<シミター>(Scimitar)、別名シス・インフィルトレーター(Sith Infiltrator)はシス卿ダース・モールが個人用宇宙船として使用した重改造型スター・クーリエである。モールがナブーの戦いで敗北した後、<シミター>は彼の師匠ダース・シディアスのものとなった。帝国時代、シディアスは賞金稼ぎに<シミター>を貸し与え、盗まれた宇宙ヨット<インペリアリス>を取り戻す任務にあたらせた。
特徴[]
シス・インフィルトレーター<シミター>はリパブリック・サイナー・システムズ社が製造したスター・クーリエの改造型である。全長26.5メートル(86.9フィート)の武装宇宙船で、船体後部に円形の艦橋コンパートメントを持ち、翼は展開式になっていた。武装は6門のレーザー砲で、船体を完全に透明化するクローキング装置を搭載していた。<シミター>の亜光速ドライブ・システムは珍しい高温型イオン・エンジンだった。[1]
<シミター>にはダース・モールのFC-20スピーダー・バイク<ブラッドフィン>やDRK-1プローブ・ドロイド[5]、尋問ドロイド、諜報・偵察装置が積み込まれていた。[1]
歴史[]
<シミター>は秘密研究所でのカスタム化を経て完成した。[1]シスの暗黒卿ダース・モールは<シミター>を個人用宇宙船として使用し、マスターのダース・シディアスに命じられればこの船でどこへでも赴いた。[2]ヤヴィンの戦いの32年前、シディアスの陰謀によってナブーの侵略が発生した際、モールはパドメ・アミダラ女王の捜索に<シミター>を使用した。モールは捜索の末惑星タトゥイーンに行きつき、女王を探すため船からプローブ・ドロイドを放った。[5]
モールがナブーの戦いでジェダイ・パダワンのオビ=ワン・ケノービに敗れた後[5]、<シミター>はダース・シディアスの所有物となった。クローン戦争中、シディアスはモールの生存を知り、グリーヴァス将軍と共に<シミター>に乗って惑星ダソミアへ赴いた。彼らはこの星でモールやマザー・タルジンと戦った。
シディアスは銀河帝国の皇帝となった後も<シミター>を所有し続けていた。<シミター>はインナー・リムのどこかにある帝国施設729-Dに保管され、ドロイドのO-66によって管理されていた。ホスの戦い以前、シディアスは盗まれた個人用ヨット<インペリアリス>を取り戻すため賞金稼ぎのチャナス・チャを雇い、任務用に<シミター>を貸し与えた。
帝国時代に大尋問官が搭乗したTIEアドバンストx1のプロトタイプ(v1型)は<シミター>をベースに設計されていた。[1]
登場作品[]
- スター・ウォーズ:ダース・モール
- エイジ・オブ・リパブリック ダース・モール
- スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス (初登場)
- Star Wars バトルフロント II
- スター・ウォーズ:ダース・モール ダソミアの後継者
- スター・ウォーズ:ランド
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- Sith Infiltrator - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- Sith Infiltrator - 公式データバンク
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 Sith Infiltrator - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- ↑ 3.0 3.1 Star Wars: Ships of the Galaxy(未邦訳)
- ↑ 4.0 4.1 スター・ウォーズ ビークルのすべて
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス