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ジェキール(J'Quille)は惑星トゥーラ出身の男性ウィフィッドである。銀河内戦の時代、彼は惑星タトゥイーンに根城を置くハット犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレのもとで賞金稼ぎとして働いていた。ジャバは知らなかったが、このウィフィッドはジャバのライバルであるレディヴァラリアンのためにスパイとして働いていた。ジェキールは恋人でもあるヴァラリアンのために、食べ物を入れてジャバを暗殺しようと企んでいた。4 ABY反乱同盟のメンバーが密輸業者ハン・ソロ救出するためにジャバの宮殿にやってきた時、ジェキールもその場に居合わせた。彼はレイア・オーガナがジャバに捕まるのを間近で目撃した。

救出チームの最後のメンバーであるジェダイルーク・スカイウォーカーがジャバに捕まった後、ジェキールはハットのラグジュアリー・セール・バージケタンナ>に乗り込み、ルークやハン、チューバッカの処刑が行われるカークーンの大穴へ旅した。しかし反乱者たちは拘束を振りほどいて犯罪王の手下たちに抵抗し、ジャバもレイアによって殺されてしまった。ジェキールはセール・バージの破壊を生きのびたものの、ジャバを殺したのが彼ではないことがヴァラリアンにバレてしまい、彼女から高額の賞金を懸けられることになった。タトゥイーンを離れることすらできなくなったジェキールは、仕方なくボマー・オーダーのメンバーに加わった。

経歴

宮殿のスパイ

Vader in Jabbas palace

ヴェイダー訪問時に宮殿に居合わせたジェキールと取り巻きたち

ウィフィッドのジェキールは惑星トゥーラ出身で、銀河帝国反乱同盟銀河内戦を繰り広げた時代に、砂漠の惑星タトゥイーンに居住していた。彼はタトゥイーンで同じ種族犯罪王レディヴァラリアンに仕え、彼女と恋愛関係にあった。[1]

ジェキールはタトゥイーンにおけるヴァラリアンの最大のライバル、ハットの犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレのもとへ賞金稼ぎとして潜り込み、真の主のためにスパイ活動を行った。ジャバの宮殿に滞在していた時、このウィフィッドはハットの食べ物を入れて暗殺する計画を企てていた。[1]

ヤヴィンの戦い直後の0 ABY[2]、銀河帝国に仕えるシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーがジャバの宮殿の玉座の間にやってきた時、ジェキールも他の取り巻きたちとともにその場に居合わせた。ヴェイダーはジャバ配下の賞金稼ぎの中で特に腕の立つ者を犯罪王から紹介してもらい、個人的な任務のために雇いたいと考えていた。ヴェイダーはジャバとの内密な相談を望んでいたため、ジェキールを始めとする取り巻きたちは交渉が始まると退室を命じられた。[3]

ジェダイのメッセージ

Cheering for Oola

ウーラがランコアの穴に落とされたのを見て、他の取り巻きとともに盛り上がるジェキール

4 ABY[2]ドロイドC-3POR2-D2ジェダイ・ナイトルーク・スカイウォーカーのメッセージを携えてジャバの宮殿にやってきたときも、ジェキールは謁見室に居合わせた。ルークはホログラムのメッセージを通し、カーボン凍結されて宮殿に飾られている友人の密輸業者ハン・ソロを解放するようジャバに要求した。ルークのメッセージが流れているあいだ、ジェキールは[4] ヤーコラセイルト=マレイ[5] とともに室内のブースに着席していた。その後、ルークからジャバへの贈り物として捧げられた2体のドロイドは、宮殿で働かされることになった。[4]

のちにジェキールは玉座の間にある別のブースへ移動し[4]マックス・レボ・バンド[6] がジャバのために『ジェダイ・ロック』の演奏を行った際には[4]エロムテイナス・スパイジェック[7] の後ろに座っていた。演奏の最中、ジャバは[4] トワイレックの踊り子ウーラ[6] が自分に逆らったことに腹を立て[4]パティーサという名の[8] ランコアを飼育している穴に彼女を落とした。ジェキールは踊り子の最期を見るために立ち上がりこそしなかったが、他の取り巻きたちと一緒に両腕を上げて歓声を送った。[4]

その直後、賞金稼ぎのブーシに変装したプリンセスレイア・オーガナウーキーチューバッカを連れて宮殿を訪れ、ジェキールたちを驚かせた。ハンの友人であるレイアたちは、ルークや2体のドロイド、あらかじめボディガードとして宮殿に潜入していたランド・カルリジアンと協力してジャバからハンを解放するつもりだった。レイアはジェキールたちの前に立ち、賞金首のチューバッカを生け捕りにしたことに対する報酬をジャバに要求した。レイアはサーマル・デトネーターを使って犯罪王を脅迫し、より高額の賞金を手に入れることに成功した。[4]

反乱者たちの処刑

Stairway at Jabbas palace

レイアが捕まるのを目撃したジェキール

レイアはその後も宮殿に留まり、ハンを解放するチャンスを伺った。しかしレイアの変装を見抜いていたジャバは、彼女がハンを助けようとするところを待ち伏せするため、取り巻きと一緒に姿を隠して機会を待った。その日の夜、玉座の間が無人になったと思い込んだオーガナは、部屋の装飾となっていたハンをカーボン凍結から解放したが、その直後にジャバとその手下たちが隠れていた場所から姿を現した。ジェキールもその場におり、玉座の間へ続く階段から、ハンとレイアが捕まる様子を目撃した。[4]

