クローン戦争中の19 BBY、独立星系連合は惑星コルサントにあるジェダイ・テンプルに対して爆破テロを試みた。しかしジェダイ・マスター・デパ・ビラバとケイレブ・デュームの活躍で最悪の事態は免れ、実行犯であるラカム・シアーは自決した。
背景[]
クローン戦争の終盤、分離主義勢力のグリーヴァス将軍、クリーヴ将軍、爆発物専門家でケイジ・ウォーリアのキャプテン・ラカム・シアーは惑星コルサントのジェダイ・テンプルを標的とした決死の爆破作戦を計画した。シアーは賞金稼ぎのキャド・ベインに多額の報酬を支払い、ジェダイ・テンプルの見取り図を入手した[2](ベインはかつてシス卿ダース・シディアスのためにテンプルに侵入したことがあった)。[4] シアーはジェダイ・テンプルのタワーを破壊することで銀河共和国やジェダイ・オーダーが盤石ではないことを世の中に示そうと考えていたのである。[2]
コルサントに侵入したキャプテン・シアーはテンプルの外壁を登り、通気口から内部へ侵入する。彼は小型爆弾をテンプルの下層エリアまで行き渡らせるために通気シャフトを利用した。瞑想を行っていたジェダイ・マスター・デパ・ビラバとジェダイ・イニシエイトのケイレブ・デュームは侵入者の存在をフォースで感知したが、その直後に爆弾の起爆が始まった。[2]
テロ[]
小型爆弾はテンプルの各地で爆発を起こし、ジェダイ・マスターとジェダイ・テンプル・ガードたちが危険への対処にあたった。ビラバはデュームの身を守り、マスター・シン・ドローリグとテンプル・ガードのチームがサモ・クィッドを始めとする若き訓練生たちの安全を確保した。マスター・メイス・ウィンドゥとオビ=ワン・ケノービは原因の調査にあたり、グランド・マスター・ヨーダはフォースを使って爆弾をテンプルの外へと押し飛ばした。ビラバは情報が集まるまで安全な場所にいるべきだ考えたが、デュームは自分たちで犯人を探し出すべきだと抗議した。彼は小型爆弾の攻撃がテンプルの下位レベルに集中していることを根拠に、上層レベルのタワーが敵の真の標的ではないかと推理する。[2]
デュームの予想は正しく、彼はテンプルの屋上でラカム・シアーを見つけ出した。シアーはテンプル・スパイアに爆弾を設置している最中で、まだタイマーの秒読みは始まっていなかった。シアーはデュームを“小僧”と呼び、死にたくなければ退くよう命じたが、若き訓練生はライトセーバーを起動してケイジ・ウォーリアのキャプテンに挑みかかった。シアーはデュームを小型爆弾で軽くあしらい、遅れて現れたビラバに対する人質として利用した。しかしビラバは小型爆弾の中にある液体爆薬をフォースで操作し、起爆を不能にする。驚いたシアーは当初の目的だけでも果たすため設置爆弾のタイマーを作動させようとしたが、ビラバがフォースを使って設置爆弾を空中に投げ、無害な場所で爆発させた。[2]
テンプル・スパイアを破壊する手段を失ったシアーは、2人のジェダイに対して自分の所属と名前を名乗り、2本のエレクトロ・ソードで最後の抵抗を試みた。ビラバがライトセーバーを使ってエレクトロ・ソードを破壊すると、シアーはテンプルから飛び降りて自決しようとした。ビラバとデュームはフォースを使ってシアーを空中に固定したが、彼は最後の小型爆弾を一斉に起爆し、自ら命を絶った。[2]
その後[]
シアーの最後の爆発を生き延びた直後、ビラバはデュームを自分の新しいパダワンにすることに決めた。マスター・ウィンドゥとケノービがテンプルの屋上に駆けつけたときには全てが終わっていた。その後デュームは友人たちに事の顛末を報告したが、デュームの期待に反し、友人から帰ってきた反応は心配と嫉妬だった。その後ビラバは新しいパダワンを付き従え、共和国グランド・アーミーの指揮官として再びクローン戦争の戦場へ向かった。[2]
制作の舞台裏[]
この事件は2015年に発売された正史のコミック『スター・ウォーズ:ケイナン2 ファースト・ブラッド』(グレッグ・ワイズマン作、ペペ・ララズ画)で描かれた。
登場作品[]
脚注[]
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