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「平和な星を訪れた傭兵団についての物語がある。そこには彼らが欲しがっていた資源があった。彼らはそれを奪った。何度も戻ってきてはさらに奪った。ついにその星の住民は抵抗した。略奪者が戻ってきて貢ぎ物を要求したとき、住民は声を揃えて言いかえした。もうたくさんだ、と。略奪者は住民すべての舌を切った。男女を問わず、子どもも」
―サヴァリアンとクリムゾン・ドーンの歴史を語るエンフィス・ネスト[出典]

サヴァリアン(Savarian)は惑星サヴァリーン故郷と呼ぶ人間の文化集団である。彼らはサヴァリーンに点在する村々に住む、極めてスピリチュアルな民族だった。惑星外の人々は、銀河共和国が暗黒期に作ったは良いがやがて失われてしまった植民地の成れの果てが、サヴァリーンの村なのではないかと考えていた。サヴァリアンの人々は深遠な神話を持ち、祖先への繋がりをに求める文化があった。彼らはクリムゾン・ドーンパイク・シンジケートの襲撃で失った同胞たちのために、海岸にソウルティースと呼ばれる追悼の碑を作った。また一部のサヴァリアンは、シンジケートの襲撃で荒廃したビス精製所に住み着き、ナコティック・コーストを形成した。

その後もクリムゾン・ドーンによるサヴァリアンの搾取は続き、あるときナコティック・コーストの住民はギャングへの抵抗を試みた。その結果彼らは報復に遭い、子どもを問わずを切り落とされてしまった。10 BBYトバイアス・ベケットギャング団がクリムゾン・ドーンに差し出す予定のコアクシウムを精製するため、ナコティック・コーストにやってきた。クラウド=ライダーズの指導者であるエンフィス・ネストはかつてサヴァリアンが見舞われた悲劇を物語り、コアクシウムを犯罪組織との戦いのために譲って欲しいと訴えた。ベケットは協力を拒否したが、彼の仲間であるハン・ソロチューバッカがエンフィスに力を貸し、コアクシウムはクラウド=ライダーズの手に渡ることとなった。

概要

「うまいブランデーを造るらしいな」
―サヴァリアンのケンホルト・ランサードに対し、トバイアス・ベケット[出典]
Pnakotic Coast

サヴァリアンが作ったソウルティース

サヴァリアンはアウター・リム・テリトリー惑星サヴァリーン故郷とする[2]、浅黒い肌を持つ[1] 人間の文化グループである。彼らはサヴァリーンに点在する村に住み、砂の陸地でシンプルな[2] コミュニティ単位の生活を送った。[3] 惑星外の人々は、かつて銀河共和国が暗い過去の時代に設置し、やがて失われた植民地の成れの果てがサヴァリーンの村なのではないかと考えていた。彼らはスピリチュアルで深遠な神話を持ち、祖先とのつながりをに求める文化があった。彼らは多くの苦難を経験していたが、聡明な民族として知られた。[2]

サヴァリアンの村のひとつは、風が強いナコティック・コーストの浜辺にあるビス精製所の廃墟を中心に築かれていた。彼らは傷んだ貯蔵サイロを住居や自然環境から身を護るためのシェルターに作り変え、燃料加工施設の一部を復活させた。サヴァリーンには公的な記録には記載されていない宇宙港(通称“シャドウポート”)があり、ビス精製所は惑星ケッセルから貴重な鉱物を運んでくる密輸業者たちの秘密基地として利用されていた。サヴァリアンはこうした人々に燃料精製サービスを提供していたが、見返りには多くを望まず、食料や織物、技術、薬といった最低限のものを受け取っていた。また銀河帝国で流通するクレジットは、サヴァリアンのあいだでは無価値だった。[2]

Pnakotic Coast village

ナコティック・コーストの村

ほとんどのサヴァリアンは、貝や海藻に頼って生計を立てていた。また燃料の精製所が建てられる以前は、シーグレープを蒸留して作るアルコールが強い酒、サヴァリーン・ブランデーがこの惑星で最も有名な輸出品だった。サヴァリアンが作るブランデーは惑星外でも有名な特産品であり、宙域内に熱心なファンがいた。またサヴァリアンはケルプコットンと呼ばれる繊維を使って編み物やテントの日除け、アデソテ布衣服などを作った。ナコティック・コーストの住民の中には、海への敬意を込めてを赤く染めたり、精製所運営における序列を示す赤いマークを肌につけている者がいた。また彼らのあいだでは、精製所内にある自然の沈殿物に、寿命を延ばす効能があると信じられていた。[2]

