- 「アンノウン・リージョンには、探索するところがたくさんあるから、ショーンと僕で読者をそこに連れて行きたいね」
- ―シェーン・ディックス[出典]
シェーン・ディックス(Shane Dix)はオーストラリア人の作家である。ショーン・ウィリアムズと組んで執筆したニュー・ジェダイ・オーダー・シリーズの3作品が著作として知られる。ディックスとウィリアムズは、『エピソード3/シスの復讐』と『エピソード4/新たなる希望』の間の出来事や、チスや未知領域にまつわる話を書くことに意欲を見せている。
経歴[]
- 「SW映画に夢中になったのは、17歳のころだった。大きなスクリーンで彼らの活躍を見て、SW宇宙のすべてに魅了されたんだ」
- ―シェーン・ディックス[出典]
南オーストラリア出身のSF作家であるシェーン・ディックスは、17歳のころ映画『スター・ウォーズ』に夢中になった。彼は共通の友人の紹介で、同じオーストラリア人のショーン・ウィリアムズと知り合った。友人になった2人は、地元の出版社から小説を依頼され、コーガル・シリーズの『The Unknown Soldier』を完成させた。その後も彼らは共同作業を続け、宇宙オペラの『エヴァージェンス』シリーズを執筆している。[1]
シェーン・ディックスとショーン・ウィリアムズは、はスター・ウォーズのニュー・ジェダイ・オーダー・シリーズの15作目から17作目(邦訳版では『Star by Star』が『猟獣』と『陥落』に分けて出版されたため、16作目から17作目)を執筆することになるが、彼らはこの3作と同時に『エヴァージェンス』3部作を並行して進めることになった(ウィリアムズに至ってはファンタジー小説3部作も同時に執筆していた)。2人の書いた『レムナント』、『逃亡者』、『再会』は、フォースの異端者3部作と呼ばれている。ニュー・ジェダイ・オーダー・シリーズはデル・レイの編集者シェリー・ピサロや関係する多くの作家、ルーカスフィルムやスカイウォーカー・ランチのチームの共同作業で進められており、ディックスとウィリアムズも描写のズレがあったときは、誰かの注意を受けることになった。[1] ウィリアムズとディックスは、同シリーズに属する短編『Or Die Trying』も著したが、こちらは未邦訳である。
3部作を書いたショーン・ウィリアムズとシェーン・ディックスは、スター・ウォーズ インサイダーの取材に対し、チス拡張防衛軍中隊の冒険や、『エピソード3/シスの復讐』と『エピソード4/新たなる希望』の間のストーリー、未知領域にまつわるストーリーを描くことに意欲を示した。ウィリアムズたちのフォースの異端者3部作に続く作品、『最後の予言』は、グレッグ・キイズが担当した。[1]
執筆スタイル[]
- 「もう長いことやってるから、すごく自然なプロセスに思えるし、とても楽しんでできる」
- ―シェーン・ディックス[出典]
シェーン・ディックスとショーン・ウィリアムズは共同で3作の小説と、短編1作を執筆した。彼らの共同作業は、スター・ウォーズ作品に取り組む以前の、1995年の作品『The Unknown Soldier』から始まっている。[1]
彼らはまず2人でアイデアを出し合い、大まかな筋が頭の中でまとまった後、ウィリアムズが最初の草稿を書く。行き詰った場合、ウィリアムズはディックスに相談する。ディックスは草稿から役に立たない部分を削除し、キャラクターの性格を固めて重要なシーンを補強し、行き詰った場合はウィリアムズと相談する。そしてウィリアムズが原稿の最終チェックをするといった具合に執筆を進めた。ディックスは長いことこの作業をやって来たので慣れていると語っており、ウィリアムズは共同作業でこそ生まれるものがあると発言している。[1]
スター・ウォーズの著作[]
西暦は原書が出版された年