銀河内戦以降、ルーク・スカイウォーカーのもとで訓練を積んでいた新世代のジェダイが虐殺される事件が起きた。虐殺を行ったのはフォースのダークサイドを信奉するカイロ・レンとレン騎士団だった。この事件によってジェダイ・オーダー再建運動は頓挫し、唯一の生存者となったジェダイ・マスター・スカイウォーカーは姿を消した。その後、レジスタンスやレン騎士団と手を結ぶファースト・オーダーによってスカイウォーカーの捜索が行われ、最終的に若きフォース=センシティブのレイが最後のジェダイのもとへたどり着いた。
背景
銀河共和国と独立星系連合が繰り広げたクローン戦争が終結した際、シスの暗黒卿ダース・シディアス(表向きにはシーヴ・パルパティーンを名乗り共和国の最高議長を務めていた)はジェダイ・ナイトのアナキン・スカイウォーカーをフォースのダークサイドに誘惑し、新しい弟子にした。スカイウォーカーはダース・ヴェイダーという名を与えられ、マスターの指示のもと惑星コルサントのジェダイ・テンプルを襲撃した。またシディアスは共和国グランド・アーミーのクローン・トルーパーにオーダー66を発令し、全てのジェダイを反逆者とみなし処刑するよう指示した。ジェダイ・オーダーを壊滅に追い込んだシディアスは共和国を解体して銀河帝国を創設し、自らその皇帝の座に就いた。
約20年後、ヴェイダーの息子であるルーク・スカイウォーカーがジェダイとしての訓練を開始した。銀河内戦の末期に発生したエンドアの戦いのさなか、ヴェイダーは息子を救うためフォースのダークサイドと決別し、再びアナキン・スカイウォーカーに戻った。彼はこの戦いで自らを犠牲にしてダース・シディアスを滅ぼした。知られている限り唯一のジェダイとなったルーク・スカイウォーカーは、亡きジェダイ・マスター・ヨーダの望みに従い、新世代のジェダイ・ナイトの訓練を開始した。スカイウォーカーの甥で、レイア・オーガナと密輸業者ハン・ソロの息子ベンも伯父のもとで修業を積んだ。ベンは祖父ダース・ヴェイダーと同様にダークサイドに惹かれており、オーガナとソロは息子に正しい道を歩ませるべくスカイウォーカーのもとへ送ったのである。
大虐殺
スカイウォーカーによる訓練もむなしく、ベンは強力なダークサイドの使い手でファースト・オーダーの最高指導者を務めるスノークによって誘惑された。ベンはカイロ・レンと名乗るようになり、レン騎士団のメンバーと共にスカイウォーカーのジェダイ訓練生を皆殺しにした。カイロ・レンはこの事件によって“ジェダイ・キラー”の異名をとった。
その後
ルーク・スカイウォーカーによるジェダイ・オーダー再建の試みはジェダイの大虐殺によって失敗に終わった。責任を感じたスカイウォーカーは銀河社会から姿を消した。特に親しい人びとの間では、スカイウォーカーは最初のジェダイ・テンプルを探しに向かったのだと考えられていた。スカイウォーカーの行き先を記した地図の一部分はアストロメク・ドロイドR2-D2のメモリーに記録されていたが、このドロイドは主人が失踪して以降スリープ状態となった。ファースト・オーダーとの紛争のさなか、レジスタンスの将軍となっていたレイア・オーガナは、兄の居場所を示す地図の他の部分を手に入れるためパイロットのポー・ダメロンを惑星ジャクーへ派遣した。ダメロンはジェダイ・オーダーが再建されない限りフォースにバランスは戻らないと信じるフォースの教会の信徒、ロア・サン・テッカから地図を受け取った。地図のデータはダメロンのアストロメク・ドロイドBB-8に託され、最終的にレジスタンスの本部へ届けられた。BB-8は再び目を覚ましたR2-D2と共に地図を完成させ、スカイウォーカーのいる惑星を明らかにした。若きフォース=センシティブのレイ(彼女はヴィジョンでジェダイの大虐殺を垣間見た)はスカイウォーカーを見つけるため、古代の寺院がある水の惑星へと旅した。
登場作品
- スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒 (初言及)
- スター・ウォーズ フォースの覚醒 小説版 (言及のみ)
- スター・ウォーズ フォースの覚醒 ジュニアノベル版 (言及のみ)
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒 コミック版 (言及のみ)
- スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ (初登場) (回想シーン)