ジャバ・デシリジク・ティウレ(Jabba Desilijic Tiure)はアウター・リム・テリトリーの惑星タトゥイーンに拠点を置いていたハットの犯罪王兼ギャングスターで、ハット大評議会のメンバーである。ジャバ・ザ・ハットはタトゥイーンの富の大部分を生み出していた禁制品貿易や海賊行為、奴隷売買をほぼ独占していた。また、彼は銀河系で最も有力な犯罪王のひとりでもあり、その影響力はアウター・リム全域へ及んでいた。
クローン戦争中、銀河共和国と独立星系連合の両陣営がジャバの持つアウター・リム(特にハット・スペース内のハイパースペース・ルート)における影響力や権力を自分たちの勢力へ引き入れようと試みた。そんな中、幼い息子のロッタを何者かに誘拐されたジャバは、息子を無事に救出した陣営に力を貸すことにすると宣言した。分離主義勢力がロッタの誘拐に関与していたことが明らかになった後、ジャバは共和国への支援を約束した。
クローン戦争が終わり銀河帝国の統治が始まった後もジャバはアウター・リムで犯罪活動を続け、皇帝シーヴ・パルパティーンの干渉を受けながらも権力基盤を守り抜いていた。帝国軍のデス・スターが反乱同盟軍に破壊された後、パルパティーンは軍需品製造に必要な資源を確保するためシス卿ダース・ヴェイダーをジャバとの交渉任務に派遣した。銀河帝国と手を結んだことにより、ジャバは競争相手のハットを排除することができたばかりか、帝国の取り締まりに縛られることなくアウター・リムで犯罪活動を展開できるようになった。
配下の密輸業者ハン・ソロが積み荷の輸送に失敗した際、ジャバは彼の首に賞金を懸けた。ソロは数年間ジャバの追跡を免れたが、ホスの戦いの直後、賞金稼ぎのボバ・フェットがヴェイダーからソロの身柄を引き取り、ジャバに差し出した。それから約1年後、ジェダイ・ナイトのルーク・スカイウォーカーらがソロを救出するためジャバの宮殿に乗り込んだ。ジャバはカークーンの大穴でジェダイやソロを処刑しようとしたが、激しい抵抗に遭って失敗に終わった。混乱のさなか、ジャバはレイア・オーガナによって首を絞められ命を落とした。
経歴[]
タトゥイーンの犯罪王[]
ジャバ・デシリジク・ティウレ[3] は惑星ナル・ハッタ出身のハットである。[1] ハットのデシリジク・カジディクの一員として、600 BBYに生まれた。[3] ジャバはママおよびパパ・ザ・ハットの孫であり、ズィロ・デシリジク・ティウレやエボルの甥にあたる。[10] いとこにハットの“ツインズ”や[11] クラッカがおり[12]、ゴーガ・デシリジク・アーポはジャバから見た甥である。[10]
彼はやがて強大な権力を持つ犯罪王になり、ハット大評議会のメンバーに加わった。また、彼は犯罪組織クリモラ・シンジケートにも所属していた。ジャバはタトゥイーンの北部デューン・シーにある宮殿から犯罪活動を指揮し、アウター・リム全体にビジネスと影響力を拡大していた。ジャバは奴隷や武器の売買、ギャンブル、ゆすりや恐喝、スパイスの密輸などさまざまな悪事を働いていた。ジャバはトワイレックのビブ・フォーチュナを補佐官兼執事として雇い、宮殿内の業務を任せていた。ジャバはモス・エスパの宇宙港に建物を持ち、モス・エスパ・グランド・アリーナの大観覧席建造の資金を提供した。当時ジャバはアリーナのすべての賭博と商売を管理していたため、彼をポッドレースのファンとみなす人は多かった。しかし、ジャバが実際に興味を持っていたのはポッドレーサーではなく賭け事だけだった。[2]
ナブーの戦いが始まる直前、ジャバはブーンタ・イヴ・クラシックのポッドレースを主催した。アウター・リム・テリトリーの各地から集まったアリーナの観客は、貴賓席にジャバが姿を現すと大歓声で応じた。[13] ジャバはタトゥイーンの裏社会の実力者のひとりガーデュラやフォーチュナと共にレースを見守った。[2] このレースでは地元出身のアナキン・スカイウォーカーという名の人間の少年が優勝経験者セブルバを破って一着でゴールした。観戦中に居眠りをしていたジャバはフォーチュナに起こされ、スカイウォーカーの優勝を祝った。[13]
クローン戦争[]
共和国との同盟[]
