ジェダイの失墜は『Agents of Chaos II: Jedi Eclipse』の邦訳小説。ニュー・ジェダイ・オーダー・シリーズの5作目で、混沌の使者たち2部作の第2弾。ジェームズ・ルシーノ著。富永和子訳。2000年12月20日、ソニー・マガジンズから発行。
原書
「英雄の試練」の原書、「Agents of Chaos II: Jedi Eclipse」は2000年10月3日に発表された。原書のカバー・イラストを担当したのはリック・ベリー。
あらすじ
<ミレニアム・ファルコン>に乗ったハン・ソロは、オード・マンテルで出会ったリンのドローマを連れ、彼の家族を探していた。侵略軍ユージャン・ヴォングは、ドローマの家族がいる惑星ジンディンを攻撃し、レイア・オーガナ・ソロは避難民たちを誘導する。ジンディンのような戦略的な価値の低い惑星を守る力は、新共和国には残っておらず、惑星は陥落した。また、キップ・デュロンの一派である好戦的なジェダイ・ナイト、ワース・スキダーは、ジンディンに駆けつけて自らユージャン・ヴォング側の捕虜になった。そして、侵略軍が勢力を広げていく中、銀河系には彼らと結託するものたちも現れた。ハットの犯罪組織もそのひとつである。ユージャン・ヴォングに潜入したスキダーはヤモスクと呼ばれる侵略軍の戦いの調整者との接触に成功する。
不利な戦況を変えるべく、アナキンとジェイセン・ソロは超兵器センターポイント・ステーションがあるコレリアン星系へ、レイアはイソルダーの艦隊がいるヘイピーズ・コンソーティアムへと向かった。ヘイピーズとセンターポイントはフォンドアにおける攻撃に参加することになったが、アナキンはセンターポイントの操作をためらい、スラッカン・サル=ソロが操縦桿を引いた。そのせいで、フォンドアにおけるヘイピーズ艦隊には多大な犠牲が出てしまう。新共和国に決定的な勝利は訪れなかった。
登場人物・用語
登場人物 | クリーチャー | ドロイド | 出来事 | 場所 |
組織 | 種族 | 乗物 | テクノロジー | その他 |
舞台裏
「ジェダイの失墜」のあとがきには、漫画家の モンキー・パンチ が文章を寄せている。