サヴァリアンの村は複数の長老によって率いられた。またサヴァリアンの中には“波上眼”と呼ばれる未来予知能力の持ち主とされる者がおり、古くからの言い伝えで、そうした人々は予知をする時以外はを衣服などで隠して他人に見せないことになっていた。波上眼の持ち主は村人や新生児に祝福を与えてその幸運を願ったり、長老たちとともに、外部の者と貿易をする仲介人の手助けをした。[2]

サヴァリアンはかつて犯罪シンジケートによって命を奪われた同胞のために、ソウルティースと呼ばれる追悼碑を海岸に作っていた。サヴァリアンは失われた魂が潮に乗って海岸に戻ってくると信じており、この岩石の尖塔は、解き放たれた魂をつなぎとめる“いかり”の役割を果たすものだった。クリムゾン・ドーンギャングによってを切り落とされた後、ナコティック・コーストの住民たちはタップ=コード・コマンドなどを用いたコミュニケーションを使うようになり、海岸に効果的な無音のネットワークが張り巡らされた。[2]

歴史

シンジケートによる略奪

「サヴァリアンか。共同体で生きる種族だな」
ドライデン・ヴォス[出典]
Savarian resist

クリムゾン・ドーンに抵抗するサヴァリアン

サヴァリーンの住民はかつてクリムゾン・ドーンやパイク・シンジケートといった犯罪組織による奴隷狩りにさらされた過去があった。以前は栄華を誇った独立型の燃料加工専門工場であるビス精製所も、クリムゾン・ドーンによって荒らされて廃墟となった。しかしやがてサヴァリアンはこの精製所に住み着いて村を築き、長老のひとりであるヴァマスト・マジャの監督のもと、施設を立て直した。サヴァリアンは犯罪組織が作り上げている燃料供給網に干渉して余計な注意を引かぬよう、修復後の精製所を大々的に運営することを避けた。[2]

しかしクリムゾン・ドーンの傭兵たちはたびたびサヴァリーンを訪れ、この惑星の資源を搾取した。略奪が何度も続いた後、サヴァリアンはついに犯罪組織に抵抗し、これ以上の服従を拒否した。するとクリムゾン・ドーンは報復措置として、や子どもも含むサヴァリアン全員の舌を切り落とした。[1]

コアクシウムを巡る事件

「あまり友好的ではないようだな?」
「愛想で金をもらってるわけじゃないからな、坊や」
―サヴァリアンについて、ハン・ソロとトバイアス・ベケット[出典]
Chussido Tubes and Waydurk

サヴァリアンの歴史を説明し、ベケットのクルーに助力を求めるエンフィス・ネスト

10 BBY、ナコティック・コーストの管制官であるドウォー・レパリードのもとに[2]YT-1300軽貨物船ミレニアム・ファルコン>から着陸要請が入った。<ファルコン>にはトバイアス・ベケットギャング団が乗り込んでおり、ケッセルで入手した未精製コアクシウムの早急な加工を求めていた。[1] 着陸しだい助けてほしいという要請に応じ、サヴァリアンの労働者たちは積極的にコアクシウムの運搬と精製を手伝った。[3] その際、<ファルコン>を操縦してきたハン・ソロは、ケッセル・ランを12パーセクで飛び抜けてきたことをサヴァリアンに自慢したが、返事は帰ってこなかった。その後ベケットとハン、チューバッカキーラは村の建物に入り[1]ケンホルト・ランサード[2]からブランデーを買おうとした。しかし彼らはエンフィス・ネストに呼び止められ、クラウド=ライダーズの略奪者が自分たちを取り囲んでいることに気づいた。[1]

ベケットのクルーを追ってサヴァリーンにやってきたエンフィス・ネストの目的は、コアクシウムを手に入れて、犯罪シンジケートや銀河帝国との戦いに役立てることだった。ベケットたちがクリムゾン・ドーンのために働いていることを知るエンフィスは、かつてサヴァリアンが経験した悲劇を語って聞かせ、貴重なコアクシウムを犯罪組織に差し出してはならないと訴えた。ベケットは協力を拒否したものの、ハンはエンフィスのためにクリムゾン・ドーンの首領ドライデン・ヴォスを出し抜く計画を立てた。ハンの作戦に従い、クラウド=ライダーズはシンジケートのエンフォーサー待ち伏せするためナコティック・コーストの村に隠れ、一部のサヴァリアンは略奪者のマスクや装備を身に着けて囮役になった。作戦は成功し、エンフィスたちはサヴァリアンの協力を借りてエイモン・グレム率いるエンフォーサーを返り討ちにすることができた。その後、コアクシウムは無事にクラウド=ライダーズの手に渡り[1]、ハンとエンフィスのグループはそれぞれサヴァリアンの村を去っていった。[1][3]

登場エピソード

参考資料

脚注

他の言語
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