ナブー危機の10年後、クローン戦争の火ぶたが切って落とされ、共和国のグランド・アーミーと独立星系連合のドロイド軍が銀河系の各地で火花を散らした。戦争が勃発した直後、ジャバの幼い息子ロッタが何者かに誘拐された。ジャバは知らなかったが、ロッタ誘拐計画に関与していたのは彼のおじズィロ・デシリジク・ティウレと分離主義同盟だった。切羽詰まったジャバはロッタを救うためにあらゆる手を尽くし、共和国やジェダイ・オーダーにまで協力を求めた。当時、アウター・リム・テリトリーの主要ルートは分離主義同盟によって占領されていたため、共和国はハットが支配するルートの使用権を求めていた。最高議長シーヴ・パルパティーンはロッタ救出のあかつきにはジャバと同盟を結び、共和国軍が彼のルートを自由に使用できるようにするという条件で要請に応じた。[14]
ロッタを捜索するため、ジェダイはアナキン・スカイウォーカー(彼は10年前のブーンタ・イヴ・クラシックのレースで優勝した後、ジェダイ・ナイトになっていた)とそのパダワンのアソーカ・タノをテス星系へ派遣した。一方、ジャバと個人的な交渉に臨むためジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービ将軍がタトゥイーンへ派遣された。ケノービが到着するより先に、ジャバが惑星テスへ派遣していた賞金稼ぎたちの首が宮殿に届けられた。怒ったジャバはパルパティーン議長に連絡を取り、通訳ドロイドのTC-70を介して、なぜジェダイはロッタを探そうとしないのかと尋ねた。パルパティーンはジェダイが今まさに任務に取り組んでいる途中だとなだめたが、ジャバは共和国との取り引きはジェダイの働き次第だと告げた。[14]
間もなくジャバの宮殿にやって来たケノービは、オーダー最強のジェダイが目下ロッタを捜索中だと請け合った。ジャバはロッタを助け出すのはもちろんのこと、誘拐犯も(生死問わず)捕まえて自分のもとへ連れてくるよう命じた。ジャバはもしジェダイが任務に失敗した場合、代わりにドゥークー伯爵と分離主義勢力ドロイド軍に救出を依頼すると告げた。ドゥークーがロッタの誘拐の黒幕であることを知らないジャバは、ケノービが去った後、この伯爵を宮殿に迎えた。ドゥークーはテスで撮影したホログラムを犯罪王に見せ、ロッタを誘拐したのはジェダイだと主張した。映像にはスカイウォーカーとタノがロッタの世話をしている様子が記録されていたが、事情を知らない者の目には、ロッタをいじめているように映った。ドゥークーは配下の部隊が既にロッタ救出作戦に取りかかっていると説明し、無事にハットの子を取り戻した後は、分離主義同盟に加わるようジャバに求めた。[14]
その後、ドゥークーのダーク・ジェダイの弟子アサージ・ヴェントレスがジャバに連絡を取り、ジェダイがロッタを殺してタトゥイーンへ向かっていると報告した。ドゥークーは、ジェダイがハット・クランを壊滅させるためジャバも殺しに来たのだと嘘をついた。ドゥークーは自らジェダイを始末すると申し出たが、スカイウォーカーは砂漠での対決を生き残り、ジャバの宮殿にやってきた。しかし、ロッタを連れているアソーカ・タノはスカイウォーカーと離ればなれになっていた。ジャバの手下はスカイウォーカーからライトセーバーを取り上げ、ドゥークー伯爵の主張の真偽を確かめるため謁見の間へ連行した。ジャバがスカイウォーカーの処刑を命じた次の瞬間、タノがロッタを連れて宮殿に到着した。[14]
ジャバは息子との再会を喜んだが、部下にスカイウォーカーとタノの処刑を命じた。しかし、ナブー代表のパドメ・アミダラ元老院議員からメッセージが届いたことで攻撃は中断された。アミダラはロッタ誘拐事件の真相をジャバに報告し、逮捕されたズィロをホログラムの前に連れ出した。ズィロはドゥークーと共謀してジャバやジェダイを欺いたことを認め、許しを求めた。ジャバはズィロがハット・クランによって厳しく処罰されるだろうとアミダラに語り、共和国やジェダイが自分の領域を通過することを許可した。その後、グランド・マスター・ヨーダとクローン軍がジャバの宮殿に到着し、ジャバ・ザ・ハットと共和国の間に同盟関係が成立した。[14]
ズィロを追え[]
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シャドウ・コレクティヴ[]