それからしばらくして、ルーク・スカイウォーカー本人がハン救出作戦を完了するためにジャバの宮殿にやってきた。その際、ジェキールは他の取り巻きと一緒に玉座の間で眠りについていた。ジェキールはルークの到着で目を覚まし、この若きジェダイ・ナイトがジャバと交渉するのを見守った。ルークはブラスター・ピストルで犯罪王を脅そうとしたが、ジャバは彼をランコアの落とし穴へ落下させた。取り巻きたちが声援を送る中、巻き添えになって穴に落ちた[4] ガモーリアンの衛兵ジュブナック[9] はランコアの犠牲となったが、ルークはこの猛獣を返り討ちにし、ジャバをいっそう怒らせた。ジャバはルークを捕まえ、ハンやチューバッカと一緒にカークーンの大穴で処刑することに決めた。[4]

Khetanna boom

ジェキールが乗り込んだ<ケタンナ>はカークーンの大穴で破壊された

ジェキールを含む大勢の取り巻きは、ルークたちの処刑を見学するためジャバの[4] ラグジュアリー・セール・バージケタンナ[6] に乗り込み、巨大獣サルラックが待ち受けるカークーンの大穴へ旅した。しかし穴の真上まで連れてこられた反乱者たちは、拘束を解いてジャバのスキッフ・ガードたちと乱闘を繰り広げた。一方<ケタンナ>でも、レイアが自分を拘束していた鎖を使ってジャバの首を絞め、殺害した。ルークとともにセール・バージから脱出したとき、レイアはデッキに取り付けられている砲台を使ってこの乗り物を撃ち、バージ全体を巻き込む爆発を引き起こした。[4]

ジェキールはセール・バージの爆発を生きのびたが、のちに元恋人であるヴァラリアンにジャバを殺したのが彼ではないことがバレてしまい、高額の賞金をかけられた。そのためタトゥイーンを離れることができなくなったジェキールは、やむを得ずジャバの宮殿で禁欲的な生活を送る宗教団体ボマー・オーダーに加わることになった。[1]

個性と特徴

ジェキールはウィフィッド種族のメンバーで、巨体と残酷な性格の持ち主であり、ごわごわした灰と、太い牙を備えていた。ジェキールの身長は2メートルで、肌は薄いピンク色、は黒く、奥に引っ込んでいた。[1] ジャバの宮殿を訪れた時、ルーク・スカイウォーカーはジェキールと会うのが初めてだったにも関わらず、このウィフィッドが多くの戦いを勝ち抜いてきた経験の持ち主であることに気づいた。[10]

制作の舞台裏

デザインとキャスティング

ジェキールは1983年に公開されたオリジナル・トリロジー第3作『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』で初登場を果たした。クリーチャー・コンサルタントのクリス・ウェイラスがキャラクター・デザインを手がけ、マイム・アーティストのティム・ドライが演者を担当した。当時、ドライは相方のショーン・クローフォードとともにパントマイム・デュオ「Tik and Tok」として活動しており、映画に出演した経験は無かった。彼らはかつての師であるデズモント・ジョーンズからキャスト選考に誘われ、『スター・ウォーズ』映画のクリーチャー役を埋めるために9名のマイム・アーティストを探していたプロデューサーのロバート・ワッツと対面することになった。

ドライとクローフォードは、担当キャラクターの登場シーンの大部分が撮影されるエルストリー・スタジオを初めて訪れるまで、それぞれの役柄を知らされていなかった。ドライはジェキール役に選ばれたが、このキャラクターは当時“トゥース・フェイス”という呼び名しかなかった。一方、クローフォードは当時“ヤク・フェイス”という呼び名だったセイルト=マレイ役に選ばれた。ドライが交わした契約は、週給300ポンドで最低でも2週間の撮影を保証、それ以降の追加撮影は日給65ポンドを支払うというものだった。

撮影

Whiphid 1b

ティム・ドライがジェキールのコスチュームを身に着けた

ジェキールのコスチュームは白いライクラのボディスーツとパッドつきの気泡スーツ、毛皮に覆われたシャツとパンツという3つの階層から成っており、頭部コスチュームの鼻孔の部分に、演者が前を見るための覗き穴があった。コスチュームの総重量は相当なもので、中は極めて暑かった。そのためドライは撮影の合間に頭部を外し、熱中症を避けるためにヘア・ドライヤーで体を冷やさなければならなかった。アリゾナの砂漠で行われたセール・バージのシーンの撮影では、暑さがよりいっそう深刻な問題となった。

ジェキールを含むジャバの宮殿のエキストラたちの配置は、ファースト・アシスタント・ディレクターのデヴィッド・トンブリンによって決定された。トンブリンはドライとクローフィールドを最初の撮影シーンで宮殿内の同じブースに一緒に座らせた。2人はすぐ隣に座っているにも関わらず、コスチュームを着た状態では互いの方向に顔を向けることすらできなかった。このシーンの撮影の合間、ドライとクローフィールドは同年代であるルーク・スカイウォーカーの役者、マーク・ハミルと親しくなった。

ネーミング

“トゥース・フェイス”は1995年に発売されたアンソロジー・ブック『Tales from Jabba's Palace』に収録されている短編小説『Let Us Prey: The Whiphid's Tale』(マリナ・フィッチマーク・バッズ作)で初めてジェキールという名前を与えられた。本作は現在ではスター・ウォーズ レジェンズの作品として扱われている。正史関連作品では、モバイル・アプリ・ゲーム『スター・ウォーズ フォース コレクション』で初めてジェキールという名前が紹介された。本ゲームがリリースされたのは2013年9月4日であり、ウォルト・ディズニー・カンパニーによってスター・ウォーズ正史が開始された2014年4月25日よりも前だが、ルーカスフィルム ストーリー・グループのメンバーであるリーランド・チーは、ゲームの内容は正史に合わせてアップデートされているとコメントしている。

登場エピソード

参考資料

脚注

他の言語
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