトラム(Subtram)は惑星クォーザイトのベルーガン種族が使用したリパルサーリフトの列車。クォーザイト宇宙ステーションの真下にあるターボリフトのステーションと、惑星の支配者であるオチュア・ブランク卿の砦を繋いでいた。
特徴[]
サブトラムはクリスタルの洞窟が広がる惑星クォーザイトの地下で利用されていた移動手段である。クォーザイトの地表は極めて高圧だったため乗り物を使う事ができず、居住に適していなかった。しかし、ベルーガン種族の住民は地下にサブトラムの交通網を張り巡らせた。サブトラムは複数の車両を連結した列車で、あらかじめ定められた路線をリパルサーリフトを使って高速で移動した。サブトラムの車内には何列もの客席が設置されていた。
歴史[]
クローン戦争中、クォーザイトの支配者であるオチュア・ブランク卿はケイジ種族のプルーマ・ソーディを花嫁に選び、彼女を無理やり家族から引き離した。ベルーガンの軍隊に所属するリゴッソー少佐はプルーマを荷箱に閉じ込め、サブトラムでオチュア・ブランクの砦まで運ぶことにしたが、敵対勢力であるケイジ・ウォーリアの襲撃が予想されたため、腕利きの賞金稼ぎを6人雇うことにした。リゴッソーはクォーザイト宇宙ステーションで賞金稼ぎ(ボバ・フェット、ボスク、ラッツ・ラジィ、C-21ハイシンガー、デンガー、アサージ・ヴェントレス)を出迎え、仕事の内容を説明してサブトラムへ案内した。
リゴッソーが予期した通り、ターボリフト輸送エリアから出発したサブトラムはミロドンに乗ったケイジ・ウォーリアに追撃された。ケイジは天井や窓を破って次々と列車に侵入し、賞金稼ぎと戦った。デンガー、ボスク、ハイシンガー、ラジィは狭い車内での揉みあいに負け、列車から放り出された。ケイジも多くの犠牲者を出したが、戦士団を率いるクリズモー・ソーディ(プルーマの兄)はボバ・フェットを格闘戦で倒し、妹と再会した。その直後、ヴェントレスはクリズモーを倒して拘束したが、兄妹の悲惨な運命を知ると、2人を解放することに決めた。
その後ヴェントレスは列車内でボバと対立し、彼を拘束して荷箱に閉じ込めた。サブトラムが砦に到着すると、ヴェントレスはブランクから賞金を騙し取り、ボバの入った荷箱を引き渡してすぐにサブトラムを出発させた。ターボリフト輸送エリアへ戻る途中、ヴェントレスはケイジの戦士からも礼金を受け取り、プルーマとクリズモー・ソーディを解放した。