クローン戦争中、ナブーの戦いで死んだと思われていたシス卿の変節者ダース・モールが活動を再開し、銀河系裏社会の勢力をひとつにまとめ始めた。彼は犯罪同盟を「シャドウ・コレクティヴ」と名づけ、マンダロリアンの過激派デス・ウォッチやブラック・サン、パイク・シンジケートを傘下に引き入れた。彼らは惑星マンダロアを征服するために更なる戦力と物資を求めていた。シャドウ・コレクティヴとハット・クランの間に同盟を結ぶため、モールは弟のサヴァージ・オプレスやデス・ウォッチの指導者プレ・ヴィズラを引き連れてナル・ハッタのハット大評議会を訪れた。モールはハット・スペースの資源を差し出せばハットの命を保証すると申し出たが、評議会は彼の無謀な要求を笑い飛ばした。ハットは賞金稼ぎを使って闖入者を撃退しようとしたが、デス・ウォッチの増援部隊がハットの宮殿を襲撃し、ハットの手下や賞金稼ぎを蹴散らした。
ハット大評議会のメンバーは宮殿から逃走したが、逃げ遅れたオルバはモールに捕えられてしまった。モールはオルバを尋問し、他のハットがどこに逃げたのかを聞き出した。オルバは評議会のメンバーが惑星タトゥイーンのジャバの宮殿にいることを明かしたが、モールはオプレスに命じて用済みになったオルバを始末させた。シャドウ・コレクティヴの軍隊はタトゥイーンへ急行し、あっという間にジャバの護衛部隊を制圧した。モールは謁見の間に押し入り、黙ってシャドウ・コレクティヴの要求を受け入れるようハットたちに命じた。ジャバにはほとんど選択の余地が残されておらず、止むを得ずモールの犯罪同盟に力を貸すことになった。その後、ハットの助力を得たシャドウ・コレクティヴはマンダロアの征服に成功した。モールはヴィズラを蹴落としてマンダロアの新リーダーになったが、元シス・マスターのダース・シディアスが彼の計画に終止符を打った。シディアスはモールやオプレスの再台頭を脅威と捉え、自らマンダロアに赴いてシスの兄弟を倒した。リーダーを失った後、シャドウ・コレクティヴは分離主義勢力の攻撃でバラバラになり、モールの野望は潰えた。
帝国時代[]
ソロの借金[]
クローン戦争終結時、共和国に代わる新国家銀河帝国が誕生し、パルパティーン議長がその皇帝となった。ジャバは帝国時代も違法な活動をつづけ、犯罪王としての影響力を保持していた。この頃、賞金稼ぎのボバ・フェットがジャバのもとで働き、数多くの仕事をこなした。また、ジャバは当時ハン・ソロという名のコレリアンの密輸業者を雇っていた。相棒のチューバッカと共にYT-1300軽貨物船<ミレニアム・ファルコン>を飛ばしていたソロは、ジャバの手下の中で最も腕利きの密輸業者だった。しかしある時、ソロは帝国軍の臨検に出くわし、ジャバから頼まれていた違法な積み荷を<ファルコン>から投棄した。[2] ジャバは失われた積み荷に見合う金を支払うよう求めたが、金が戻ってこないことがわかると、ソロの首に賞金を懸けた。その後ローディアンの賞金稼ぎ、グリードがチャルマンの宇宙港カンティーナでソロを発見したが、返り討ちに遭って命を落とした。グリードの死を知ったジャバは、フェットを伴って自らモス・アイズリー宇宙港へ赴き、ドッキング・ベイ94でソロと対面した。割のいい仕事を見つけたばかりだったソロは、利息付きで必ず借金を返すと約束した。[5] しかし、彼はその後反乱同盟軍の活動に加わったため、結局借金が返済されることはなかった。[15]
帝国との取り引き[]
- 《それにしても…おぬしが気にかける、無敵のデス・スターを破壊した比類なき戦士が、この砂漠の惑星の出身というのは今もって信じ難いな。タトゥイーンのような田舎から偉人が現れるとは》
- ―ダース・ヴェイダーに対し、ジャバ・ザ・ハット[出典]
間もなく、反乱軍は(ソロの助力のもと)帝国のデス・スター・バトル・ステーションの破壊に成功し、ヤヴィンの戦いに勝利を収めた。[5] 帝国はすぐにでも新しい兵器を手に入れる必要に迫られ、コレリアン工業クラスタにあるサイムーン1でジャバの特使と取り引きすることにした。シスの暗黒卿ダース・ヴェイダー(かつてのアナキン・スカイウォーカー)が帝国の代表者に抜擢された。しかし、ジャバの特使が乗る船はハン・ソロたち反乱軍の攻撃チームによってハイジャックされた。反乱軍は、ジャバの部下として知られるハン・ソロを利用して特使に成りすまし、サイムーン1にある兵器廠アルファを襲撃した。兵器工場は破壊され、帝国はヤヴィンに続き大きな痛手を被った。[16]
