- 「二手に分かれて外へ向かえ。TIEファイターをできるだけ引きつけるんだ」
「了解、ゴールド・リーダー」 - ―ランド・カルリジアンとジェイク・ファレル[出典]
ジェイク・ファレル(Jake Farrell)は人間の男性で、銀河帝国から反乱同盟へ離反したスターファイター・パイロットである。ファレルはもともと帝国軍で飛行教官を務めていたが、冷血な殺人者たちを育てていることに気づいて引退を決意した。しかしデランゴ4で引退生活を送るうち、ファレルは再び戦闘機を飛ばしたくなり、反乱分子のイエロー・セヴンに加入することになった。[2] ファレルはクワット・システムズ・エンジニアリング社が製造した快速機R-22スピアヘッドを高く評価し、自ら改造も施していた。反乱軍がR-22をもとにRZ-1 Aウイング・インターセプターを開発した際、ヤヴィン4のグレート・テンプルにスピアヘッド2機を持ち込んだファレルは、本機への愛と専門知識を買われて新型機の開発に招かれた。[3]
4 ABYにエンドアの戦いが発生した際[1]、ファレルはゴールド中隊の“ゴールド4”としてAウイングに乗り込んだ。[2] 第2デス・スターを守るシールドが消滅した際、ファレルはゴールド・リーダー・ランド・カルリジアン将軍が操縦する<ミレニアム・ファルコン>とともにバトル・ステーションの内部構造に突入した。中央反応炉を目指して飛行中、ファレルはカルリジアンの指示に従って本隊と別れ、追っ手のTIEファイターを分断させるためステーションの外へ向かった。[1] またファレルはグリーン・リーダーのアーヴェル・クライニッドとともにエグゼクター級スター・ドレッドノート<エグゼクター>のシールド発生装置を破壊することに成功した。[3]
制作の舞台裏[]

ジェイク・ファレルのAウイング(右)とウェッジ・アンティリーズのXウイング
ジェイク・ファレルは1983年公開のオリジナル・トリロジー最終作『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に登場するキャラクターである。[1] 俳優はマイケル・ドリュー。[4] 劇中で名前を呼ばれる場面はなく、脚本上では単に「パイロット」と表記されていた。[5] ジェイク・ファレルというキャラクターは、もともとレジェンズのゲーム『スターウォーズ レベルアサルト』(1993年)のために生み出された。開発者たちはゲームの製作にあたって映画の場面や登場人物を参考にし、ファレルの外見はマイケル・ドリュー演じるAウイング・パイロットを基にデザインされた。結果的に、それまで無名だった『ジェダイの帰還』のAウイング・パイロットが『レベルアサルト』のキャラクターと同一人物として扱われることになった。
正史設定では、2015年に発売された週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコンの第29号で初めてファレルの名が紹介された。[3] なおレジェンズ設定では、ファレルはエンドアの戦いでグリーン中隊の“グリーン4”を担当したとされているが[6]、正史ではゴールド4に変更されている。[2] 正史設定では、コミックで新たに登場したAウイング・パイロットのシャラ・ベイがエンドアにおけるグリーン4となった。[7]
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 (初登場)
参考資料[]
週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第29号 (スターシップ・ファクトファイル:Aウイング・スターファイター)
- スター・ウォーズ:Aウイング・デラックス・ブック&3Dウッド・モデル
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 スター・ウォーズ:Aウイング・デラックス・ブック&3Dウッド・モデル
- ↑ 3.0 3.1 3.2
週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第29号 (スターシップ・ファクトファイル:Aウイング・スターファイター)
- ↑ Michael Drew Details - Kathryn Rawlings and Associates Limited
- ↑ Star Wars: Behind the Magic
- ↑ The Essential Guide to Warfare
- ↑ スター・ウォーズ:砕かれた帝国