Wookieepedia
Wookieepedia
Advertisement

ジストン級スター・デストロイヤー(Xyston-class Star Destroyer)、別名シス・スター・デストロイヤー(Sith Star Destroyer)はクワット=エントラーラ・エンジニアリング社によって製造されたスター・デストロイヤーの級種である。シーヴ・パルパティーン率いるファイナル・オーダーシス艦隊を構成していたこの主力艦は、1隻1隻が惑星を破壊可能なスーパーレーザー砲を搭載していた。ジストン級スター・デストロイヤーは旧銀河帝国インペリアル級スター・デストロイヤーを基に設計されており、さらなる大型化と効率化が図られていた。また、船体にはシス・エターナル艦隊に所属することを示すいマーキングが施されていた。

パルパティーンのファイナル・オーダーは、ジストン級スター・デストロイヤーからなる大艦隊を未知領域惑星エクセゴルに隠していた。35 ABY、パルパティーンはこの戦力をファースト・オーダー最高指導者カイロ・レンに示し、彼を自分の野望に引き込もうとした。しかしカイロがパルパティーンの側につくことはなく、代わりにエンリク・プライドがファイナル・オーダーに加わり、ジストン級艦を指揮して惑星キジーミ破壊した。レジスタンスは残りのジストン級艦が銀河系に放たれる前に雌雄を決するべく、エクセゴルの戦いでパルパティーンとの決戦に臨んだ。ジストン級艦の全艦隊は、大勢の味方を得たレジスタンスによってこの戦いで滅ぼされた。

特徴[]

概要[]

クワット=エントラーラ・エンジニアリング社によって製造されたジストン級スター・デストロイヤー、別名シス・スター・デストロイヤーは、全長2,406メートル(7,894フィート)、全高682メートル(2,238フィート)の船体を持つくさび形の主力艦である。旧銀河帝国が使用した歴史的なインペリアル級スター・デストロイヤーのデザインがベースとなっていたが、さらなる大型化が図られ、効率的なオートメーション・システムの導入によって乗組員の必要人数を抑えることに成功していた。また各ジストン級艦の船体には、シス・エターナル艦隊への所属を示すいマーキングが施されていた。[1]

兵器とシールド[]

ジストン級スター・デストロイヤーには、惑星を破壊可能なアキシャル・スーパーレーザーがそれぞれ1門搭載されていた。この超兵器は、船体下面後部に設けられたソーラー・イオン化反応炉から直接エネルギーを供給し、はるか遠方の軌道から惑星表面に攻撃を加えることができた。[1] このスーパーレーザーは、デス・スターに搭載されていたもののように惑星を即座に大爆発させるには至らないものの、エネルギー・バーストを断続的に標的に送り続けることで星を壊滅させた。[2]

スーパーレーザーに加え、ジストン級艦は船体後方上面の左右に並んだ重ターボレーザー砲塔40基、イオン砲40門、船首などに配された局所防衛レーザー砲40門、重トラクター・ビーム発生装置10基、汎用弾頭発射装置35基を搭載していた。トラクター・ビーム・コントロール・センターは船首付近に設けられていた。また後部のブリッジ・タワーの上に偏向シールド発生ドームを2基搭載していた。[1]

積載能力[]

ジストン級スター・デストロイヤーはTIEシリーズスターファイターを積載することができた。[1] かつてのインペリアル級スター・デストロイヤーは船体の下面に戦闘機を出撃・収容するためのメイン・ハンガーを備えていたが[3]、ジストン級はこの場所にアキシャル・スーパーレーザーの砲身が鎮座しているため、TIEの発進用ベイはその左右に配置換えされていた。[1]

航行システム[]

エクセゴル工場で建造されたジストン級スター・デストロイヤーにとって、この惑星から出発するときがもっとも弱点をさらす瞬間となった。エクセゴルの不安定な大気を上昇するにあたり、ジストン級艦のフライト・コントロール・システムは[1] 外部のナビゲーション・タワーから提供される[2] 座標調整情報に依存する必要があったのである。[1]

ブリッジ[]

インペリアル級スター・デストロイヤーと同様、ジストン級スター・デストロイヤーも船体後方の段階的に隆起した部分にブリッジ・タワーが配置されていた。[2] タワーの構造はインペリアルII級艦よりも旧いインペリアルI級艦に近く[3]、タワーの頂上に2基の偏向シールド発生ドームを備え、その間にX字型の構造物[2] (インペリアルI級艦の場合これはトラクター・ビーム照準アレイである[4])が配されていた。[1]

歴史[]

建造[]

Unidentified Star Destroyer fleet

シス艦隊

ジストン級スター・デストロイヤーはクワット=エントラーラ・エンジニアリング社によってシス・エターナルのために製造された。クワット=エントラーラ社やサイナー=ジェイマス・フリート・システムズ社の役員会にはシスの支持者がまぎれこんでおり、さまざまな仲介組織を介して、物資やデザインを秘密裏にエクセゴルに流していたのである。また、ファースト・オーダーが使用したマンデイターIV級シージ・ドレッドノートは、もともとジストン級艦のデザインを試すテスト・プロジェクトとして建造されたものだった。[1] 銀河皇帝シーヴ・パルパティーンは、銀河系征服に向けた最終計画“ファイナル・オーダー”の一貫としてこれらの戦力を準備していた。ファースト・オーダーが計画の初期段階を担うあいだ、ジストン級艦からなるシス艦隊は未知領域のエクセゴルで静かに配備のときを待った。[2]

エクセゴルの戦い[]

35 ABY、ファースト・オーダーの最高指導者カイロ・レンがエクセゴルにやってきた時、パルパティーンはジストン級スター・デストロイヤーの大艦隊を彼に示し、自分の言うことに従えばその指揮権を彼に与えると告げた。しかし間もなくカイロ・レンはファースト・オーダーを去り、代わりにエンリク・プライドが艦隊の指揮権を握ることになった。パルパティーンの秘密の戦力の存在が明るみに出ると、プライド指揮するジストン級艦がスーパーレーザーで惑星キジーミ破壊した。これを受け、レジスタンスは残りのシス艦隊が銀河系に放たれる前に決着をつけるべく、エクセゴルに攻撃を仕掛けた。外部からの大規模な援軍を得たレジスタンスは、エクセゴルの戦いでシス艦隊を全滅させ、ジストン級艦がこれ以上の破壊をもたらすのを未然に防いだ。[2]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

シス・エターナル
主な人物 銀河皇帝シーヴ・パルパティーン - エンリク・プライド忠誠将軍
組織 シスのカルト教徒 - アコライツ・オブ・ザ・ビヨンド
軍隊 宇宙軍(ファイナル・オーダー)艦隊技術者
地上軍シス・トルーパージェットパック・トルーパー - ソヴリン・プロテクター
主な乗り物 ジストン級スター・デストロイヤー - リサージェント級スター・デストロイヤー - TIEダガー - トランスポーター
関連項目 エクセゴル - ファースト・オーダー - ファースト・オーダー=レジスタンス戦争
[テンプレート]
Advertisement