その後、皇帝はダース・ヴェイダーをタトゥイーンへ派遣し、ジャバとの直接交渉に当たらせた。ジャバに個人的な依頼があったヴェイダーは、予定よりも1日早くタトゥイーンの宮殿に姿を現した。ジャバはヴェイダーがマインド・トリックを使うつもりなのではないかと疑っていたが、ヴェイダーはマインド・トリックはシスのやり方ではないと答えた。ジャバは反乱同盟軍がヴェイダーの首に懸けている賞金を手に入れるため、落とし穴の罠を使うべきか否か一瞬悩んだ。しかし、暗黒卿が罠に気付いていることを悟ったジャバは、結局その選択肢を避けた。話し合いの途中、ジャバはヴェイダーの事を誤ってジェダイと呼んでしまった。するとヴェイダーはライトセーバーを起動し、ジャバの手下たちと争いになった。暗黒卿は警備兵数名を殺害し、ジャバの首をフォースで絞めて脅迫した。ハットの犯罪王は止むを得ずヴェイダーの意向に従うことになった。ようやくジャバが相談に応じる姿勢を見せると、ヴェイダーは腕利きの賞金稼ぎ2名を個人的な任務のために貸してほしいと頼んだ。ジャバは暗黒卿の求めに応じ、ボバ・フェットとウーキーのブラック・クルルサンタンを紹介した。[17]
約束通り、ヴェイダーは次の日に公式な帝国の代表者として再び宮殿にやって来た。ジャバは帝国軍が必要とするあらゆる物資を提供することに同意した。ジャバは皇帝に相応の対価を求めたが、ヴェイダーは報酬の金額の決定権を持つのは帝国だと答えた。ヴェイダーは、もしジャバが帝国の要求に応じなければ、タトゥイーンで権勢を振るうことは出来なくなるだろうと遠回しに脅迫した。ヴェイダーは要求を伝えると宮殿から立ち去ろうとしたが、ジャバは彼を引き止めて晩餐と余興に誘った。ジャバはセール・バージで暗黒卿をもてなし、バンサ狩りを観戦しながらしばらく話し合った。ジャバはヴェイダーに貸した賞金稼ぎが役に立ったかどうかを尋ねた(ヴェイダーはハンターたちにデス・スターを破壊した反乱軍パイロットを生け捕りにする仕事を与えていた)。彼らが腕利きであることを認めた後、ヴェイダーはかつてタトゥイーンに住んでいたオビ=ワン・ケノービ老人に関する情報を求めた。ジャバはケノービが自分にとって喉元の棘のような存在だったと答えた。[16]
犯罪王の最期[]
囚われたハン・ソロ[]
やがてハン・ソロが反乱軍のために戦っているという情報がジャバの耳に届いた。政治的思想や銀河内戦に興味を持っていなかったジャバは、ソロの首に高額の賞金を懸けた。オード・マンテルで賞金稼ぎと遭遇したソロは、ジャバとの問題が解決からほど遠いことを思い出した。[2] ヤヴィンの戦いの3年後、ボバ・フェットは再びダース・ヴェイダーに雇われ、<ミレニアム・ファルコン>を追跡する任務を与えられた。ルーク・スカイウォーカーを生け捕りにしたいと考えていたヴェイダーは、<ファルコン>の乗組員たちを餌として利用し、スカイウォーカーを誘き寄せようと考えていたのである。暗黒卿の期待に応えたフェットは、カーボン冷凍されたハン・ソロを受け取った。[15] フェットはジャバにソロを差し出して賞金を手に入れ、その後もハットのために働き続けた。[18] ジャバは凍結状態のソロを置き物として気に入り、宮殿の謁見の間に飾った。[7] ジャバは知らなかったが、ソロが捕えられて間もない頃から、その友人たちによって救出作戦が計画されていた。そのうちのひとり、ランド・カルリジアンは警備兵に扮して早くからジャバの宮殿に出入りしていた。[7][18]
潜入[]
ソロを救出するため、スカイウォーカーは手始めにアストロメク・ドロイドのR2-D2とプロトコル・ドロイドのC-3POをジャバの宮殿に派遣した。スカイウォーカーはR2にホログラム・メッセージを託し、ソロに関する取り引きをしたいと申し出た。2体のドロイドは親善のしるしとしてジャバに送られ、C-3POは通訳係を、R2-D2はセール・バージの雑用を任されることになった。その後、ジャバはマックス・レボ・バンドの演奏する“ジェダイ・ロック”のパフォーマンスを楽しんだ。演奏の途中、ジャバはトワイレックの踊り子ウーラを床板から地下へ落とし、猛獣ランコアの餌にした。残忍な余興が終わった後、賞金稼ぎのブーシに成りすましたプリンセス・レイア・オーガナが、ウーキーの“囚人”チューバッカを連れて謁見の間に入ってきた。彼女はウーキーを捕まえた報酬として50,000クレジットを要求し、サーマル・デトネーターをちらつかせて犯罪王を脅迫した。ジャバはブーシの度胸を気に入り、取り引きは35,000クレジットで合意に達した。チューバッカが地下牢に閉じ込められた後、オーガナは宮殿の皆が寝静まった頃を狙って謁見の間に忍び込み、ソロを助け出そうとした。[7]
