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「勝利は団結がもたらす」
―シャアク・ティ[出典]

シャアク・ティ(Shaak Ti)はフォース感応能力を備えたトグルータ女性で、銀河共和国末期のジェダイ・マスタージェダイ最高評議会メンバーである。ジェダイ・オーダーにおいて最も聡明で忍耐強い人物のひとりとされていたティは、熟練した戦士でもあり、ジェダイの教義の熱心な信奉者だった。共和国と独立星系連合が繰り広げたクローン戦争のさなか、ティは共和国グランド・アーミー将軍として第一次ジオノーシスの戦いカミーノの戦いコルサントの戦いといった複数の重要な戦闘に参加した。

クローン戦争中、彼女は惑星カミーノにおける共和国の代表者に任命され、ラマ・スー首相らと連携を取りながら、この星で製造されているクローン・トルーパーたちの訓練を自ら監督した。この任務のさなか、彼女は全てのクローン内に埋め込まれた行動抑制チップを巡る事件に立ち会い、ジェダイには秘密にされていた陰謀の起源に迫った。彼女は陰謀に気づいたARCトルーパーファイヴスを擁護し、ファイヴスの主張を葬り去ろうとしたカミーノアン主任医療科学者ナラ・セと対立した。しかし結局ファイヴスは陰謀の核心に近づいたあと命を落とし、その秘密はごく一部の者にしか伝えられなかった。この時期、ティは“製品”に対して冷淡な態度を貫くカミーノアンの指導者たちとの微妙な関係に苦労し、クローンたちへの同情心と、優秀な兵士を必要とする戦争の需要のはざまで葛藤した。

戦争の終盤、ティと評議会メンバーはシスの暗黒卿にまつわる謎に着目し、以前にも増してその正体や動機の解明に力を注ぐようになった。クローン戦争が終結に差し掛かっていた時、ティは最高議長シーヴ・パルパティーンの身を守るため首都コルサントにおける戦いに参加したが、分離主義者のグリーヴァス将軍との対決に敗れ、意識を失った。終戦時、ジェダイ・テンプルに対して攻撃が行われた際、瞑想を行っていたティは、フォースのダークサイドに転向した元ジェダイ・ナイトアナキン・スカイウォーカーの手にかかり、ジェダイの大粛清の犠牲者となった。ティは死ぬ前に希望の言葉をホロクロンに記録し、オーダーが滅びてもジェダイが終わるわけではないというメッセージを残していた。

経歴

生い立ち

トグルータ女性、シャアク・ティは[1] エクスパンション・リージョン惑星[6] シリに生まれた。[1] フォース感応能力を見出された後、彼女はジェダイ・オーダーに加わり、最終的にマスターの階級に達した。[7] ナブーの戦いの後、ジェダイ・マスターのヤドルがジェダイとしての活動からほぼ手を引き[8]、最終的にジェダイ最高評議会からも引退すると、ティがヤドルに代わる新しい評議員となった。[3]

クローン戦争勃発

共和国分裂の危機

オビ=ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカー師弟に任務を与えるジェダイ最高評議会

22 BBY当時[2]銀河共和国は元ジェダイドゥークー伯爵によって率いられた分離主義運動が原因で分裂の危機に瀕していた。銀河元老院では危機に対処するため軍隊創設を支持する声が高まり、議論が紛糾した。ナブーパドメ・アミダラ元老院議員の命を狙う暗殺未遂事件が発生した後、シャアク・ティをはじめとするジェダイ評議会のメンバーは、ジェダイ・ナイトオビ=ワン・ケノービに暗殺事件の黒幕の調査、そして彼のパダワンであるアナキン・スカイウォーカーにアミダラ議員の護衛任務を与えた。のちにケノービが惑星カミーノに関する情報を得るためジェダイ・テンプルアーカイブを訪れた時、ティも館内に居合わせた。[3]

