ジェンザ(Jenza)は惑星セレノー出身の人間女性で、セレノー家のレディ。101 BBYに、ゴラ伯爵とアニア伯爵夫人の娘として生まれた。ラミルやドゥークーの妹。ゴラはフォース感応能力を持っていたドゥークーを生まれてすぐジェダイ・オーダーに引き渡したため、ジェンザは自分に2人目の兄がいることを知らずに育った。90 BBY頃、セレノーの首都カラニアで式典が開催された際、11歳のジェンザは、ジェダイ・イニシエイトとしてイベントの見学にやってきたドゥークーと出会い、彼の出自の真相を知った。その後、ジェンザは惑星コルサントのジェダイ・テンプルにホロコムを送り、長年にわたって密かにドゥークーとメッセージのやり取りを続けた。82 BBYにアニア女伯爵が死去した際、ジェンザはドゥークーにも母の葬儀に参加してほしいと頼んだ。ジェンザは衛星マンテロで行われた葬儀でスピーチを行ったが、セレノー家の統治に不満を持つセレニアンのデモが発生し、ゴラがセキュリティ・ドロイドを出動させる事態となった。ゴラを止めようとしたドゥークーは、公衆の面前で彼を父親と呼ぶスキャンダルを起こしてしまった。[1]
42 BBY、アビシンの傭兵によってセレノーが侵略された際、ジェンザはジェダイ・マスターになっていたドゥークーに助けを求めた。セレノーに駆け付けたドゥークーは、兄のラミルが侵略事件の首謀者であり、セレニアンを共和国と敵対させようと企てていたことを突き止めた。ドゥークーはラミルを殺してセレノーを解放し、ジェダイ・オーダーを脱退して新たな伯爵となった。23 BBY当時、ジェンザは分離主義運動を率いるドゥークーのやり方に不満を持ち、彼を“フードの男”と手を切らせ、正しい道に引き戻したいと願っていた。しかしドゥークーの過去を知るジェンザは共和国情報部の標的となり、ドゥークーにとって危険な存在となってしまった。ドゥークーはシス・アプレンティスのアサージ・ヴェントレスに自分の過去を明かし、ジェンザの捜索を命じた。ジェンザは共和国のエージェント・ラズ・フェリドローンによって誘拐されていたが、ヴェントレスによって救出され、ドゥークーの命令でその場で抹殺された。[1]
制作の舞台裏[]
ジェンザは2019年に発売されたオーディオブック『ドゥークー:ジェダイ・ロスト』(キャヴァン・スコット著)で初登場を果たした。[1] 『THE STAR WARS BOOK はるかなる銀河のサーガ 全記録』の翻訳版ではジェンザがドゥークーの姉とされているが、妹の間違いである。[3]
登場作品[]
- ドゥークー:ジェダイ・ロスト (初登場)