オーガナはソロを解凍したが、すぐにジャバとその手下たちに発見され捕えられた。ソロは借金を3倍にして返すと主張したが、ジャバはもはや聞く耳を持たなかった。ソロはチューバッカと同じ牢屋に入れられ、オーガナは犯罪王の奴隷として鎖につながれた。それからしばらくして、救出チームの最後のひとりであるスカイウォーカーが宮殿にやって来た。ジャバの執事を務めるビブ・フォーチュナはジェダイのマインド・トリックで欺かれ、スカイウォーカーの侵入をやすやすと許してしまった。ジャバはスカイウォーカーの要求を断固として拒否し、床板を開いてランコアの穴へ放り込んだ(その際、ガモーリアンの護衛兵1名が巻き添えになった)。護衛兵はランコアの餌食になったが、スカイウォーカーはこの猛獣を始末してジャバの怒りを買った。一連のできごとの落とし前をつけるため、ジャバはスカイウォーカーとソロ、チューバッカをサルラックの巣で処刑することに決めた。デューン・シーにあるカークーンの大穴に生息するサルラックは、獲物を1,000年かけて消化することで知られていた。[7]
カークーンの大穴の戦い[]
ジャバはLO-KD57<ケタンナ>に大勢の取り巻きとレイア・オーガナを乗せ、カークーンの大穴へ向かった。スカイウォーカーとソロ、チューバッカはジャバの手下が操縦する砂漠用スキッフに乗せられた。処刑場に到着すると、ジャバはC-3POの通訳を通して死刑囚たちの最後の願いを尋ねた。ソロとチューバッカはハットに慈悲など請うつもりはないと宣言した。そしてスカイウォーカーは、自分たちを解放しなければ死ぬことになるのはジャバのほうだと言い放った。ジャバは手下たちと共に死刑囚の強気な発言を笑い飛ばし、処刑の開始を命じた。[7]
スキッフの渡し板の先に立たされたスカイウォーカーは、セール・バージに乗っているR2-D2に合図を送り、預けてあったライトセーバーを受け取った。スカイウォーカーはジェダイの武器で次々とジャバの手下たちを倒し、警備兵に扮していたランド・カルリジアンも乱闘に加わった。ジャバはセール・バージの窓からこの思いがけない事態を見守った。スキッフから落下したジャバの手下たちはサルラックの餌食になり、彼の腕利きの賞金稼ぎだったボバ・フェットも怪獣の口の中へ消えていった。混乱の隙に乗じ、オーガナは<ケタンナ>の操縦パネルを壊して船内を停電させ、彼女を拘束している鎖を使ってジャバの首を絞めた。尻尾を激しく痙攣させた後、ジャバは窒息して命を落とした。[7]
登場作品[]
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 スター・ウォーズ:スマグラーズ・ガイド
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- ↑ スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- ↑ 5.0 5.1 5.2 スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
- ↑ 6.0 6.1 Jabba the Hutt - 公式データバンク
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5 7.6 7.7 7.8 スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
- ↑ 8.0 8.1 クローン・ウォーズ – 邪悪なる計画
- ↑ クローン・ウォーズ – 悪の同盟
- ↑ 10.0 10.1 スター・ウォーズ スーパーグラフィック
- ↑ ボバ・フェット – チャプター2:タトゥイーンの部族
- ↑ スター・ウォーズ アドベンチャーズ:ベイダーの城への帰還
- ↑ 13.0 13.1 スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
- ↑ 14.0 14.1 14.2 14.3 14.4 スター・ウォーズ クローン・ウォーズ(映画)
- ↑ 15.0 15.1 スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
- ↑ 16.0 16.1 スター・ウォーズ:スカイウォーカーの衝撃
- ↑ スター・ウォーズ:ダース・ベイダー
- ↑ 18.0 18.1 反乱軍の危機を救え! レイア姫の冒険