その後ケノービは実際にカミーノへ赴きカミーノアンが大規模なクローン軍団を製造していたことを突き止めた。軍隊の発注者は今は亡きジェダイ・マスター・サイフォ=ディアスであり、クローン・トルーパー遺伝子提供者である賞金稼ぎジャンゴ・フェットを雇ったのは“タイラナス”と呼ばれる男だった。ケノービはこのジャンゴ・フェットこそアミダラ暗殺未遂事件の犯人だと考え、フェットを追ってジオノーシスへ旅した。彼はこの星で、ドゥークー伯爵率いる独立星系連合ドロイド軍隊を準備していることを突き止めたが、ジェダイ・テンプルに報告を行っている途中で、分離主義者に捕まってしまった。近くの惑星タトゥイーンにいたスカイウォーカーとアミダラがケノービの救出に向かったが失敗し、ケノービと同じくジオノージアン捕虜となった。[3]

ジオノーシスの戦い

ジオノーシスでライトセーバーを起動するシャアク・ティ (左) とルミナーラ・アンドゥリ

マスター・メイス・ウィンドゥはケノービやスカイウォーカー、アミダラ議員を救出するため[3] 212名の[9] ジェダイからなる攻撃チームを編成し、シャアク・ティもその一員として第一次ジオノーシスの戦いに参加した。ジオノーシスに到着した攻撃チームは、3名の囚人の処刑が行われているジオノージアンペトラナキ・アリーナに侵入し、攻撃のタイミングを待った。ウィンドゥがドゥークー伯爵らの前に姿を現した時、他のジェダイはアリーナの各地で一斉にライトセーバーを起動した。シャアク・ティもマスター・ルミナーラ・アンドゥリらとともに円形のアリーナに降り、セーバーを起動した。しかし彼女たちはジオノージアンの兵士に加え、処刑場に放たれた大量のバトル・ドロイドを相手にすることになり、劣勢を強いられた。攻撃チームの大半は戦いで命を落とし、ティを含むわずかな生存者はアリーナの中央でドロイド軍に包囲された。しかしドロイド軍が生存者にとどめを刺そうとしたとき、グランド・マスターヨーダがカミーノのクローン軍を引き連れて戦場に駆け付けた。[3]

共和国グランド・アーミーLAAT/iガンシップはバトル・ドロイドを蹴散らし、ジェダイの生存者たちを取り囲んで収容した。ティはアンドゥリやマスター・サシー・ティンと同じガンシップに乗り込み、アリーナから救出された。[3] 処刑場における戦闘の後、ティを含むジェダイたちはバトル・ドロイドの大軍と戦うため、リパブリック・ガンシップで前線へ運ばれた。[10] ティも他のジェダイと同様に砂漠の戦場でトルーパーを指揮し、分離主義勢力のコア・シップに対する攻撃を率いた。ティはウィンドゥとともに最前線に立って戦い、ドロイドをライトセーバーで切り倒して、分離主義勢力を追い込むクローン軍の後押しをした。[11] ジェダイはこのジオノーシスで大きな犠牲を出すことになったが、クローン・トルーパーの助けもあってケノービとスカイウォーカー、アミダラの救出に成功し、戦いに勝利した。[3]

ジオノーシスの戦いをきっかけに、共和国と分離主義者の紛争であるクローン戦争が始まった。[3] 戦争勃発直後、分離主義勢力はアウター・リム・テリトリー各地の惑星に足がかりとなる拠点を設置した。ティとジェダイ評議会は、惑星ヒスリックにおける分離主義者の活動目的を突き止めるため、ウィンドゥ率いるジェダイの潜入チームを送り出した。[12]

カミーノ駐在

クローンの訓練監督

「私はジェダイ。個人も集団も私の中では同じ――クローンと似ています」
「だからこそ、自分とファイヴスは常に互いを気遣っております」
「個人単位ではね。部隊単位ではない。あななたちは必要とされる場所に属しているのです。問題を解決したければ、全員で解決しなさい。個人ではなくね。明日、あなたたちが分隊全員で追試を受けることを許可することにしました」
―シャアク・ティとエコー[出典]

クローン戦争当時のシャアク・ティ

クローン戦争の開戦時[4]、評議会はシャアク・ティを、惑星カミーノにおける共和国の代表者に任命した。彼女の主な役割はクローニング・プロジェクトの監督であり、その業務にはクローンの戦闘訓練も含まれていた。[7] 彼女は共和国と契約した賞金稼ぎの主任教官ブリックエル=レスらとともにクローン候補生たちの訓練を見守った。[13] クローンを単なる所有物とみなす冷淡なカミーノアンとは対照的に[4]、同情心の厚いティは、クローン候補生を単なる有機的な製品ではなくいち個人として対等に扱った。カミーノでの業務に当たり、彼女はラマ・スー首相[13] 主任医療科学者ナラ・セ[5]、首相の行政補佐官であるトーン・ウィーといったカミーノアンの指導者たちと密に連携をとった。[14] また訓練の監督業務に加え、彼女はカミーノの防衛網編成にも力を貸し[4]カミーノ保安部隊の指揮を執った。[15] また彼女はカミーノ滞在中にイータ2アクティス級軽インターセプターに搭乗したこともあった。[16]

クローン戦争の序盤、シャアク・ティやブリック、エル=レスたちの監督下にあるクローン訓練ユニットのひとつ、ドミノ分隊のチームワークの欠如が浮き彫りになった。CT-782“ヘヴィー”、CT-00-2010“ドロイドベイト”、CT-1409 “エコー”、CT-4040 “カタップ”、CT-5555“ファイヴス”からなるこの分隊は、卒業前の最後の実戦訓練で足並みをそろえることができず、ティは2人の賞金稼ぎに彼らの成績について意見を求めた。ブリックはドミノ分隊を不合格にしてクローン99のような整備担当に回すべきだと仄めかしたが、エル=レスはドミノ分隊に同情的で、彼らに訓練を続けさせることを望んでいた。ティはエル=レスの同情心に理解を示しつつも、ドミノ分隊は兵士には程遠いというブリックの意見を支持した。彼女はドミノ分隊のシタデル・チャレンジ・テストを終了させると、クローン99に連絡を取って訓練施設に清掃クルーを寄こすよう頼んだ。[13]

エコーとファイヴスから相談を受けるシャアク・ティ

ティはのちにカミーノアンのラマ・スー首相と対談し、ドミノ分隊の不出来について話し合った。スーは遺伝子提供者のジャンゴ・フェットが死んだため彼のDNAを引き延ばして利用している状況だと説明、もし現在のクローンに不満があるなら、より優れたDNAドナーを見つけるべきだとアドバイスした。しかしティは、ドミノ分隊を不良品として処分するというスーのアイデアに強く反対した。首相も無理強いはせず、訓練の責任者であるティに彼らの処遇を一任した。その後ドミノ分隊は卒業テストに落ちたが、エル=レスは彼らに追試を受けさせる許可をティに求めた。一方、ファイヴスとエコーは個人的にティのもとを訪れ、他の分隊への転属を願い出た。しかしティはこれを認めず、個人ではなく部隊単位で問題解決に取り組むよう助言したうえで、ドミノ分隊に追試を受けさせることを決定した。[13]

のちに行われた卒業テストの追試で、ドミノ分隊の候補生たちはこれまでにないチームワークを発揮し、テストの最終段階である砦にたどり着いた。しかし彼らは砦を登るためのアセンション・ケーブルが無いことに気づいた。ティと一緒にテストを見守っていたブリックは、エル=レスの追及に対し、自分がケーブルを隠した犯人であることを白状した。エル=レスはブリックの行動は不公平だと抗議してテストのやり直しを求めたが、ティは戦争に予期せぬ事態はつきものであり、分離主義者もフェアに戦ってはくれないという理由で要求を退けた。ティと賞金稼ぎたちが見守る中、候補生たちは壁に設置された砲台を足掛かりにしてタワーを登り切り、テストを達成した。ティはブリックのおかげでドミノ分隊がベストを発揮することができたと語り、もしかしたら彼らはこれまでで最高の兵士かもしれないと評価した。その後、ティと教官たちは一人前のトルーパーになった元候補生がカミーノのティポカ・シティから戦場へ出発していくのを見送った。[13]

カミーノの戦い

「ドロイドは少数に散らばっている。攻勢に転じる時です」
―シャアク・ティ[出典]

ティポカ・シティで増援のスカイウォーカーとケノービを出迎えるシャアク・ティ

21 BBY[2]、共和国は分離主義者のグリーヴァス将軍と暗殺者アサージ・ヴェントレスの通信を傍受し、彼らはカミーノへの侵略を計画していることを知った。[17] ティは差し迫った侵略に備えて防衛の調整を行い[4]、援軍としてケノービとスカイウォーカーがカミーノに駆け付けた。増援のアクラメイター級アサルト・シップがティポカ・シティに到着した際、ティはラマ・スー首相と一緒にハンガーでケノービ、スカイウォーカーを出迎えた。間もなく分離主義艦隊カミーノ星系に到着すると、ティはケノービやスー、クローン・コマンダーコーディキャプテンレックスらとともに司令センターから防衛戦を監督した。[17]

彼女はグリーヴァスの艦隊の規模がそれほど大きくないことに驚きつつ、共和国軍スターファイター隊を率いるスカイウォーカーに敵艦への攻撃を開始するよう指示した。戦闘中、グリーヴァスの旗艦を守る複数のミュニファスント級スター・フリゲートがダメージを負い、船体から剥がれたデブリがティポカ・シティの周囲に広がるへ落下した。ティと一緒にホログラムで戦況を見守っていたケノービは、敵の戦術があまりにもお粗末にであることに違和感を抱き、ティポカ・シティの近くに落ちたデブリを怪しんだ。ケノービはティを司令センターに残してカミーノアン・サブに乗り込み、海中の調査に向かった。彼の懸念は的中し、海中では事前にカミーノに送り込まれていた分離主義勢力のアクア・ドロイドが、デブリに紛れて海に落とされたトライデント級アサルト・シップの部品を組み立てていた。しかしケノービがティに警告を発する間もなく、完成したアサルト・シップによるティポカ・シティへの直接攻撃が始まった。[17]

ティポカ・シティのハンガーで防衛部隊の先陣に立つシャアク・ティ

分離主義勢力の真の目的は、カミーノのクローニング施設にダメージを与え、クローンのDNAサンプルを盗み出すことだった。まもなく都市の内部でもバトル・ドロイドとの銃撃戦が始まり、グリーヴァス将軍とアサージ・ヴェントレスもティポカ・シティに侵入した。アクア・ドロイドのチームは司令センターにまで侵攻したが、ティがライトセーバーを使って速やかに撃退したため、ラマ・スー首相に危害は及ばなかった。彼女はコムリンクで他のジェダイに連絡を取り、ドロイドがティポカ・シティ内で少数に分散していることを伝え、今こそ攻撃の時だと呼び掛けた。[17]

ケノービがクローンの兵舎に侵攻していたグリーヴァスと戦い、スカイウォーカーがDNA強奪を阻止するためヴェントレスを追う中、ティはクローン・トルーパーを率いてメイン・ハンガーで戦い、分離主義勢力の侵略部隊を押し戻した。彼女はトルーパーと共に格納庫のアクア・ドロイドを一掃し、コマンダー・コーディに戦況を知らせた。ヴェントレスとグリーヴァスはジェダイの攻撃をしのいで逃げおおせたが、DNAサンプルの強奪は阻止され、カミーノの戦いは共和国の勝利に終わった。[17]

戦争中期の評議会

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戦争終盤

シスの陰謀

「勇敢な戦士たちじゃ、クローンは。わしやお前たちの命を何度も救ってきた。彼らを信じねばならん」
―シャアク・ティたち評議員に対し、ヨーダ[出典]

サイフォ=ディアスの宇宙船が発見された後、シャアク・ティはホログラム通信を介してジェダイ評議会の会議に参加した

19 BBY[4]、数十年前から行方不明になっていたサイフォ=ディアスの宇宙船の遭難信号が傍受され、評議会はマスター・クーンを調査に派遣した。オーバ・ディアの月でサイフォ=ディアスの船が発見されると、評議会はさらに詳細な調査に着手した。スカイウォーカーとケノービがオーバ・ディア任務へ派遣され、ドゥークーと対決した後、シャアク・ティはホログラム越しにジェダイ評議会に参加し、他のマスターとともに2人の報告を聞いた。この任務により、サイフォ=ディアスのクローン軍団発注に関与した“タイラナス”とドゥークーが同一人物であることが判明した。ドゥークーはかつてタイラナスを名乗って遺伝子提供者のジャンゴ・フェットを雇い、パイクに指示してオーバ・ディアでサイフォ=ディアスの船を撃墜させた張本人だったのである。ティと評議会は、シスと共和国軍の秘密の関係が公になれば戦争に対する人々の信頼が揺らぐと判断し、この事実を最高議長も含めて誰にも明かさないことに決めた。ヨーダはシスの暗黒卿の陰謀の全容と目的を解き明かすまでは、彼らのゲームに付き合う必要があると結論付けた。[18]

ドゥークー暗殺計画

シャアク・ティ

マラニーで発生した虐殺事件の後、ジェダイ最高評議会の会議が行われ、メイス・ウィンドゥはクローン戦争を終わらせるためにドゥークー伯爵を暗殺してはどうかと提案した。ティは会議のあいだ沈黙を守り、穏やかながら悲しげな表情を浮かべた。評議会は問題を慎重に話し合い、ジェダイ・マスターのクインラン・ヴォスと、かつてドゥークーから訓練を受けた元暗殺者のアサージ・ヴェントレスに暗殺任務を任せることに決めた。しかしラクサス・セクンドゥスにおける暗殺計画は失敗に終わり、ヴォスはドゥークーの捕虜となり、ヴェントレスはかろうじて逃げ延びた。[19]

ヴォスと恋仲になっていたヴェントレスは独自に救出作戦を行ったが、ヴォスはフォースのダークサイドに堕ちてドゥークーの新しい弟子になっていた。のちにヴェントレスはケノービと出会い、テンプルに連れてこられた。ケノービとヴェントレスが現れた時、ティはヨーダやウィンドゥ、クーン、キ=アディ=ムンディと会議中だった。ヨーダを除く全員がヴェントレスに反応してライトセーバーを起動したが、ケノービの説明を受け、警戒を解いた。その後、ジェダイはヴェントレスと協力してヴォスを伯爵から救い出した。ヴォスは自らの行動を説明し、ドゥークーに閉じ込められていただけでダークサイドには堕ちていないと主張したが、ヴェントレスは彼の言葉を信じなかった。そこですぐに評議会が開かれ、ヴォスの処遇が話し合われた。[19]

ウィンドゥは、共和国と分離主義勢力双方の内部情報を知り、ドゥークーとも繋がりを持つヴォスは共和国にとって脅威になりかねないと判断し、戦争から遠ざけるべきだと考えた。しかしケノービとティは彼の意見に反対し、ヴォスの知識は共和国の役に立つため、再び戦争に参加する準備が整うまで小さい任務を与えて様子を見るべきだと主張した。それから数か月、ヴォスはいくつかの小規模な任務で、分離主義者の小さな貯蔵施設や前哨基地へ派遣されることになったが、いずれも共和国軍が到着したときにはすでに分離主義者が基地を放棄しており、ヴォスへの疑惑がますます深まる結果となった。ヴォスの忠誠心を試すため、評議会は彼を再度ドゥークー暗殺任務に送り出すことに決めた。クリストフシスで行われた二度目の暗殺任務のさなか、結局ヴォスが今もダークサイドの影響下にあることが浮き彫りとなった。しかし彼はヴェントレスの死をきかっけにライトサイドへ帰還した。最終的にオーダーへの復帰を許されたヴォスは、ヴェントレスの遺体を彼女の故郷のダソミアへ運んだ。[19]

コルサントの戦い

「グリーヴァスが首都を襲った」
「最高議長はご無事で?」
「シャアク・ティが警護に送られたが、マスター・ウィンドゥは彼女と連絡が取れなくなったそうだ」
―オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカー[出典]

コルサントの戦いに参加したシャアク・ティ

アウター・リム包囲作戦の真っただ中、分離主義勢力は共和国の首都惑星であるコルサントに対して大規模な攻撃に打って出た。しかしこの戦いは、グリーヴァス将軍が惑星に侵入してパルパティーン最高議長を誘拐するための策略だった。[20] ティはジェダイ・ナイトのロロン・コロブやクローンの機動部隊と共に議長の護衛に送り出された。ティは議長を守る最後の防衛ラインとなり[21]、自分自身のライトセーバーや、マグナガードエレクトロスタッフを駆使してグリーヴァスに立ち向かった。[22] しかしグリーヴァスはティを破り、電気ケーブルを使って彼女を気絶させた。グリーヴァスはティのライトセーバーを奪うと[21]、議長を分離主義勢力の旗艦であるプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤーインヴィジブル・ハンド>へ連れ去っていった。[20]

議長の警護担当であるティとの連絡が途絶えたことはすぐに仲間のジェダイたちにも伝わり[23]コルサント艦隊が惑星軌道で分離主義勢力の逃亡を阻止しているあいだに、ケノービとスカイウォーカーが議長を救出するため首都に呼び戻された。その後の戦いで議長は<インヴィジブル・ハンド>から救出され、ドゥークー伯爵もスカイウォーカーによって倒された。[20]

終戦と最期

シャアク・ティを始めとする評議員たちとの会議に、キャッシークからホログラムで参加するヨーダ

コルサントの戦いの後、亡きドゥークーに代わってグリーヴァス将軍が独立星系連合の新しい指導者になった。これを受け、評議会はグリーヴァスの確保を戦争終結のための最優先事項に定めた。この頃、評議会は権力を強めるパルパティーン最高議長に不信感を募らせていたが、パルパティーンがアナキン・スカイウォーカーを評議会における個人的な代理人に指名したため、さらなる緊張が走った。評議会はやむをえずスカイウォーカーを受け入れたが、ジェダイ・マスターの階級は与えず、この若きジェダイ・ナイトを憤慨させた。スカイウォーカーはまた、評議会が自分を通して議長をスパイしたいと考えていたことにも不信感を募らせた。のちに再び評議会が開かれた際、スカイウォーカーはクローン情報部の調査でグリーヴァスが惑星ウータパウにいることが分かったとマスターたちに報告した。この会議にはティも参加しており、キャッシークにいるヨーダ他、コルサントに居ないマスターたちはホログラム越しで会議に出席した。スカイウォーカーはグリーヴァス討伐に志願したが、ウィンドゥに却下され、代わりにケノービがウータパウへ派遣されることになった。こうした一連のできごとは、評議会と議長との関係のみならず、スカイウォーカーとの関係を険悪にした。[20]

シャアク・ティの死はヨーダによって予見されていた

コルサントの戦いの少し後、パルパティーンの正体がシスの暗黒卿ダース・シディアスであることが明らかになった。シディアスはクローン戦争を利用して議長としての権力を拡大しつつ、共和国やジェダイを操作していたのである。またシディアスはドゥークーの師匠であり、バトル・ドロイド軍とクローン軍双方の創設に関与していた。マスター・ウィンドゥはフィストーやティン、エージェン・コーラーらとともに最高議長の逮捕を試みた。しかし3人のマスターはシディアスによって返り討ちにされ、ウィンドゥもスカイウォーカーの裏切りによって命を落とした。愛する妻を死から救うためにシスの知識を必要としていたスカイウォーカーは、フォースのダークサイドに堕ちてシディアスの弟子となり、ダース・ヴェイダーという名前を与えられた。シディアスはオーダー66を発令して共和国グランド・アーミーにジェダイの粛清を命じ、ヴェイダーにはジェダイ・テンプルへの攻撃を命じた。ヴェイダーは第501軍団のクローン・トルーパーを指揮してテンプルへ進軍し、かつての仲間たちを虐殺した。[20] しかしティは後世にメッセージを残すべく、粛清によってジェダイが終わるわけではないという言葉をホロクロンに記録した。[22] かつてヨーダがダゴバで見たヴィジョンの通り[24]、ティはテンプル攻撃のさなか、瞑想していたところをヴェイダーに殺された。[2]

人物

「あのドミノ分隊を廃棄処分にしろとのことですか? 彼らにも命がある。モノではありません」
「ジェダイは憐みの心が強すぎますね」
―シャアク・ティとラマ・スー首相[出典]

シャアク・ティ

シャアク・ティはトグルータの女性で、い肌に、黒いをしていた。[3] 目の周りの白い部分はトグルータ特有の色素形成であり、それぞれ個人でユニークな模様だった。[10] 身長は1.87メートル(6フィート2インチ)で[4]、頭から青と白の縞模様のモントラルレックを生やしていた。また彼女は顔とモントラルの境目に、装飾をちりばめたヘッドドレスをつけていた。[3] モントラルの模様も種族固有の特徴であり、母星シリの捕食動物を混乱させるために発達したものだった。[4] ティは聡明かつ忍耐強い人物で、ジェダイの教義の熱心な信奉者だった。[22] 後世のジェダイであるルーク・スカイウォーカーは、シャアク・ティが教師としても戦闘員としても優れた人物だったからこそ、クローンの訓練監督者に選ばれたのだろうと考えていた。ティがクローンに伝えた教訓は、彼女自身が想像したよりはるかに有益な教えだった。[7]

カミーノに配属されていた時、ティはクローンへの思いやりと、戦争のために有能な兵士を生産しなければならないという需要のはざまで葛藤し[25]、クローンを単なる製品とみなすカミーノアンの科学者の冷淡な考え方と衝突した。[10] 彼女はクローンに同情心をもって接し、トレーニング・プロセスの冷酷さを少しでも和らげようと努めていた。[25] しかし彼女は訓練教官として厳しい一面を見せることもあり、ドミノ分隊のクローン候補生がテストで失態を演じた際には、彼らを一人前の兵士としては認めるべきではないというブリック教官の意見に同調した。一方で彼女は例外を認める柔軟さもあり、エル=レス教官の意見を踏まえ、一度は失敗した分隊に再試の機会を与えた。当時、彼女はカミーノで新たに生産されるクローンの質に懸念を感じていたが、出来の悪いクローンは処分すればいいというカミーノアンのラマ・スー首相の意見には反対だった。[13]

シャアク・ティはジェダイ最高評議会のメンバーとして、オーダーで最も優秀なジェダイと共に数々の重要な会合に参加した。彼女はマスター・ヤドルの後を継いで最高評議会に加わり、ジェダイ・テンプルで命を落とすまで評議員を続けた。[2][3][20] 彼女は会議中は無言でいることが多く、穏やかな表情を通じて感情を表現したが、時には会話に割って入り、自分の意見を言うこともあった。最高評議会がクインラン・ヴォスの忠誠心について話し合った際、ティはオビ=ワン・ケノービと同じくヴォスを信用し、小さな任務を与えてみて様子を見てはと提案した。[19] ティはジェダイとしての信念を貫くため外部の命令に逆らうこともあり、例えばクローン・トルーパー・タップの不調に関する調査が行われた際には、最高議長の指示に反し、共和国医療センターではなくジェダイ・テンプルにデータを送るよう指示した。[15]

装備

シャアク・ティは青いプラズマのブレードを発するライトセーバーを所有し、コルサントの戦いでグリーヴァス将軍に奪われるまでこの武器を使い続けた。セーバーのヒルトは全長26.60センチメートルで、デュラスチールから造られていた。彼女のライトセーバーの柄はきれいに連結されており、大半のセーバーよりすっきりした仕上がりで、大きく平坦なダイヤルボタンが付属していた。クローン戦争に参加した他の多くのジェダイと同様、ティも専用のイータ2アクティス級軽インターセプターに搭乗した。

ティは伝統的なトグルータのドレスの上に標準的なジェダイのローブを着ていた。[4] この衣装は茶色の流れるようなスカートと、精巧な模様がついた黄金色のスカーフやタバード、袖の無い茶色のアンダーシャツ、そしてアンダーシャツからは独立した、肩から手首にかけてのスリーブからなる。[3][26] クローン戦争の終盤、彼女はタバードに似たデザインのリスト・コムを身に着けていた。

制作の舞台裏

プリクエル・トリロジー

「シャアク・ティのメイクはいつも4時間かかった。コスチュームも重いし、頭に角が2本突き出しているし、尾も長いし、長いスカートもはかなくちゃいけない。動くのも大変だった! でも、こんなカッコいいキャラクターを演じられて、すごく嬉しかった。ジェダイ・マスターになれたんだから、最高よ」
―オーリー・ショーシャン[出典]

シャアク・ティを演じるオーリー・ショーシャン

シャアク・ティは2002年公開のプリクエル・トリロジー第2作『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(ジョージ・ルーカス監督)で初登場を果たした。[3] キャラクターのデザインはコンセプト・アーティストのダーモット・パワーイアン・マッケイグが描いたイラストがベースになっている。[27] 『クローンの攻撃』ではイスラエル人の女優兼モデル、オーリー・ショーシャンがシャアク・ティを演じた。[28] ティは本作に数多く登場するジェダイのモブキャラクターのひとりであり、映画全編を通して台詞がない。[3] ショーシャンはオーストラリアシドニーに住んでいたときにシャアク・ティ役のオファーを受けた。ショーシャンはイスラエル軍に所属していたことがあったが、戦闘訓練を受けたことがある彼女でも、かさばるコスチュームを着て近接戦闘を演じるのは大変だったという。

ショーシャンは続編『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年公開)の撮影にも参加し、複数のシーンで再びシャアク・ティを演じたが、最終的にこれらの場面はカットされた。ショーシャンが演じたシーンにはシャアク・ティが死ぬ場面も含まれており、少なくとも2パターンが撮影されていた。『シスの復讐』におけるシャアク・ティの唯一の登場場面はジェダイ評議会のシーンであり、やはり台詞は無く、ホログラム越しの姿でごくわずかに映る程度にとどまっている。このシーンではショーシャンではなく視覚効果部門のマリア・ブリルがシャアク・ティを演じた。なおショーシャンとブリルはいずれも、『クローンの攻撃』と『シスの復讐』のエンドロールでシャアク・ティ役としてはクレジットされていない。

登場作品

ダーモット・パワーが手がけたシャアク・ティのコンセプト・アート

参考資料

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
  3. 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 3.11 3.12 3.13 3.14 3.15 3.16 3.17 3.18 3.19 3.20 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 4.7 4.8 スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典
  5. 5.0 5.1 TCW mini logo.jpg クローン・ウォーズ陰謀
  6. スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビギナー・ゲーム
  7. 7.0 7.1 7.2 スター・ウォーズ:ジェダイの秘密
  8. スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
  9. スター・ウォーズ ビジュアル・ディクショナリー新完全版
  10. 10.0 10.1 10.2 スター・ウォーズ キャラクター事典 最新完全版
  11. スター・ウォーズ:オン・ザ・フロントライン
  12. スター・ウォーズ:共和国のジェダイ—メイス・ウィンドゥ
  13. 13.0 13.1 13.2 13.3 13.4 13.5 TCW mini logo.jpg クローン・ウォーズトルーパーへの道
  14. StarWars.com Encyclopedia Taun We - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
  15. 15.0 15.1 TCW mini logo.jpg クローン・ウォーズ逃亡者
  16. SWZ01 logo.png Star Wars: X-Wing Second EditionEta-2 Actis Expansion Pack (Card: Shaak Ti)
  17. 17.0 17.1 17.2 17.3 17.4 TCW mini logo.jpg クローン・ウォーズ誇り高き兵士たち
  18. TCW mini logo.jpg クローン・ウォーズ失われた者
  19. 19.0 19.1 19.2 19.3 ダーク・ディサイプル
  20. 20.0 20.1 20.2 20.3 20.4 20.5 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
  21. 21.0 21.1 スター・ウォーズ ライトセーバー:フォースの武器の手引き
  22. 22.0 22.1 22.2 スター・ウォーズ:銀河系の女性たち
  23. TCW mini logo.jpg クローン・ウォーズ忘れがたき旧友
  24. TCW mini logo.jpg クローン・ウォーズ
  25. 25.0 25.1 StarWars-DatabankII.png Shaak Ti - 公式データバンク
  26. StarWars.com "Clone Cadets" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
  27. Databank title.png Ti, Shaak - 旧データバンク (リンク無効; バックアップ)
  28. About Orli Shoshan - http://www.orli-shoshan.com/
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